- ブログでどんなジャンルを選べばいいの?
- ブログをはじめたけど、この方向性でいいのか不安…
稼ぎやすいブログのジャンルってある?
あります!「稼ぎやすいジャンル」と「稼ぎにくいジャンル」。
正直にいえば、ジャンル選びの時点でほぼ勝敗は決まっているため、ブログのジャンルを間違えた時点で努力の無駄になってしまいます。
今回の記事では、具体的なブログジャンルの決め方について解説します!
これからブログをはじめる方も、成果がでずに不安な方も、一読の価値がありますよ!
ブログで稼ぐなら特化ブログ一択
ブログを大きくわけると、さまざまなジャンルを扱う「雑記ブログ」と、特定ジャンルに絞って扱う「特化ブログ」の2種類にわけられます。
結論として、稼ぐなら「特化ブログ」更にいうなら、特化ブログを極限まで特化させた「超特化ブログ」として作ることがかなり重要です。
雑記ブログが稼ぎにくい理由
雑記ブログとは、特定のジャンルにこだわらないタイプのブログです。
食・旅・車など一つのブログの中で、関連性のないジャンルを複数扱います。
雑記ブログは、幅広いジャンルを扱うため、ブログ全体の専門性が低くなり、情報の説得力が低くなります。
情報の専門性や権威性は、SEOの重要な評価項目のため、雑記ブログは検索上位に上がりにくくなってしまうのです。
雑記ブログで収益化できるのは、有名人やインフルエンサーなど、その人自身に一定数のファンがいる場合です。
そのため、大半の人は当てはまらないでしょう。
特化ブログが稼ぎやすい理由
特化ブログとは、特定のジャンルのみを取り扱うブログです。
「食」「旅」「車」など特定のジャンルに絞って、それに関連する記事を書いていきます。
ジャンルを絞るため、ブログ全体としてのまとまり、専門性が高く見えるのがポイントです。
前述のとおり、専門性はSEOの評価項目のため、特化ブログは検索上位に表示されやすくなります。
なので、収益化を目的とするなら、複数のジャンルを扱わずに1つに絞るといいでしょう。
どうしても複数のジャンルを扱いたいなら、もうひとつ別のブログをつくりましょう!それくらいジャンルを絞ることは大切です!
特化ブログよりも超特化ブログがおすすめ
さきほど例に出した「食」「旅」「車」は、実はまだまだ全然特化しきれていません。
より細かいジャンルに特化していくことが、収益化には有利です。
例えば、「食」といっても、和食・フレンチ・イタリアンなどの国別の切り口、肉・魚・野菜・豆などの切り口、おうちごはん・外食・コンビニ飯などの切り口などがありますね。
また「コンビニ飯」も、おにぎり・サンドイッチ・ホットスナックなど分類することができます。
イメージだと、30~50記事で完結するような広さのジャンルがおすすめです。それよりも書きたい記事が多い場合は、もっとジャンルを絞り込めないか再考しましょう。
特化ブログのジャンルの決め方
ブログの収益化には、特化ブログにすることが大切ですが、どんなジャンルに特化するかが非常に重要です。
特定のジャンルに特化させても、全くニーズのないジャンルだったり、収益化しづらいジャンルだったら意味がありませんよね。
そこで、特化ブログのジャンルを決める際には、次の3つのポイントを満たしているか事前に確認しましょう。
- 2,000円以上のアフィリエイト案件があるジャンル
- ブログへのアクセスが見込めるジャンル
- 30~50記事で完結する広さのジャンル
2,000円以上のアフィリエイト案件があるジャンル
アフィリエイト案件の単価はピンキリです。
中には10円、100円のような安価なものから、1万円以上の案件もあります。
収益化を目的にするなら、安価なアフィリエイト案件しかないジャンルは避けるべきです。
特に、「広告がないジャンル」や「広告に結びつけにくいジャンル」を選ぶのは最悪です。
どのような広告が存在しているかは、A8.netやAfbなどのASP会社で確認できます。
ブログに掲載できる広告が、ジャンル別に分けられているので、書いてみようと思うジャンルにはどのような広告があるのかを確認しておきましょ
ブログへのアクセスが見込めるジャンル
ブログの収益は、「アクセス数 × 成約率 × 単価」で決まるので、アクセスが見込めるジャンル選定も重要です。
どのくらいのアクセスが見込めるかは、キーワードプランナーを使えば予測できるので、ジャンル決める前にアクセス数を計ってみましょう。
例えば、2,000円単価で50件成約すれば10万円のアフィリエイト報酬になりますね。100件アクセスがあって50件成約は流石に無理ですが、1,000件アクセスがあって50件成約であれば可能性がありますね。
30~50記事で完結する広さのジャンル
特化の明確な基準はありませんが、例えば「食」だけを扱うのであれば、特化しているといえます。
ただし、「食」だとまだまだ範囲が広く、ブログの専門性が低くなってしまうので、次のようにジャンルを狭めていきます。
食→和食→和食→発酵食品→納豆→ひきわり納豆 と扱うジャンルを狭めてみました。
ブログのジャンル選びの注意点
前述したジャンルの決め方に加えて、以下の5点にも注意しましょう。
- 「書きやすいジャンル」よりも「稼げるジャンル」を選ぶ
- 物販は広告単価が低い
- YMYLジャンルは避ける
- 化粧品や健康食品ジャンルでは薬機法を意識する必要がある
- 稼げるジャンルは資金力のある企業が本格的に取り組んでいる
適当にブログのジャンルを選んでしまうと、ブログが収益化できるまで時間がかかります。
数年かけてブログに取り組んでも、利益が月に10,000円も出なくて挫折する人も多いです。
焦ってブログのジャンルを決めるのではなく、しっかり時間をかけて分析し、書き始めることをおすすめします。
「書きやすいジャンル」よりも「稼げるジャンル」を選ぶ
「書きやすいジャンル」「好きなジャンル」と「稼げるジャンル」は必ずしもイコールではありません。
