こんな方に読んで欲しい!
- キーワープランナーの使い方を知りたい
- キーワードプランナーで月間平均検索ボリュームを調べたい
- キーワードプランナーを使ってキーワード選定をおこないたい
記事を書くとき、あなたは何を意識して書いていますか?
これ、めちゃくちゃ大事です。「何を意識して書くか。」
もちろん、1番意識すべきは「読者」です。
僕も、今、この記事を読んでいるあなたを意識して書いています。
あなたが何を欲しているか。それの答えをきちんと伝えるために、意識して書いています。
そして、それと同じくらいに「キーワード」を意識して書いています。
Googleなどで検索の上位に表示されるには、このキーワードが重要な要素の1つなのです。

それを調べることができるのが、「キーワードプランナー」です。
キーワードで迷ったら、キーワードプランナーを使ってみましょう!
ということで、この記事では、
- キーワードプランナーでできること
- キーワードプランナーの使い方
- 月間平均検索ボリュームの味方と注意点
などについて、徹底解説します!
1. キーワードプランナーでできること
キーワードプランナーは、Google 広告(旧Google AdWords (アドワーズ))の1つの機能として、Googleが無料で提供しているツールです。
本来は、広告を出稿する時に利用するツールです。
ただ、市場規模を知るという意味では記事の執筆にも使うことができます。
記事を執筆する際は、以下の2つを確認しましょう!
- 指定したキーワードの「月間平均検索ボリューム」
- 指定したキーワードの「関連キーワード」
1-1. 月間平均検索ボリュームとは?
月間平均検索ボリュームとは、指定したキーワードが、月に何回くらい検索されているかをざっくり表しています。
例えば、インターネットビジネスラボのキーワードである「ブログ収益化」で検索してみると、以下のような結果になりました。
「ブログ収益化」で検索すると、月間平均検索ボリュームは「1000~1万」でした。
関連性の高いキーワードでは、「はてな ブログ収益化」は1000~1万、「アメブロ 収益化」は100~1000などがあることがわかります。
月間平均検索ボリュームの数値が大きい場合、検索している人が多い、つまり需要が高いキーワードであることを意味します。
逆に、月間平均検索ボリュームの数値が小さければ、需要が少ないキーワードということになります。
Google広告を利用して広告を出稿していれば、もっと細かい数値で確認することができます。
Google広告を利用していない場合は、以下のように7段階でざっくりで表示されます。
- 100万以上
- 10万〜100万
- 1万~10万
- 1,000~1万
- 100~1,000
- 10〜100
- 0~10
記事を書くためのキーワード調査は、最初はこのざっくり表示で十分です。
1-2. 競合性とは?
競合性は、「低」「中」「高」の3段階で表示されます。
競合性が「高」と表示されているキーワードは、Google広告で広告を出稿している人が多いキーワードです。
広告を出稿している人が多い = お金を出しても集客したい
お金を出しても集客したい = 収益性の高いキーワード
と考えることができます。
例えば、「クレジットカード」でキーワード調査を行うと、月間平均検索ボリュームは「10万~100万」、競合性は「高」と表示されます。
ちなみに、クレジットカードのアフィリエイトでは、1件の成約で1~2万円の報酬がある案件もあります。
つまり、多くの人がその報酬を得たいと考え、多くの人が広告を出しているため、競合性が「高」になっています。
また、広告は出していなくても、高額報酬の案件は多くの人がアフィリエイトの記事を書いています。
つまり、競合性が「高」のキーワードは、競合するアフィリエイト記事が多いということです。
最初のうちは、競合性が「高」のキーワードは避けましょう。
ここに注意!
競合性が「低」だからといって「競合する記事が少ない」、「検索での上位表示が簡単にできる」とは限らないので、間違わないようにしましょう。
あくまでも『「高」であれば避ける』ということです。
2. 月間平均検索ボリュームを調べて使おう!
