WordPressの使い方マニュアル|初心者向けのおすすめ設定も解説

こんな方に読んで欲しい
  • WordPressの管理画面(ダッシュボード)の機能がありすぎて使い方がわからない!
  • WordPressをインストールしたばかりだけど、どうやって設定すればいいの?

WordPressの管理画面(ダッシュボード)にはじめてログインしたときに、画面の見方や使い方がわからず混乱した人もいるでしょう。

そこで今回は、そんな方に向けてWordPressの管理画面(ダッシュボード)について、次の3点を解説していきます。

  • WordPress管理画面(ダッシュボード)にログインする方法
  • WordPress管理画面(ダッシュボード)の基本的な使い方
  • WordPress管理画面(ダッシュボード)のおすすめ設定手順

本記事は、管理画面のメニューをそれぞれ解説した後に、おすすめの設定手順を紹介していますが、おすすめの設定手順から知りたい方は目次をタップして読み飛ばしてください。

それぞれのメニューは、画像も使って丁寧に解説していくので、ブックマークをしてマニュアルのように使っていただければ幸いです。

筆者は、WordPress歴7年で、過去30近いサイトを作っています。その経験も踏まえておすすめの設定手順も紹介するので必見ですよ!

それでは、本編をどうぞ!

もくじ

WordPress管理画面(ダッシュボード)のバージョン

今回解説するWordPress管理画面のバージョンは次の通りです。

WordPressバージョン:WordPress 5.8.2

WordPressのバージョンは、次の通り「ダッシュボード」メニューで確認できます。

WordPress 管理画面1

バージョンが違うと、画面が若干変わる可能性があるので予めご了承ください。

この記事もアップデートして、最新バージョンに合わせて解説するように努めます。

WordPress管理画面(ダッシュボード)にログインする方法

まずはWordPress管理画面(ダッシュボード)へログインする方法を解説します。

既に管理画面にログインできている方は、読み飛ばして構いません。

管理画面にアクセスする方法

WordPressにログインするには、サイトの管理画面のURLにアクセスします。管理画面のURLは、初期状態では次の通りです。

「samplesite.jp」には、ご自身で設定したサイトURLを入力します。

▼サイトのURL
http://samplesite.jp/

▼管理画面のURL
http://samplesite.jp /wp-login.php
http://samplesite.jp/wp-admin/

上記のように、サイトURL末尾に「/wp-login.php」「/wp-admin/」を入力すると、管理画面にログインできます。

以下の画面がログイン画面です。「ユーザー名またはメールアドレス」と「パスワード」を入力して「ログイン」ボタンを押しましょう。

レンタルサーバーのログイン情報ではなく、WordPressのログイン情報です!
WordPress ログイン画面1

レンタルサーバーでワードプレスのインストールが済んでも、すぐにワードプレスの設定は反映されません。

URLを検索して次のようなページが開いたら、まだ設定が反映されていませんのでしばらく待ちましょう。

WordPress 無効なURLです。

次のような画面になったらログイン成功です。

WordPress 管理画面2

ログインパスワードを忘れた場合

ログインパスワードを忘れてしまった場合、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」からお進みください。

ユーザー名またはメールアドレスを入力して「新しいパスワードを取得」ボタンを押すと、登録したメールアドレス宛にパスワード再発行のメールが送られてきます。

WordPress 管理画面3

WordPress管理画面(ダッシュボード)の基本的な使い方

WordPressの管理画面(ダッシュボード)の基本的な使い方について解説します。

管理画面は大きく分けて「❶ヘッダーメニュー」「❷メニュー」「❸操作画面」の3つで次の通り構成されています。

WordPress 管理画面4

「❶ヘッダーメニュー」は、ショートカットメニューのようなものです。主に使うのは、家マークの右にあるサイト名で、これをクリックするとサイト画面に遷移します。

基本的には「❷メニュー」の中から項目を選んで、「❸操作画面」に出てきた画面で、記事作成や設定を行う流れです。

これ以降は、❷メニューの構成と内容を中心に解説していきます。

管理画面(ダッシュボード)のメニューの項目と内容

メニューはテーマやプラグインによって変わりますが、初期設定では次のメニューがあります。

メニューの構成
  • ダッシュボード
  • 投稿
  • メディア
  • 固定ページ
  • コメント
  • 外観
  • プラグイン
  • ユーザー
  • ツール
  • 設定

