「Google Analytics（アナリティクス）」の登録・設定方法をわかりやすく解説！

日々、あなたが書いている記事（または、これからあなたが書く記事）は、どのようにして読者がたどり着き、読まれているのか、把握していますか？

「Google Analytics（アナリティクス）」は、Googleが無料で提供する高機能なアクセス解析ツールで、webサイトの構築に慣れていない人から詳しい人まで幅広く利用できます。

今回は、無料で使える高機能なアクセス解析ツール「Google Analytics（アナリティクス）」の申し込み方法とWebサイトへの設定方法について徹底解説します！

1. アクセス解析ツールとは

どんなwebサイトを作ったとしても、「多くのアクセスを集めること」が必須です。目的が「単なるブログ」でも「アフィリエイトサイト」でも「コーポレートサイト」でも、多くの人が見てくれるに越したことはありません。

1日10名が見るwebサイトと、1日1万人が見るwebサイト。様々な目的があるとしてもどちらが成功しそうでしょうか？もちろん後者ですね。

 

でも、ただがむしゃらにwebページを作成（記事を執筆）しただけでは、「たくさんの人に見てもらえるwebサイト」は望めません。

webサイトを早く成長させるには、一定以上のコンテンツ（記事）が書けた段階で、どのようにして読者がたどり着き、読まれているのか、を分析する必要があります。

アクセス解析ツールは、webサイトにどのくらいのアクセスがあったか計測するだけでなく、アクセス情報からさまざまな角度で分析ができます。

アクセス解析ツールはwebサイトの問題を確認したり、記事の方針を決めたりするのに欠かせない、導入必須のツールなのです。

2. 「Google Analytics（アナリティクス）」のメリット

Googleは企業の名前であり、ロボット型検索エンジンの名前でもあります。2016年のデータで少し古いですが、年間2兆回も検索されています。インターネット検索ではNo.1の企業です。

「Google Analytics（アナリティクス）」は、そんな検索No.1企業のGoogleが提供しています。Googleが自社のために積み上げたノウハウが詰まっているわけです。さまざまな視点で分析でき、あなたのwebサイトの改善に役立てることができます。しかも超高機能なwebサービスですが無料！

これは使わない手はありませんよね！

その他にも、たくさんのメリットがあります。

• リアルタイムを含むwebサイトへのアクセス数の表示が可能
• webサイトにアクセスのあった時間帯の記録と表示が可能
• どのようなキーワードでwebサイトにアクセスがあったのか分析が可能
• アクセス数が多い記事のランキング表示が可能
• どのような経路でwebサイトへアクセスしたかレポートの表示が可能
• どのようなデバイスでwebサイトが閲覧されたかレポートの表示が可能

3. 「Google Analytics（アナリティクス）」の導入手順を徹底解説！

 

3-1. 事前に用意するもの

「Google Analytics（アナリティクス）」の導入には下記の情報が必要になるので、事前に準備しておきましょう。

• Googleアカウント
• Google Analytics（アナリティクス）に登録するwebサイトの情報

3-1-1. Googleアカウント

「Google Analytics（アナリティクス）」の導入にはGoogleアカウントが必要です。個人のアカウントに紐づけることもできますが、今後の事業のことを考えると、事業用のアカウントを取得しておくと便利です。取得の方法は下記の記事で解説しています。

[blogcard url=”https://iblab.net/web/google_account/”]

3-1-2. webサイトの情報

導入するwebサイトの情報も必要です。あらかじめ確認しておきましょう。

1. webサイトの名前：WordPressメニュー＞設定＞サイトのタイトル　で確認
2. webサイトのURL：WordPressメニュー＞設定＞WordPressアドレス（URL）　で確認

 

3-2. 「Google Analytics（アナリティクス）」への登録（設定）

まず、下記リンクをクリックしてください。

[blogcard target=”_blank” url=”https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/”]

 

トップページのデザインは時々変わりますが、「無料で設定」というようなボタンがありますので、クリックしてください。

 

導入自体は非常に簡単！次の4つのステップで完了します。

1. アカウントの作成
2. 測定の対象を指定
3. プロバディの設定
4. 利用規約の同意

3-2-1. アカウントの作成

アカウント名は、会社名でも個人名でも日本語で自由に入力できます。

 

アカウントのデータ共有設定は、初期はあまり気にする必要はありません。特に理由がなければチェックを外さずにそのまま「次へ」ボタンをクリックしましょう。

3-2-2. 測定の対象を指定

この記事では「webサイトの測定」を前提に書きます。「測定の対象」は一番上の「ウェブ」を選んで次に進みます。

3-2-3. プロバティの設定

「3-1-2. 登録するwebサイトの情報」でメモしておいた情報を基に、

　① ウェブサイトの名前

　② ウェブサイトのURL

を入力します。

「③業種」は、一覧からwebサイトの内容に近いものを選んでください。

「④レポートのタイムゾーン」は、お住いの国を選んでください。すべての設定が終わったら「作成」をクリックします。

3-2-4. 利用規約の同意

下記の手順で「Googleアナリティクス」の利用規約に同意します。

①お住まいの国や地域を一覧から選択します。この記事では「日本」に変更します。

②GDPRデータ処理規約の「同意」にチェックをいれます。

③「測定管理者間のデータ保護条項」の「同意」にチェックをいれます。

④ 「同意する」ボタンをクリックします。

 

「Google Analytics（アナリティクス）」から配信されるメールについての設定をします。関心があるものにチェックを入れて保存をクリックします。

4. 「Google Analytics（アナリティクス）」に、webサイトを登録する方法

登録（設定）が完了すると「Google Analytics（アナリティクス）」の設定画面が表示されます。

特に次の3つの項目に注目してください。

• トラッキングID ： webサイトに登録するID
• グローバルサイトタグ ： webサイトのheader.phpに書き込むコード
• ステータス ：「Google Analytics（アナリティクス）」が認識しているwebサイトの状態

これで登録作業が終わりました。

続いてwebサイト側の設定を行いましょう！

4-1. あなたのwebサイトに、「Google Analytics（アナリティクス）」を設定する

あなたのwebサイトに「Google Analytics（アナリティクス）」を設定する方法が、３つあります。

1. 「Google Analytics」の設定機能がついているWordPressテーマを使い、「トラッキングID」を入力する方法
2. 「Google Analytics」の設定機能がついているWordPressプラグインを使い、「トラッキングID」を入力する方法
3.   header.phpに「グローバルサイトタグ」を直接入力する方法

今回はWordPress共通で使える「3.WordPressテーマのheader.phpにトラッキングコードを入力する方法」で設定します。

4-2. グローバルサイトタグをwebサイトに設置

下記の手順で、使用しているWordPressテーマのheader.phpにグローバルサイトタグを貼り付けます。

テーマや子テーマについては下記の記事で解説しています。

[blogcard url=”https://iblab.net/wordpress/wp_theme_install/”]

4-3. webサイトの設定を確認

トラッキングコードをwebサイトに貼り付けたら、再び「Google Analytics（アナリティクス）」の設定画面に戻って「ステータス」を確認します。

5. まとめ

「Googleアナリティクス」は、Googleが提供する、さまざまな統計を簡単に確認できる高機能なアクセス解析ツールです。これを使えば、webサイトを成長させるために必要な課題や問題点が見えてきます。

今回は「Googleアナリティクス」の申し込み方法からwebサイトの設定方法までを解説しましたので、次回は「Googleアナリティクス」の使い方について徹底解説します！