こんな方に読んで欲しい!
- Webライティングの「方法」を知りたい!
- Webライティングの「コツ」を学びたい
- Webで公開する記事ならではのWebライティング方法を習得したい!
インターネットで調べ物をする際、知りたいこと・言葉(=キーワード)で検索し、知りたいことが書いている(書いていそうな)Webページ(=記事)にたどり着きます。
これらのWebページは、当たり前ですが誰かが書いているいるから、あなたは読むことができるのです。
このように、Web上で公開する記事を書くことを「Webライティング」と言います。
また、Webライティングする人のことをWebライターと言います。
小学校で感想文を書きませんでしたか?
高校や大学で小論文を書きませんでしたか?
それぞれ「書き方」があったはずです。小論文と感想文が同じ書き方のはずはありませんよね。
一言で「文章」と言っても、その文章をなんのために書いているか、つまり「目的」によって書き方が異なるのです。これはWeb上の記事でも同じです。
今回は「Web上の記事」にフォーカスし、あなたがブログを作ることを前提として、Webライティングの「書き方」「コツ」を徹底解説します!
1. Webライティングの手順
あなたが自分のブログをこれから始めるとして、その手順を解説します!
1-1. ブログ全体のテーマを決める
まずはあなたがブログで書く「テーマ」を決めます。テーマとはあなたのブログの軸となる部分です。
定番なものとしては、
- 節約系
→ 電気料金、スマホ代、水道、保険、家賃、日々の生活費、家計管理アプリ、娯楽、旅行など - 料理系
→ 材料・道具へのこだわり、時短料理、見栄えの良い料理、アレンジレシピなど - 子育て系
→ 購入して良かったもの、ノウハウ、リアルな子育て報告、失敗したこと、教育(幼稚園、英語)など - 投資系
→ NISA、iDeCo、不動産投資、株、FX、その他の金融商品、実績をだせればなお良し。節約系と相性が良さそう - 雑記系
→ なんでもあり
などがあります。どのテーマを選んでも良いです。もちろん2つのテーマを組み合わせるのもOK!
迷った場合は、とりあえず「雑記系」として50~100記事くらい書き、後からテーマを絞っていく方法でもOKです。
ただ、「書いている人が多いテーマ」について書くと、あなたの記事が埋もれてしまい、見つけてもらえないかもしれません。
例えば「投資」というざっくりしたテーマで幅広く書くのではなく
- サラリーマンでもできる投資
- 主婦でもできる投資
などのように「誰が」を絞るとか、
- FXで、ドル円しか取引しません!
のように対象を絞るなどのように、ニッチ(狭く深く)をねらって絞り込んだテーマにすると定期的に見てくれる人(=ファン)が付きやすいです。
ここがポイント!
テーマ選びのポイントは、たった2つ。
- 自分が経験したことあること
- 他人よりも知識があること
ブログですので、継続してWebライティングを行うことになります。
書き続けることを考えると、初心者の方は「経験したことがある」ことをテーマにしましょう。
書きやすいですし、記事の内容も濃くなります。読み手としても経験のある(=知識のある)人から教えてもらう情報の方が安心できます。
テーマ選びで大切なのは「読み手を満足させること」です。読み手を納得させられる情報を、記事として提供できるかを意識しましょう!