稼ぐことが目的なのであれば、書きやすいジャンルや好きなジャンルから選ぶのではなく、前述のとおり高単価案件のあるジャンルから選ぶことが重要です。
物販は広告単価が低い
大半のジャンルでアフィリエイトできるのが物販ですが、物販ジャンルは報酬がかなり低いです。
ここで指す物販とは、Amazonや楽天市場といったオンラインショップを介した物販です。
紹介料率が2%~5%程度なため、5,000円の商品を販売しても、せいぜい100円~200円程度ほ報酬です。
YMYLジャンルは避ける
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略です。直訳すれば「あなたのお金」か「あなたの人生」です。
人の生活や人生と密に関わる「金融」「医療」のようなジャンルは、他のジャンルと比べると難易度がグッと上がります。
命に係わる病気について、専門医が書く記事と、いちブロガーの書く記事だったら、内容の信頼性は天と地ほどありますよね。
このようにYMYLジャンルは、「誰が」記事を書いているかが、検索順位に大きな影響を与えてしまうため、避けるべきでしょう。
YMYLジャンルには明確な定義がありません。人の生活や人生への影響力が大きいジャンルほど、「誰が」書いたかの重要度が増してきます。
YMYLについては「SEOの原則とは?E-A-TとYMYLの正しい知識と対策方法を解説」で詳しく解説しています。
化粧品や健康食品ジャンルでは薬機法を意識する必要がある
化粧品や健康食品ジャンルでは薬機法を意識する必要があります。
薬機法に違反する表現を用いて記事を書けば、逮捕される可能性もあるので注意しておきましょう。
2020年6月、医薬品と承認されていないにもかかわらず、タンポポ茶に抗ウィルス効果があると宣伝したとして健康食品会社の代表が逮捕されています。
参考:「抗ウイルス」とタンポポ茶を宣伝した疑い、2人を逮捕 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
広告表現に関して、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)には、以下のように定められています。
66条 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。
2 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の効能、効果又は性能について、医師その他の者がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告し、記述し、又は流布することは、前項に該当するものとする。
3 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品に関して堕胎を暗示し、又はわいせつにわたる文書又は図画を用いてはならない。
67条 政令で定めるがんその他の特殊疾病に使用されることが目的とされている医薬品又は再生医療等製品であって、医師又は歯科医師の指導のもとに使用されるのでなければ危害を生ずるおそれが特に大きいものについては、厚生労働省令で、医薬品又は再生医療等製品を指定し、その医薬品又は再生医療等製品に関する広告につき、医薬関係者以外の一般人を対象とする広告方法を制限する等、当該医薬品又は再生医療等製品の適正な使用の確保のために必要な措置を定めることができる。
2 厚生労働大臣は、前項に規定する特定疾病を定める政令について、その制定又は改廃に関する閣議を求めるには、あらかじめ、薬事・食品衛生審議会の意見を聞かなければならない。ただし、薬事・食品衛生審議会が軽微な事項と認めるものについては、この限りではない。
68条 何人も、第14条第1項、第23条の2の5第1項若しくは第23条の2の23第1項に規定する医薬品若しくは医療機器又は再生医療等製品であって、まだ第14条第1項、第19条の2第1項、第23条の2の5第1項、第23条の2の17第1項、第23条の25第1項若しくは第23条の37第1項の承認又は第23条の2の23第1項の認証を受けていないものについて、その名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告をしてはならない。
参考:薬機法|e-GOV法令検索
また、Yahoo!広告においても掲載する記事の広告審査を厳しくしており、以下のような広告を「重大な違反表現」としています。
・明らかな虚偽、誇大広告
参考:違反実績をふまえた広告審査開始のお知らせ(2021/2/8適用開始) – Yahoo!広告
・重大な健康被害の恐れのあるもの
・その他「Yahoo! JAPAN 広告掲載基準」への重大な違反と当社が判断する表現
薬機法に違反する記事を書けば自身が逮捕されたり、ASPなどの広告を提供する会社から広告の利用を停止されたりする恐れがあります。
ブログで稼ぐことを意識しすぎて、薬機法に違反するような虚偽あるいは誇大な表現を用いることは止めておきましょう。
稼げるジャンルは資金力のある企業が本格的に取り組んでいる
ブログやサイトで稼ごうとするのは、個人だけではありません。
資金力のある企業が、多額の広告費と人材を投入してサイト運営しています。
記事を書くライターに編集者、校正者、構成企画、記事装飾、SEOなど、多くの手間と時間とお金をかけてひとつの記事を作り上げるわけです。
個人のブログはすべての工程を一人でおこなう必要があるので、書ける記事の本数には限界があります。
狙っているジャンルに関するキーワードで検索したときに、検索上位に企業が多い場合は、厳しい戦いになることを覚悟しておきましょう。
稼げるブログジャンル3選
では実際に稼げるジャンルはどのようなものでしょうか?
