- webサイトのアクセス解析方法が分からない!
- webサイトのアクセス解析ツールのそれぞれの違いを知りたい!
WEBサイトのアクセスを伸ばすには、「どれくらいアクセスがあるのか」「どこでユーザーが離脱しているのか」「CVRの高い記事はどれか」など、サイトの解析が欠かせません。
そこで今回の記事では、WordPressのアクセス解析を行う3つのツール(サービス)を紹介します。それぞれの概要と、それぞれどのようなシーンで使うかをまとめているので、参考にしてください。
今回紹介するツールは次の3つです。どれかを使うというよりも、状況にあわせて使い分けることをおすすめします。
- JetPack
- Googleグーグルアナリティクス(Google Analytics)
- Googleサーチコンソール(Google Search Console)
最後まで読んでいただくことで、各ツールの特徴を知り、必要に応じて使い分けられるようになるはずです。
「JetPack」「Googleグーグルアナリティクス」「Googleサーチコンソール」で得られる情報
3つのアクセス解析ツールそれぞれで得られるアクセス解析の情報について解説します。
- JetPack
- Googleグーグルアナリティクス(Google Analytics)
- Googleサーチコンソール(Google Search Console)
JetPack
JetPackは、WordPress.orgが配信する公式プラグインです。アクセス解析以外にも30以上の豊富な機能があり、一部有料の機能もありますが、そのほとんどが無料で利用できます。
特にスパム対策プラグインの、アクセス解析以外の目的でも、
WordPress.orgが配信する公式プラグインなので、WordPress本体の進化に合わせて更新されるので、安心して使うことができます。
アクセス解析に関しては、得られる情報は次のとおりです。
- サイトが表示された回数(日、週、月ごと)
- サイトに訪れた人数(日、週、月ごと)
- 人気ページ(よく閲覧されているページの情報)
- ページの参照元(どうやってページにたどり着いたかの情報)
- 検索ワード(どのようなワードで検索されているかの情報)※
※SSL化により検索ワードはほとんど取得されなくなってしまったので、Googleサーチコンソールで確認してください。
正直、JetPackは詳細な分析には向いていません。
しかし、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールのように専用サイトを開かずに、WordPressの管理画面でアクセス数を把握することができるます。
そのため、詳細な分析ではなく、アクセスを確認したいときに非常に便利です。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。ページ単位で解析することが可能です。
Googleアナリティクスでわかる情報は次のとおりです。
- サイトの表示回数
- サイトに訪れた人数
- ページの参照元
- ユーザーの属性
- サイト内でのユーザーの行動
- (目標設定した場合のみ)サイトの成果
このように、必要な情報はほぼ網羅しており、アクセス解析にはなくてはならない必須のツールだと言えます。
「サイトの表示回数」や「サイトに訪れている人数」などは任意の期間で調べることも可能で、さらにリアルタイムでの分析もできます。つまり、「今現在、何人のユーザーがどのページをみているのか」を把握できる機能があるということです。
Googleサーチコンソール
GoogleサーチコンソールはGoogleが提供している解析ツールです。検索エンジンから見たwebサイト自体の解析ができるサービスです。
Googleサーチコンソールでわかる情報は次のとおりです。
- webサイトの改善案の提示
- サイトの被リンク数
- どのキーワードでどのくらいページが表示されているか
- サイトのインデックス登録
検索エンジンから見たwebサイトの解析を行うツールですので、Google検索に特化したアクセス解析が可能になります。
「JetPack」「Googleグーグルアナリティクス」「Googleサーチコンソール」の特徴
前章ではそれぞれのアクセス解析ツールでできることをざっくりお話ししました。
この章では「JetPack」「Googleグーグルアナリティクス」「Googleサーチコンソール」の特徴と違いについて詳しく解説していきます。
JetPackの使い方
JetPackはWordPress上に導入するプラグインですが、アクセス解析の機能以外にも下記のような機能がついています。
- サイトの高速化
