こんな方に読んで欲しい!
- これから自分のWebサイトを作ろうとしている
- これからレンタルサーバーを借りようとしている
- 何を基準に選べばよいかわからない
「レンタルサーバー」と一言で言っても、たくさんの会社が提供しているし、同じ会社でもブランドが違ったり、同じブランドでもプランがたくさんあったりと、非常に複雑です。

というのが、初心者の正直なところでしょう。
そういった初心者のあなたのために、この記事では、おすすめのレンタルサーバートップ3を紹介します。
この3つの中のどれかを選べば間違いないですよ!
【この記事の信ぴょう性】
筆者は、サラリーマン時代にIT企業で営業マンをしていました。このインターネットビジネスラボ以外にも、個人的にも趣味でWebサービスを作っています。そのため、いくつもレンタルサーバーは使ってきました。
1. レンタルサーバーを選ぶうえで大事なことは「使いやすさ」
いろんなインターネット上のサービス使っていると、「使いにくい!」と思うサービスが結構あります。
それらは何が原因なのでしょうか。
考えられることは、
- 色や配置などのデザインが悪い
- 専門用語の解説がないので難しい
- 文字の大きさ、行間が見づらい
などでしょう。
「見にくい」「操作しにくい」「わかりにくい」と感じたら、それが積み重なって「使いにくい!」となり、結果、使わなくなってしまいます。
特に、これからWebサイトやブログを始める初心者の方は、わかりにくいことだらけなはずです。
毎日のように使うことになるレンタルサーバーが使いやすものであれば、楽しくストレスなく運用ができるはず!
つまり、初心者にとっては「使いやすいかどうか」が最も大事なのです。
2. 「使いやすい」って、具体的にこういうこと!

では、 初心者にとって「使いやすい」レンタルサーバとはどんなものでしょうか?重要なものから1つずつ見ていきましょう!
2-1. 管理画面が見やすい
例:エックスサーバー管理画面
- 文字サイズが小さすぎない
- 行間が適度に空いている
など、デザイン面での「見やすさ」で、「使いやすさ」は大きく変わります。
また、1つの画面に情報が集約されていたり、直感的に使えたりするサービスはやはり「使いやすい」ですよね。
逆に、大メニュー、中メニュー、小メニューと何度もクリックする必要がある画面は、とても見にくいし、手間がかかります。画面が切り替わるまでの数秒でイライラします。
シンプル イズ ベスト!見やすく、操作性が良いレンタルサーバーを選びましょう。
ここがポイント!
「使い方(ヘルプ)を読めばわかるでしょ?」というスタンスのレンタルサーバは、使わない方が良いです。今はレンタルサーバが多すぎるほどあり、使いにくいなどの理由で顧客を獲得できなかったサービスは淘汰されます。
2-2. インターネットでいろいろ探せる
大手のレンタルサーバーはたくさんの方がすでに使っているため、Google で検索するとハウツー記事が山のようにヒットします。
例えばこのWebサイトでも、
のようなハウツー記事を書いています。
筆者がわからなくて調べたことは、このようなハウツー記事はどんどん書いていきます。
こんな感じで、利用者が多ければ多いほど公式のへルプページよりも詳しく、また公式のへルプページには載っていない情報すらインターネット上で見つけることができます。先人たちの知恵を大いに活用しましょう!
2-3. 簡単な操作でWordPressをインストールできる
これからレンタルサーバーを借りようとしているのであれば、Webサイトを作ることが目的だと思います。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)、特にwordpress(ワードプレス)が簡単にインストールできることも「使いやすさ」の条件の1つに入れましょう。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは?
CMSとは、Contents Management System(コンテンツマネジメントシステム)の頭文字をとった略称です。HTMLやCSSなど、webサイトの制作に必要な知識が無くても、webサイトの構築・運用ができる仕組みのことを指します。
CMSが無い時代は、Webサイトの構築・運用に専門知識のある職員を配置していましたが、CMSの登場で、操作方法さえ覚えれば誰でも簡単にWebサイトの構築・運用ができるようになりました。
WordPress(ワードプレス)とは?