2-1. 月間平均検索ボリュームの調べ方
まず、キーワードプランナーのページを開き、Googleアカウントでログインしましょう。
右上の「ログイン」をクリックします。
「新しいキーワードを見つける」をクリックします。
キーワードを入力して、エンターキーで決定し、「結果を表示」をクリックします。
キーワードの調査結果が表示されます。
2-2. 月間平均検索ボリュームで「市場規模」を把握する
月間平均検索ボリュームを確認することで、キーワードの市場規模が分かります。
- 月間平均検索ボリューム : 100万以上、10万〜100万
→市場規模は非常に大きいです。ビックキーワードと言われる部類のキーワードです。このキーワードで検索上位を狙うのは、さまざまな対策を行ったとしても至難の業です。 - 月間平均検索ボリューム : 1万~10万、1000〜1万
→市場規模は中程度です。このキーワードで書いた記事(1記事)だけで検索上位を狙うのは難しいので、関連キーワードを使った記事をいくつか執筆し、内部リンクを張る形で対策していくことになります。 - 月間平均検索ボリューム : 100~1000
→市場規模は小さめです。ロングテールキーワードと言われる部類のキーワードです。市場規模が小さいので爆発的な集客を見込むことはできませんが、こうしたキーワードで書かれた記事を増やすことで、ブログ自体の評価の底上げを行うことができます。 - 月間平均検索ボリューム : 10〜100、0~10
→市場規模は非常に小さいです。このキーワードで記事を書いても、検索ボリュームがない(=つまり、ほぼ誰も検索していない)ので、このキーワードでの執筆はお勧めしません。
ブログを始めたあなたがまず狙うべきは、「月間平均検索ボリューム:100~1000」です。
月間平均検索ボリュームが「100~1000」のキーワードであれば、大規模なサイトの記事と競合する可能性が低くなります。つまり、比較的、上位表示させやすいということになります。
ここに注意!
あとでも書きますが、
- 月間平均検索ボリュームが少ない ⇒ 競合となる記事が確実に少ない、ということではない
- 月間平均検索ボリュームが少ない ⇒ 検索上位表示が簡単、ということではない
ことを覚えておいてください。
まずは少しずつでも読者を獲得することが大切です。
「ロングテールキーワード」と言われる部類のキーワード、つまり月間平均検索ボリュームが「100~1000」のキーワードで、まずは50記事を目標に執筆を進めましょう!
3. 月間平均検索ボリュームの注意点
月間平均検索ボリュームを確認する時には以下の2点に注意しておきましょう。
- 上位表示できるかの目安にはならない
- 類似キーワードを含めて検討する
具体的にどのようなことに注意すべきなのかを解説します。
3-1. 上位表示できるかの目安にはならない
キーワードプランナーで表示される月間平均検索ボリュームから分かることは、あくまでも「キーワードが過去に検索された回数」だけです。
つまり、「月間平均検索ボリューム」を見ることで、市場規模はなんとなくわかります。
しかし、月間平均検索ボリュームが小さい(=市場規模が小さい)からと言って、競合となる記事が少ないとは限らないのです。
- 競合となる記事が多いか、少ないか
- それらの記事の良し悪しについて
は、「月間平均検索ボリューム」ではわかりません。
検索結果の上位に表示できるかどうかは、「月間平均検索ボリュームの大小」ではなく「競合する記事の数と質」で決まります。
狙うキーワード候補は必ず検索し、競合となる記事の数や質を調査しましょう。
月間平均検索ボリュームが「100~1000」だとしても、大型Webサイトが上位を占めるようなキーワードは、狙わないようにしましょう。
また、月間平均検索ボリュームが大きいから稼ぎやすいということでもないので注意しておきましょう。
3-2. 類似キーワードを含めて検討する
キーワードプランナーで表示される「月間平均検索ボリューム」は、類似したキーワードを加味していません。
例えば、以下のような検索キーワードは、求めている情報はほとんど同じですよね。
- SEO 本
- SEO おすすめ 本
- SEO対策 書籍
検索キーワードが異なっても、ユーザーの検索意図が同じであれば、検索結果として上位に表示される記事はほぼ同じです。
Googleは、そのあたりも考慮して検索結果を返します。
検索意図が同じ、もしくは近いキーワードは、月間平均検索ボリュームは合算して検討する必要があります。
キーワードの月間平均検索ボリュームではなく、検索意図ごとの月間平均検索ボリュームを意識することが重要です。
4. まとめ
キーワードプランナーは、キーワード選定に役に立つツールです。
「月間平均検索ボリューム」で市場規模を把握することができます。
ブログを始めたばかりの方は「ロングテールキーワード」と言われる「100~1000」くらいのキーワードを狙って、ひとまず50記事を目標に書いてみましょう。
ただし、『「月間平均検索ボリューム」が小さいから、競合が少ない』というわけではありません。
候補キーワードは必ず検索して、
- 大規模サイトが上位を占めていないか
- 競合の多さ
- それらの記事の質の良し悪し
を自分の目で確認することが大事です。
ブログの収益化は、簡単に結果が出るたぐいのものではありません。
確実に記事を増やし、少しずつでも読者を獲得していくことが成功への唯一の道です。地道なキーワード選定・調査が積み重なって結果が出るものですので、無理をせず、しかし根気強く続けていきましょう!