- SNSでの投稿の共有
- 関連投稿の表示機能
有料プランもあり、課金することによってサイトのバックアップを取ることができたり、スパム攻撃を検出する機能があります。
JetPackはWordPressサイトを運営する上で必要となりそうな機能を詰め込んでいる、オールマイティーなプラグインと言えます。プラグインとして導入するので、全ての設定がWordPressの管理画面上で済ませられることが魅力です。
今回のメインテーマである「アクセス解析」ですが、無料プランでも使うことができる機能です。
詳細なアクセス解析には向いていないですが、アクセス数など必要最低限の情報をカンタンに確認できるツールがJetPackです。スマホでも見やすいシンプルな画面で分かりやすい表示となっています。
以上をまとめると、プラグイン「JetPack」は、
- 簡易的なアクセス解析の機能が付いている
- 全ての設定がWordPressの管理画面上で済ませられることができる
という認識でお使いいただくといいでしょう。
Googleアナリティクスの使い方
Googleアナリティクスは、アクセス解析における必須ツールで、解析のメインとなるツールです。
詳細なアクセス解析が可能で、期間ごとのアクセス数を確認することができたり、見にきているユーザーの属性(性別や歳など)が分かったりします。
それらに加えて、
- サイト内でのユーザーの行動
- (目標設定した場合のみ)サイトの成果
などを知ることができます。
例えば、サイト内でのユーザーの行動を知ることで
- 直帰率・離脱率の高いページを改善する
- サイトの構成を変えてより滞在時間を延ばす
- 他のページに内部リンクを張り、回遊率を上げる
のような戦略を取ることが可能になります。
ページごとの詳細なアクセス解析を施すことができるので、サイト全体の具体的な改善項目を見つけるのにアナリティクスが役立ちます。
Googleサーチコンソールの使い方
Googleサーチコンソールは、webサイトを見に来てくれるユーザの流入経路や検索キーワードを取得することができます。
- 他サイトからのリンクを辿ってきた
- URLを入力して直接表示させてきた
- SNSに張られていたリンクからの流入
- 検索エンジンでキーワード検索し、上位に表示された
特にGoogleサーチコンソールは、検索エンジンでwebサイトがどのように評価されているかを解析することに特化しています。
キーワードごとの検索順位を分析することができるため、優先的に修正する記事を見つけるのに非常に役立ちます。
サイトやページをインデックスする際も、GoogleサーチコンソールにXMLサイトマップを行うのが一般的なため、ブログ立ち上げの際に必ず使うツールといっても過言ではありません。
「Googleグーグルアナリティクス」「Googleサーチコンソール」は必須
3つの解析ツールを紹介しましたが、全て使うのが大変な場合は「Googleグーグルアナリティクス」「Googleサーチコンソール」を使うのがおすすめです。
JetPackは、簡単に解析ができるメリットはありますが、細かな分析には向いていない大きなデメリットがあります。
解析ツールは、サイトの問題点を分析し改善していくことが主な目的となるため、分析力に優れた「Googleグーグルアナリティクス」「Googleサーチコンソール」が解析のメインになるでしょう。
Webマーケッターの場合は、大抵は「Googleグーグルアナリティクス」「Googleサーチコンソール」を毎日みて、サイトの状況を把握しています。それほどよく使うツールだと覚えておきましょう。
まとめ
この記事では、アクセス解析を行うための3つのツールである「JetPack」「Googleグーグルアナリティクス」「Googleサーチコンソール」の特徴と違いについて解説しました。改めて、要点を整理します。
- JetPackは、WordPress管理画面で行える簡易的なアクセス分析に役立つ
- Googleアナリティクスは、サイト全体の細かなアクセス解析が行えるため、具体的な改善方法を見つけるのに役立つ
- Googleサーチコンソールは、キーワードごとの検索順位が分析できるため、優先的に修正する記事を見つけるのに役立つ
それぞれのアクセス解析ツールは上記のとおり目的が異なるため、全て使うことがおすすめです。
もし全て使うのが大変だと感じるなら、JetPackは優先度が低いので、Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールだけ使ってみてください。
今すぐに必要が無かったとしても、将来必要になるかもしれませんので、早目に導入しておくことをおすすめします。