それぞれの項目について解説します。

ダッシュボード

WordPress 管理画面 ダッシュボード

ダッシュボードは、WordPressの管理画面の一部で、いろいろな情報・お知らせが掲載されています。ダッシュボードは管理画面のことだと思って差し支えありません。

ダッシュボードのサブメニューは「ホーム」と「更新」に分かれます。

  • ホーム:お知らせや概要などが表示されます。
  • 更新:WordPress、テーマ、プラグインの更新管理画面です。

WordPressのアップデート情報や、サイトの健康状態(ヘルスステータス)の成績が一目で確認できるので、お知らせには目を光らせておきましょう。

投稿(※もっとも使います)

WordPress 管理画面 投稿

投稿は、ブログ記事を作成するメニューです。

お知らせ情報ブログ記事を作成する際に使うので、もっともよく使うメニューです。

サブメニューには「投稿一覧」「新規追加」「カテゴリー」「タグ」の4種類があります。

  • 投稿一覧: 作成済みの投稿一覧画面です。投稿の追加・編集・削除などができます。
  • 新規追加:新しい投稿が追加できます。
  • カテゴリ―:投稿のカテゴリ―を追加・編集・削除できます。
  • タグ:投稿のタグを追加・編集・削除できます。

WordPressインストール直後は「Hello World!」という投稿がありますが、そのまま残しておく意味はないので削除しましょう。

カテゴリ―とタグの使い方や違いがわからない方は、こちらのページを併せてご確認ください。

参考:カテゴリーとタグの違いとは?SEOを意識した正しい使い方解説

投稿画面の詳細な使い方は、別の記事で解説します!

メディア

WordPress 管理画面 メディア

メディアは、画像や動画・音声ファイル、pdfファイルなどのファイル類を管理するメニューです。

メディアファイルの追加、編集、削除などができます。

サブメニューには「ライブラリ」「新規追加」の2種類があります。

  • ライブラリ: 画像などのファイル類を一覧画面です。メディアの追加・編集・削除などができます。
  • 新規追加:新しいメディアが追加できます。

固定ページ

WordPress 管理画面 固定ページ

「固定ページ」は、「会社情報」「お問い合わせ」など通常の投稿とは異なるページを作成する際に使います。

ページ作成の機能は投稿とほぼ同じですが、投稿と違って記事一覧には表示されません。

  • 固定ページ一覧: 作成済みの固定ページ一覧画面です。投稿の追加・編集・削除などができます。
  • 新規追加:新しい固定ページが追加できます。

投稿との違いや、固定ページを作るときの注意点は、次の記事で確認できます。

参考:ワードプレスの固定ページとは?投稿ページとの違いや注意点について解説!

コメント

WordPress 管理画面 コメント

コメントは、投稿された記事に対して読者から寄せられたコメントを管理するメニューです。

承認したコメントやスパムコメントなど状況ごとに管理もできます。

コメントにスパムが来ると削除が大変なので、私は基本的にコメントは非表示にしています。

外観

WordPress 管理画面 外観
WordPress 管理画面 カスタマイズ

外観は、サイト全体のデザインを設定するメニューです。

WordPressインストール直後は、かなり多用するメニューですよ。

サブメニューには「テーマ」「カスタマイズ」「ウィジェット」「メニュー」「背景」「テーマエディター」などの種類があります。

  • テーマ:サイト全体のデザインを決めるWordPressテーマの設定ができます。
  • カスタマイズ:テーマカスタマイザーでサイト全体の色や、メニューやウィジェットの配置、トップページのデザインなどができます。
  • ウィジェット:サイドバーや記事の上や下に配置するウィジェット(ショートカット)が設定できます。
  • メニュー:メインメニューやフッダーメニューが設定できます。
  • 背景:サイト全体の背景画像が設定できます。
  • テーマエディター:テーマのテンプレートファイル(php、cssなど)が編集できます(上級者向けの設定です)。