「word」という単語が入りますが、officeのwordとは全く関係ありませんよ!
WordPressとは、2003年に初版がリリースされた、CMSの代表格と言っても過言ではない無料ソフトウェアです。個人、企業、官公庁まで幅広く使用されていて、世界中のwebサイトのおよそ4分の1はWordPressで構築されているという調査結果もあります。
2-4. SSL化が無料でできる
世界的な動きとして、個人が作る趣味のWebサイトだろうと、公官庁のwebサイトであろうと、SSL化することが当たり前になっています。
Google Chrome というWebブラウザでは、SSL化されていないWebサイトを見ようとすると「安全ではありません」という警告が出るほどです。
このSSL化には「証明書」が必要になりますが、これまでは数万~数十万する証明書を購入する必要がありました。この金額だと、個人では全く手が出ません。
しかし最近はレンタルサーバの付加価値として、無料で提供されることも多くなっています。「無料の独自SSL」を利用できこと、これも使いやすさを考える1つの条件です。
SSL(Secure Sockets Layer)とは?
インターネットを利用する時の情報のやりとりを暗号化し、安全に送受信するための仕組みのことです。
例えば、インターネットで何かを買う時に名前や住所、メールアドレス、クレジットカードなどの情報を入力しますが、SSL化されていない場合は「名前:鈴木次郎、住所:東京都中央区○○○、クレジットカード:1234 5678 9012 3456」という情報が盗み見できてしまいます。
SSL化されていると、盗み見たとしても暗号化されていて、情報を盗むことができません。
※秘密鍵とか公開鍵とかいろいろキーワードはあるのですが、わかりやすさを重視して端折っています。
2-5. 電話・メール・チャットサポートの質が良い
電話やメール、チャットは、「そのサービスのことをよくわかっている人と話せるチャンス!」なので、わからないことがあればどんどん活用しましょう。
活用するにあたり重要なのは、サポートの「質」です。
初めてレンタルサーバを使うのであれば、「何をどう聞いたら良いかわからない」という状態になるでしょう。問題はそれを伝えられるかどうか。わからないことを文章にして伝えるって難しいんです。
こういう時、電話のサポート担当者が、
- 初心者であることを理解
- 足りない言葉を補って一緒に考えてくれるかどうか
- 的を得た答えを返してくれるかどうか
- さらに良い提案をしてくれるかどうか
がキーポイントです。
これはその人の能力によるので一概には言えませんが、利用者が多いサービスは知見・事例も多く、経験上、良い人にあたり手厚いサポートを受けられることが多いように思います。
ちなみに、これを5つ目にしたのは、実は僕は電話・メールサポートをほとんど使わないからです。
2-2.で書いたように有名なサービスであれば、ハウツー記事が大量にインターネット上にあります。同じように引っ掛かって、解決した方のハウツーを、今すぐに読むことができます。
電話・メールサポートには、以下のようなデメリットがあります、
- 電話は、つながるまでに時間(数分~十数分)がかかる場合がある。
- 折り返しの電話になると、いつかかってくるかわからない。
- メールもいつ返ってくるかわからない。
- 貴重な時間を取られることになる。
3. レンタルサーバーでプランを選ぶときの基準
『2. 「使いやすい」って、具体的にこういうこと!』で書いた内容で絞り込んでいくと、レンタルサーバーはだいたい決まってきます。あとはプランを比べて選ぶだけです。
最初から高機能なプランにする必要はありません。最も価格の安いプランでもかなり充実していますので、次の項目を特に意識して選びましょう。
3-1. ディスク容量
保存できるデータの容量です。10GB以下だと不安なので、10GB以上あるプランを選択しましょう。
webサイト5つで、何GB使ってる?