1-2. ブログ全体のテーマに応じたキーワードを決める
あなたのブログにたどり着く方法は、
- URLを直接打ち込む
- 他のWebサイトから張られたリンクから
- SNSで共有された情報から
- GoogleやYahoo!などの検索結果から
の4つが考えられます。
最初から意識して狙うべきは、「GoogleやYahoo!などの検索結果から」です。
始めたばかりだと、「定期的に見てくれる人(=ファン)」はいません。
ほとんどの読者はGoogleなどの検索結果から、あなたのブログにやってきます。
つまり、検索されたときにあなたのブログが上位に表示されるように記事を書くべきなのです。
専門的な言葉を使うと「SEO(検索エンジン最適化)」といいます。検索エンジンで検索されやすいように記事を書く手法のことです。
SEOにはいろいろあるのですが、テーマに応じた「キーワード」を設定することも、SEOの1つです。
例えば、「節約系」のブログテーマを選んだとしましょう。
キーワードの1つ目はもちろん「節約」ですが、
- 子育て中なら「子育て」や「主婦(専業主婦)」
- 一人暮らしなら「一人暮らし」
- 貯金目的なら「貯金」
- 水道光熱費、食費、携帯代など、節約の対象にするもの
など、他にもキーワードが考えられます。このように、決めたキーワードをいつも考えて、記事の中にも入れ込むことで、そのキーワードで検索された時に上位に表示される可能性が高まります。
もし迷ったら、自分が検索するときのことを思い出しましょう。
どんな言葉(=キーワード)で検索しますか?きっと、読み手の心情を理解することができるようになりますよ!
さらに詳しく!
キーワードを検索数など数字も意識して決めたい方は、キーワード選定のツールを使ってみましょう。
こちらの記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
[blogcard url=”https://iblab.net/keyword/”]
1-3. 選定したキーワードで、他のブログを調査してみる
キーワードを選んだら、そのキーワードで検索して他のブログを調査しましょう。
この「他のブログ」を「競合サイト」と呼びます。簡単に言えば、「同じようなテーマで書いてあるブログ」のことです。
読んでもらうためにも、競合サイトがどのような情報を公開しているのか知っておくことは大事です。
設定したキーワードで検索し、1位から10位まで開いて見てみましょう。
※会社のWebサイトなどは除いて、ブログの上位10くらいを見てみましょう。
これらの競合サイトよりも
- より分かりやすく
- 情報が充実(かゆいところに手が届く)
- 読みやすい文章
の記事を書くことができれば、より読者を満足させることができるのです。
ここに注意!
競合サイトの調査は大切ですが、あまり気にしすぎる必要はありません。あくまでも、あなたのオリジナルな記事を書くための調査です。
1-4. 記事の構成を考える
次に、1つ1つの記事を作成する手順に入りますが、いきなり書き始めないにようしてください。
まずは「構成」を考えます。
例えば、今、みなさんが読んでいるこの記事は、次のような構成になっています。
1. Webライティングの手順
1-1. テーマを決める
1-2. テーマに応じたキーワードを決める
1-3. 選定したキーワードで競合サイトを調査する
1-4. 記事の構成を考える
1-5. 実際に記事を書く
1-6. タイトルを設定する
2. Web記事を書くときのポイント
2-1. 難しい言葉は使わない(使う場合は必ず意味の説明を!)
2-2. キーワードを意識する
2-3. 「こそあど言葉」はほどほどに
3. まとめ
この記事を書くときもそうですが、先にこの「構成」を考えてから、それぞれの項目に文章を書いていきます。
「構成」を先に作っておくことで記事全体のつくりを把握することができます。
記事全体のつくりを把握できれば、
- 同じようなことを何回も繰り返し書いている
- ダラダラと長い文章になり、読みにくい
- 結局伝えたいことは何なのかがわからなくなる
といった問題は発生しません。
この構成は、そのまま「見出し」として使うことができます。小分けにして見出しで整理することで、記事が格段に読みやすくなります。
1-5. Webライティングを行う
「構成(=見出し)」を考えたら、Webライティングを行ってみましょう。つまり、実際に記事を書いてみるということです。
記事を書くコツについては「2. Web記事を書くときのポイントWeb記事を書くときのポイント」で詳しく解説しています。
1-6. タイトルを設定する
実は、タイトルは1番最後に考えます。
「書こうと思った内容」と「書きあがった内容」が少しズレたりするのは当たりまえです。「書きあがった内容」に合わせて、タイトルを考えます。
ポイントは「読み手に興味を持たせる」タイトルであること。
どんなに内容の良い記事でも、タイトルでアピールしないと、その記事を開いてくれません。読者が記事にたどり着くまでには、
- キーワード検索を行う
- 検索結果を見て自分の悩みを解決できそうな記事を探す
- 内容はタイトル(と記事の説明文)で判断する
- 実際に記事を読む
といったプロセスがあります。
つまり、記事を読むかどうかの判断はタイトルと説明文にあります。検索結果で最初に見るのは「タイトル」。
記事の内容を端的に表しつつ、「読み手に興味を持たせる」タイトルを考えましょう。
さらに詳しく!
