こんな方に読んで欲しい!
- ワードプレスの固定ページってどうやって使うの?
- ワードプレスの固定ページって投稿と何が違うの?
- 固定ページを作るときの注意点ってある?
WordPress(ワードプレス)の管理画面を開くと、左サイドのメニューに「固定ページ」と書いてある項目があります。
「固定ページ」は、見た目が「投稿」ページとかなり似ているため、初心者にはどう使い分ければいいかわかりづらいと思います。
そこで今回は、固定ページについて次の4点を解説していきます。
- 固定ページの役割、どんなページを作るのに適しているか
- 固定ページと投稿ページの違い
- 固定ページを作る際の注意点
- 固定ページを作る手順
この記事を読めば、固定ページをうまく使いこなしてブログ運営ができますよ。
それでは、本編をどうぞ!
ワードプレスの固定ページとは
WordPress(ワードプレス)の固定ページは、「お問い合わせ」や「プライバシーポリシー」といった、ブログの発信内容に関わらずブログ運営に欠かせないページを作成する際に使います。
簡単にいえば、通常の発信内容とは関係ないページを作成する役割があります。
次のようなページは、一般的に固定ページで作成します。
- トップページ(自分でデザインする場合)
- 会社概要・運営者概要
- お問い合わせ
- サイトマップ
- プライバシーポリシー
- 特定商取引法に基づく表示
これだけみると、「自分には必要なさそうだな。」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
特に、「お問い合わせ」や「プライバシーポリシー」のページは、Googleアドセンスの合格にも必要になります。
ブログの発信内容には関係ありませんが、必ず作っておくべきです。
インターネットビジネスラボも、トップページに「IBLABとは?」というブログ概要や「お問い合わせ」「サイトマップ」など、いくつかの固定ページを設置しています。
固定ページと投稿ページの違い
前述の通り、固定ページは投稿ページと役割が違いますが、そのほかにも違いがあります。
ここでは、重要な3つの項目について紹介していきます。
固定ページは記事一覧に表示されない
固定ページは、カテゴリーに属さない独立したページです。
投稿ページは、公開すると記事一覧に表示されますが、固定ページは公開しても記事一覧に表示されません。
固定ページを作ったままでは、URLを直接入力しない限り見つけられないので、メニューバーなどに自分で配置して使用する必要があります。
固定ページはデザインが自由
投稿ページは、他の記事との兼ね合い等でデザインを統一すべきですが、固定ページは自由にレイアウトやデザインが変更できます。
ワードプレスに慣れてくると、固定ページを使って、オリジナルのトップページや、LP(ランディングページ)が作れるようになります。
参考:Web初心者でもLP(ランディングページ)を作る方法!スキル不要で簡単
固定ページはRSSが生成されない
RSSとは「Really Simple Syndication」の略語で、Webサイトの更新情報の日付やタイトル、その内容の要約などを配信するため技術です。
投稿ページを作成すると、RSSが生成され、ユーザーはサイトの更新情報を簡単に確認することができます。
しかし、固定ページを新しく作成してもRSSは生成されないため、ユーザーは固定ページが作成されたことに気が付きません。
固定ページの注意点「no index」を上手に使う
固定ページで作るページは、ブログの発信内容に関係がなく、コンテンツ量が極端に少ないページも存在します。
そのようなページは、ブログを運用する上では必要ですが、SEO上は価値の低いページとしてマイナス評価をうけてしまいます。
そこで、お問い合わせフォーム、会社概要、サイトマップなど固定ページで作るページには「no index」タグを使うといいでしょう。
「no index」タグとは、「このページを評価しないでほしい!」とGoogleに指示を出すための設定です。
ページに「no index」タグが設定されると、Googleはそのページを評価しなくなるため、「お問い合わせ」等のコンテンツ量の少ないページも、マイナス評価を受けなくなります。
さらに詳しく!
「no index」タグと似ている「no follow」タグも存在します。「no follow」タグは、リンク先の外部ページと自サイトを関連付けたくない場合に使うタグのため、本件のSEO対策には基本的に使いません。
固定ページの作り方
それでは、実際に固定ページをつくってみます。
手順1. 管理画面で固定ページを新規作成する
ワードプレスの管理画面にログインします。
左のサイドメニューにある「固定ページ」にカーソルを持っていくと、サブメニューが開くので「新規追加」をクリックします。
手順2. 固定ページを編集する
ページに移ると、固定ページの作成画面が開きます。
ページの作成画面は、基本的に投稿ページと同じです。
グーテンベルグエディタの場合は次のような画面です。
ページ作成後、右上の「公開」ボタンを押すと、ページが公開されます。
クラシックエディタの場合は、次のような画面です。
ページ作成後、ページ右にある「公開」ボタンを押すと、ページが公開されます。
手順3. no index設定をする
ページを公開する前に、基本的にno index設定をします。
no indexタグの設定方法は、テーマとプラグインでやる方法があるため、使うテーマやプラグインでもデザインが変わります。
テーマでno index設定ができる場合
WordPressテーマの中には、テーマでno index設定できるものがあります。
クラシックエディタの場合は、右欄の「index変更」から変更できます。
プラグインでno index設定ができる場合
WordPressテーマでno index設定ができなくても、no index設定ができるプラグインがあります。
「All in One SEO」が有名なプラグインですが、最近のWordPressテーマは機能が豊富なため「All in One SEO」はサイトが重くなるだけで使い勝手があまりよくはありません。
おすすめは「SEO SIMPLE Pack」で、最低限の機能ながらno index設定機能も備わっています。
まとめ
今回は、固定ページの役割や作り方について解説してきました。
本記事の要約
- 固定ページは「お問い合わせ」や「プライバシーポリシー」など、サイトに必要不可欠なページ作成に使う
- 固定ページと違い記事一覧に表示されないのでメニューなどに設定する
- SEO上価値の低い記事も作られるため「no index」タグを使う
固定ページは、サイト運営に欠かせない機能なので、上手に使ってユーザービリティの高いサイトを作ってみてくださいね!