こんな方に読んで欲しい!
- 直帰率の目安が知りたい
- 直帰率と離脱率の違いが知りたい
- 直帰率の改善方法が知りたい
直帰率が高いとSEO上マイナスになると聞いたことがあるでしょうか?
必ずしもマイナスな訳ではありませんが、直帰率の目安と乖離している場合は、改善が必要なこともあるでしょう。
この記事では、直帰率と離脱率の違いや、直帰率の目安・改善方法について解説します。
結論として、直帰率が高く、ページ滞在時間も短いコンテンツは優先的に改善していきましょう。
それでは、本編をどうぞ!
もくじ
1. 直帰率と離脱率の違い

直帰率と離脱率は、どちらもユーザーが離脱した率を表す言葉ですが、最初のページで離脱したかどうかの違いがあります。
- 直帰率:ユーザーが最初に訪れたページだけ訪問して離脱した割合
- 離脱率:ユーザーが最後に訪れたぺージになった割合
では、以下の例では、ページAの直帰率は何%だと思いますか?
答えは50%です。
恐らく66%と勘違いされる方も多いと思います。
3回のセッションでAページのアクセスは3回あり、そのうち2回がページAで離脱しているので勘違いしても仕方ありません。
また、33%と間違える方もいます。
最初にAページだけ訪れて離脱しているのは、3回目のセッションだけだからです。
しかし、直帰率は「ユーザーが最初に訪れたページだけ訪問して離脱した割合」を示すため、最初にAページを訪れたのは1回目と3回目のセッションのうち、Aページだけで離脱したのは3回目だけなので、直帰率は50%となります。
2. 直帰率の目安
2-1. 直帰率が高いことは悪い訳ではない
一般的には、直帰率は低いほうが良いと言われています。
直帰率が高いということは、ユーザーがコンテンツ読んで、悩みが解決しなかったから離脱したと考えられるためです。
しかし一方で、ユーザーがコンテンツを読んで、悩みが完璧に解決したから離脱したとも考えられます。
そのた、離脱率の高さだけでコンテンツの良し悪しは判断できず、「セッション時間」や「検索順位」などを考慮したうえで、ポジティブに離脱率が高いのか、ネガティブに離脱率が高いのかを判断します。
2-2. 直帰率の目安は分野とコンテンツの役割で異なる
直帰率は分野とコンテンツの役割によって異なりますが、Customedialabsの調査によれば、個人ブログの場合は65%~90%が目安とされています。
また平均滞在時間の目安は、1分20秒といわれています。
IBLABの例をみてみましょう。平均ページ滞在時間は3分間、直帰率は86.03%です。
IBLABは、平均滞在時間からすれば平均の1分20秒よりも2倍以上長いため、コンテンツは長めに読まれています。
しかし、直帰率は高めで、特に1位・2位のコンテンツが90%越えの直帰率になっています。
直帰率が90%以上ですが、1位コンテンツは5分18秒、2位コンテンツは4分19秒と滞在時間が長いため、悩みが完璧に解決したコンテンツといえるかもしれません。
3位はトップページなので直帰率が高くなっていますが、11位も55.17%と直帰率が低くなっています。
この記事は内部リンクを張り巡らせた親記事の役割があるため、直帰率が他の記事よりもかなり低くなっています。
3. 直帰率と離脱率の確認方法
直帰率と離脱率はグーグルアナリティクスで確認することができます。
アナリティクスを開いて「ユーザー > 概要」で指定期間内のサイト全体の直帰率を調べることができます。
また、アナリティクスで「行動 > サイトコンテンツ > すべてのページ」から、ページごとの直帰率と離脱率を確認吸うことができます。
問題を抱えるコンテンツがどれか分析することができます。
4. 直帰率を下げる4つの対策
直帰率が高いことが全て悪い訳ではありませんが、ページ滞在時間が短くて離脱率が高いのは改善すべきです。
直帰率をさげる方法として、以下に取り組んでください。
- リード文で対象と結論を書く
- 読みやすいデザインにする
- コンテンツの最後で次のアクションを促す
- ページ速度を速くする
それぞれについて解説します。
4-1. リード文で対象と結論を書く
ユーザーは「タイトル」と「メタディスクリプション」の情報に興味を持ちコンテンツに訪れます。
コンテンツに訪れて最初に読むのがリード文のため、リード文を読んで価値を感じなければ、ユーザーは離脱してしまいます。
検索意図を意識したコンテンツを作り、タイトルとリード文が乖離しないようにつくりこみます。
4-2. 読みやすいデザインにする
ユーザーに読み進めてもらうために、読みやすいデザインにしておくことも大切です。
特にスマホ対応をしておくことは今の時代マストです。
装飾のない文章は読みづらいため、画像・文字装飾・見出し装飾を行いましょう。
4-3. コンテンツの最後で次のアクションを促す
コンテンツの最後には「次に読むおすすめの記事」など、アクションを促す要素をいれることで直帰率は下がります。
コンテンツと関連する別コンテンツの内部リンクが貼ることが重要です。
また、内部リンクはコンテンツの最後だけでなく、文章の途中にいれるのも大切です。
ユーザーが文章を読んでいる途中で疑問をもったタイミングで、それを補足・解説する内部リンクをいれるといいでしょう。
以下の例では、文章の途中でリンクカードを使い「キーワードプランナーの使い方」を解説している記事に内部リンクしています。
リンクカードを使うと、ユーザーの目にとまりやすくなるので、誘導したいコンテンツに使うのはおすすめです。
4-4. ページ速度を速くする
スマホでページ表示するまでに3秒以上かかると、53%が離脱するというデータがあります。
ページ速度は、「EWWW Image Optimizer」「Compress JPEG & PNG images」「Optimize Database after Deleting Revisions」「WP Fastest Cache」などのプラグインを使えば改善できるため、3秒以上かからないように改善していきましょう。
ページ速度の改善方法は、以下の記事をご覧ください。
5. まとめ
この記事では、直帰率と離脱率の違いや、改善方法について解説しました。
直帰率が高いことは必ずしも悪いわけではありませんが、滞在時間が短く、離脱率が高い場合は注意が必要です。
アナリティクスでそれぞれのコンテンツの直帰率を分析し、改善すべきコンテンツから優先的に改善していきましょう。