記事のタイトルの付け方は、こちらの記事でより詳しく解説しています。
[blogcard url=”https://iblab.net/article_title/”]
2. Web記事を書くときのポイント
2-1. 難しい言葉は使わない(使う場合は必ず意味の説明を!)
Web記事は「中学生でも理解できる言葉で書く」とよく言われます。
検索して記事を読みにくる人は、
- その分野の知識がない
- 新しい知識を取り入れようとしている
ような人です。
つまり、難しい言葉、専門用語がたくさん使われている記事は、理解できずに読むのをやめてしまうのです。
「ユーザーファースト」で考えれば、読みやすい記事、読みやすい文章、読みやすい言葉を心がけましょう。
さらに詳しく!
どうしても専門用語を使わなければならない、もしくは使った方が説明しやすい場合には、言葉の意味を説明しましょう!
2-2. キーワードを意識する
「1-2. ブログ全体のテーマに応じたキーワードを決める」では、あなたのブログ全体のキーワードを決めました。
今度は、その記事のキーワードを決めます。
検索エンジンは文章の中に含まれている言葉を解析してキーワード検索に反映させています。
「ブログ全体のキーワード」「その記事のキーワード」を意識して、記事を書いていきましょう。
記事に含まれる単語の5%がキーワードであるといいと言われることもありますが、筆者個人としてはそれだと多いと考えています。同じ言葉が意味もなくたくさん書くと読みにくくなる傾向にあります。
必ずしもこれを守る必要はなく、読んでいておかしくない、違和感のない程度の量のキーワードを含めるようにしましょう。
同じキーワードばかりだと文章が単調になるので、関連キーワードも合わせて取り入れてみるのも良いですね。
リンク先の「2-2. 決めた「webサイトのキーワード」から関連キーワードを洗い出す」で解説しています。
[blogcard url=”https://iblab.net/keyword/”]
2-3. 「こそあど言葉」はほどほどに
「こそあど言葉」とは「これ」「それ」「あれ」「どれ」といった指示語の総称です。
こそあど言葉を使いすぎると、「これ」「それ」「あれ」が、文章のどの部分を指しているのかわからなくなってしまい、読者を悩ませることになります。
適度に使う分には読みやすくなるため有効的ですが、必要以上に取り入れるのは避けたいところです。
3. まとめ
重要な点を再確認しますね。
ブログ全体で決めておくことは、
- あなたのブログのテーマ
- あなたのブログのキーワード
でした。あなたの経験や知識を元に決めましょう。
これが決まったら、決めたキーワードで競合サイトを調査することもお忘れなく!
そして、実際に記事を書くタイミングでは、次のような手順で書きます。
- まず、記事の構成を考える
- その構成に合わせて記事を書く
- タイトルを設定する
また、記事を書く際のポイントは、
- 難しい言葉は使わない(使う場合は必ず意味の説明を!)
- 全体のキーワード、その記事のキーワードを意識する
- 「こそあど言葉」はほどほどに
でしたね。
先に構成を考えておくと、本当にスムーズに書き進めることができます。この「まとめ」も、構成を少し直して作っていたりしますので、こうしたところでも活用できるんです。
文章を書くたびに悩んだりすると長続きしません。ぜひ手順とコツを参考に、楽しく書けて人のためにもなるブログを目指してください!