さっそく結論ですが、高単価で一般的に稼げると言われているブログジャンルは、以下の3つです。
- 転職・副業
- クレジットカード
- 投資
このジャンルは、企業も本格的に取り組んでいます。
そのため「転職」という単語でGoogle検索の上位に表示させることはまず無理です。
そんな中で、あなたのブログで必要なのは「あなたのリアルな体験(一次情報)」です。
例えば、求人サイトを実際に使って感じたこと、どのように転職を成功させたのか、複数の求人サイトを使ってわかったこと、求人サイトとエージェントサービスとの違いなど、リアルな体験から書かれる濃い記事は、Googleからも読者からも評価されます。
転職・副業
転職・副業ジャンルは、常に需要のあるジャンルです。
転職する場合は、ほとんどの人がネットの求人サイトで仕事を探すか、転職エージェントを経由して求人を紹介してもらいます。転職は収入かかわる問題なので、読者も真剣に記事を探して読む傾向にあります。
また副業は、政府の働き方改革や厚生労働省の副業・兼業の推進により注目されているジャンルです。
コロナの影響で失業して転職先を探す人や、労働環境を変えるために転職を希望する人が増加しているようです。
また、経済的な不安から本業以外の収入を確保するために副業を検討している人も増加しています。
クレジットカード
クレジットカードは、広告の中でも報酬が高い傾向にあるジャンルです。
クレジットカードを1件成約させるだけで数千円から1万円以上の報酬が期待できます。
実際にどのくらいの報酬が得られるのかはASP会社の広告を見て確認してみましょう。
高単価な広告収入目当てにクレジットカードジャンルに挑戦する人は非常に多いようです。
競争が激しいので短期間で成果を出すことは難しいです。こちらもやはり、あなたの体験を織り交ぜてオリジナルのコンテンツ(記事)を書くことができれば、十分に稼ぐことができます。
投資
投資ジャンルは、株式投資やFX、仮想通貨、不動産投資など幅広い分野があり、どれも広告報酬が高い傾向にあります。
お金を稼ぎたいという目的の読者が多いので、記事の内容と広告をうまく結び付けられれば成約率が高くなります。
お金に関する内容なので、記事の内容以上に誰が記事を書いたのかという記事の信頼性が重視されます。
読者に信頼してもらうために、「本業の仕事内容や実績、所有する資格などを公表して、顔出しでブログを書いている」という方もいます。でも、ちょっと抵抗がありますよね。
そんな時は、自分の成果を出しましょう。
1日500円でも1,000円でも構いません。画面キャプチャと一緒にその日その日の利益を載せていくことで、顔を出さなくても少しずつ信頼が得られます。
信頼度が高まれば「始めてみようかな?」と思う読者も出てくるのです。
ただし投資系は、YMYLジャンルに該当する恐れがあるので、投資ジャンルの中でもYMYLから遠い分野を選ぶといいでしょう!
まとめ
ブログのジャンル選びは、ブログの収益に直結する非常に重要な要素です。
選んだジャンルによっては、努力してブログに記事を書いたのに、思ったように稼げない場合もあります。
ブログのジャンルを決めるときには、つぎの3点に合致するかをあらかじめ確認しましょう。
- 2,000円以上のアフィリエイト案件があるジャンル
- ブログへのアクセスが見込めるジャンル
- 30~50記事で完結する広さのジャンル
ブログをはやく書き始めたい気持ちはわかりますが「備えあれば憂いなし」精神で、ジャンル選ぶに時間をかけて準備しましょう。