ウィジェット・メニュー・背景はカスタマイズでも設定できるため、基本的にカスタマイズを一番使います。

カスタマイズは、公開されているページをプレビューしながら画面デザインができます。

プラグイン

WordPress 管理画面 プラグイン

プラグインは、お問い合わせ機能やセキュリティ機能などWordPress自体にはない機能を追加することができます。

サブメニューには「インストール済みプラグイン」「新規追加」「プラグインエディター」の3種類があります。

  • インストール済みプラグイン:インストールが済んでいるプラグインの更新や停止、削除ができます。
  • 新規追加:プラグインの新規追加ができます。
  • プラグインエディター:プラグインのファイル(php、cssなど)を編集する画面です(上級者向けの設定です)。

プラグインは数万の種類がありますが、必要なのは最低6種類です。

必要な6種類のプラグインは、以下の記事で紹介しています。

参考:【厳選】ワードプレスに必要なプラグインはこれだけ!おすすめ6選を紹介

ユーザー

WordPress 管理画面 ユーザー

ユーザーは、WordPressにログインできるユーザーを管理する機能です。

サブメニューには「ユーザー一覧」「新規追加」「プロフィール」の3種類があります。

  • ユーザー一覧:登録済みのWordPressユーザー情報の一覧画面です。既存ユーザーの編集・削除が行えます。
  • 新規追加:WordPressユーザーの新規追加ができます。
  • プロフィール:自身のプロフィールが設定できます。

ユーザーは、「管理者」「編集者」「投稿者」「寄稿者」「購読者」の5つの権限があります。

権限によって、メニューや操作画面で開放されている範囲が異なります。

私はライターに記事を委託する場合は、投稿者や寄稿者などの権限を与えています。

ツール

WordPress 管理画面 ツール

ツールは、投稿や固定ページのデータファイルをインポートやエクスポートしたり、移行用のツールをインストールすることができる機能です。

サイトを移行する際や、情報を出力する際に使うことができます。

サブメニューには「利用可能なツール」「インポート」「エクスポート」「サイトヘルス」「個人データのエクスポート」「個人データの消去」があります。

  • 利用可能なツール:現在利用可能なツールが一覧表示できます。
  • インポート:WordPressにデータをインポートするための設定ができます。
  • エクスポート:WordPressからデータをエクスポートするための設定ができます。
  • サイトヘルス:WordPressの簡易診断ができます。
  • 個人データのエクスポート:個人データを収集するプラグインを使っている場合、収集した個人データをエクスポートするための設定ができます。
  • 個人データの消去:個人データを収集するプラグインを使っている場合、収集した個人データを消去するための設定ができます。

設定

WordPress 管理画面 設定

設定は、サイト名やURL、コメント許可やパーマリンクなどの設定ができる機能です。

WordPressインストール直後の初期設定で使う重要なメニューですよ。

サブメニューには「一般」「投稿設定」「表示設定」「ディスカッション」「メディア」「パーマリンク」「プライバシー」があります。

  • 一般:サイトタイトルやキャッチフレーズ、サイトURL、タイムゾーン等の設定ができます。
  • 投稿設定:更新情報サービスなど投稿に関する設定ができます。
  • 表示設定:ホームページの表示やインデックス設定等ができます。
  • ディスカッション:コメント許可や、コメント内容、NGキーワードの設定等ができます。
  • メディア:メディアの表示サイズが設定できます。
  • パーマリンク:パーマリンクの設定ができます(初期設定で必須設定です。)
  • プライバシー:プライバシーページの設定ができます