ふと気になって見てみました。このサイトとは別にwpXというレンタルサーバーで運用している小さなwebサイトが5つあるんですが、30,000MB(≒30GB)を使えるのに対し、実際に使っているのは1,214MB(≒1.2GB)でした。
ぜんぜん使っていませんでした!普段、意識してないけど、こんなもんなんですね。
3-2. マルチドメイン数
設定できる独自ドメインの数です。
ドメインというのは、例えばこのサイトだと「iblab.net」ですね。インターネット上の住所だと思ってください。とりあえず10個もあれば十分です。
さらに詳しく!
3-3. MySQL(データベース)
1つのWebサイトに1つのデータベースが基本です。
データベースというのは、そのwebサイトのありとあらゆるデータが保管されている場所のことです。とりあえず10個もあれば十分です。
3-4. 費用
無料とか格安が1番良いということはありません。「安物買いの銭失い」にならないよう、機能やサポートが充実し、かつ比較的安価なプランを選びましょう。
3-5. 転送量課金
Webサイトの運用やメール送受信など、送受信するデータ量に応じて課金される場合があります。
携帯のデータ通信料と同じで、よくネットする人は定額の「○○放題プラン」がありますよね。Webサイトも同じで、無料(=費用に含まれている)方が良いです。追加料金のあるプランだと、費用が気になって更新が滞ります。
最近はあまり見なくなりましたが、頭の片隅に置いておいてください。
4. 本当に使いやすいレンタルサーバートップ3!
レンタルサーバーの会社・ブランド、プランを選ぶ際に注目すべき点をお伝えしてきました。では、これらの観点で本当に使いやすいレンタルサーバーを見ていきましょう!
1位 エックスサーバー(エックスサーバー株式会社)
エックスサーバーの管理画面
大メニュー、小メニューがわかりやすく配置され、アイコンもあるのでぱっと見で見つけやすいです。例えばwordpressをインストールする際も、簡単に見つかり実行できます。
エックスサーバーについてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
2位 wpX(エックスサーバー株式会社)
使いやすさ1位のエックスサーバーと同じ会社が提供するwpX(ダブリューピーエックス)レンタルサーバーが2位です!エックスサーバーとの大きな違いは、WordPressの運用を大前提にしているので、機器の選定から設定、管理画面の使いやすさまで、こだわり抜いたレンタルサーバーになっています。wordpress専用と書いていますが、メール機能など基本機能はもちろん使えますので、ご安心を!
wpXレンタルサーバー の管理画面
wordpress専用なので出来ることは限られますが、その分、画面はとてもシンプル。左のメニューから迷わず操作できます。
wpXについてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
3位 mixhost(アズポケット株式会社)
正直、mixhostを2位にするか3位にするか悩みました。これまではエックスサーバーが1強だったのですが、2年前くらいにmixhostが登場し、がんがん追い上げている気がしています。日本で初めてLiteSpeed Webサーバーを採用し速度は最速ですね。コスパも、インターネット上の情報もかなり多くなりました。惜しむらくは、管理画面・・・。少し見にくいと感じていて、3位としました。
mixhost の管理画面
ここでは一部しか表示していませんが、これの4倍くらいメニュー項目があり、また英語表記も残っており、少し見にくい印象です。
でもコスパ最高!動作最速!wordpressのインストールが3秒で終わったのには焦りました。(早すぎて、キャプチャが取れなかったほど。。。)
mixhost(ミックスホスト)についてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
5. まとめ
比較すると、エックスサーバーとwpXレンタルサーバー
が使いやすさという点では2強ですね。
特に画面の使いやすさについては、よく作りこまれています。
でも、mixhostがガンガン追いついてきている印象で、インターネット上の情報もかなり増えてきていると感じています。コスパと素早い動作で、これからもユーザーを増やしていくレンタルサーバーだと考えます。
どれを選んでも後悔することはありません。
でも、もし悩んだら安定稼働と長期運用実績のあるエックスサーバーで始めてみましょう!