管理画面(ダッシュボード)のおすすめ設定手順

WordPress 設定

WordPressインストール直後は、次のような手順で設定することがおすすめです。

WordPressサイトを今まで30個程度作ってきた経験をもとに、もっとも効率のいいやり方を解説しますね。

手順1. 設定メニューで基本的な設定をする

まず、WordPressをインストールしたら「設定」メニューから基本的な設定を済ませます。主に行う設定は次の通りです。

  • 一般:キャッチフレーズを空欄にする、WordPressアドレスとサイトアドレスを常時SSL化する
  • 投稿設定:更新情報サービスを追加する(任意)
  • ディスカッション:不要であればコメントを削除する
  • パーマリンク:変更する。投稿名がおすすめ

これらの設定は、最初だけ行って後は変更しません。

また、間違えるとサイトのセキュリティやSEOに影響してくるところなので、慎重に進めましょう。

詳しいやり方は、「【図解】WordPress導入直後に行うべき初期設定の7項目を解説!」の記事に書いています。

手順2. WordPressテーマをインストールする

つづいて、「外観」メニューの「テーマ」からWordPressテーマをインストールして有効化します。

おすすめのWordPressテーマは「AFFINGER6」ですが、ご自身で使いたいテーマを使うといいでしょう。

こちらも詳しい設定の仕方は、「【図解】WordPress導入直後に行うべき初期設定の7項目を解説!」の記事に書いています。

手順3. プラグインを設定する

つづいて、「プラグイン」メニューの「新規追加」からプラグインをインストールして有効化します。

プラグインによっては、設定が必要なプラグインもあるので、先に進めましょう。

【厳選】ワードプレスに必要なプラグインはこれだけ!おすすめ6選を紹介」の記事にも書いていますが、プラグインは6個~15個程度で十分です。

必要以上にインストールするとサイトが重くなってしまいますよ。

手順4. 固定ページで必須となるページを作成する

「固定ページ」メニューの「新規追加」からサイトに必須となるページを固定ページで作成していきます。

「会社概要・運営者概要」「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」などを固定ページで作っておくといいでしょう。

固定ページは、のちほどメニューを設定する際に使うので先に作ったほうが楽です。

固定ページ画面の使い方は、「ワードプレスの固定ページとは?投稿ページとの違いや注意点について解説!」の記事に書いています。

手順5. カスタマイズでデザインをいじる

「外観」メニューの「カスタマイズ」からサイトのデザインをいじっていきます。

サイトのデザインは色味、フォント、トップページの画像、メニュー、ウィジェットなど様々な設定ができます。

カスタマイズは、使用しているテーマによってかなり操作項目が変わるので、各テーマのマニュアルを見ながら進めるといいですよ。

カスタマイズは、プレビュー画面を見ながら色々いじってみるといいですよ!

手順6. カテゴリ―やタグを設定しておく

いよいよ「投稿」メニューから記事を書き始める準備をしていきます。

まずは「カテゴリー」や「タグ」を先に作っておくといいでしょう。特にカテゴリ―は必須なので、必ず準備しておきましょう。

カテゴリ―をしっかり決めておくと、整った構造でサイト設計が進められるため、早く成果が出ますよ!

参考:カテゴリーとタグの違いとは?SEOを意識した正しい使い方解説

ここまで完了したら、いよいよ記事を書いていきましょう!

WordPress管理画面(ダッシュボード)はテーマとプラグインによって変わる

WordPress管理画面は、テーマとプラグインを有効化していくことでメニューが増えていきます。

WordPress 管理画面 メニュー

テーマやプラグインによっては設定が必要になるので、それぞれのテーマやプラグインを調べて設定を済ませましょう!

インターネットビジネスラボでは、「WordPressプラグイン」のカテゴリ―で様々なプラグインの設定方法を解説していますよ。

まとめ

今回は、WordPress管理画面(ダッシュボード)の使い方について解説してきました。

本記事の要約
  • 管理画面(ダッシュボード)は、「メニュー」から項目を選んで「操作画面」で記事作成や設定を行う
  • WordPressの初期設定は6つの手順で進めるのがおすすめ
  • WordPressテーマやプラグインによって「メニュー」が追加される

WordPress管理画面(ダッシュボード)は、WordPressでブログを続ける限り使うものなので、早目に覚えてしまいましょう!

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