グーグルアドセンス報酬の目安とは?CPCを上げる6つの方法を解説!

こんな方に読んで欲しい!
  • アドセンス報酬を上げる方法が知りたい方
  • クリック単価(CPC)を上げる方法が知りたい方
  • アドセンス報酬の目安が知りたい方

Google Adsence(グーグルアドセンス)の報酬が上がらずに、悩んでいる方はいませんか?

グーグルアドセンスの報酬を増やすには、アクセスを増やすしかないと思われがちですが、実はクリック単価(CPC)も上げることができます。

そこで今回は、アドセンス報酬を増やすための方法として、次の4つについて解説します。

  • クリック単価が決まる仕組み
  • テーマごとのクリック単価の目安
  • アドセンス報酬の目安
  • クリック単価(CPC)を上げる方法

アドセンス報酬を増やしたい方にとっては、参考になる話なので、是非最後まで読んでみてください。

もくじ

クリック単価(CPC)はコンテンツや訪問者によって変わる

アドセンス報酬のクリック単価(CPC)は、ブログやWebサイトのテーマによって異なります。

例えば、以下のようにクリック数が「19」でも、推定報酬が¥977と¥651の¥300以上の差が生まれています。

クリック単価は、51.4円と34.2円と15円も違います

クリック単価の差

ここまでクリック単価が違う理由については、Googleが「コンテンツや訪問者によってサイトに表示される広告内容が変わるため」と解説しています。

Google AdSense は、オンラインコンテンツから収益を得ることができるサイト運営者様向けのサービスです。コンテンツや訪問者に基づいて、関連する広告がサイトに表示されます。広告は、商品やサービスを宣伝する広告主によって作成され、費用が支払われます。広告の種類によって広告主が支払う金額が異なりますので、広告から得られる収益も異なります。

引用:AdSenceヘルプ

表示されるアドセンス広告の決まり方

では、表示されるアドセンス広告は具体的にどのように決まるのでしょうか?

Adsenceヘルプの「サイトに配信される広告のターゲティング手法」によると、アドセンス広告は以下の4つの条件を総合的に判断して決定されるそうです。

コンテンツ ターゲティング
さまざまな要素(キーワード分析、語句の使用頻度、フォントサイズ、ウェブ全体のリンク構造など)に基づいてウェブページの内容が分析され、それぞれのページのコンテンツに合った Google 広告が配信されます。

プレースメント ターゲティング
プレースメント ターゲティングでは、広告の表示先とするプレースメントやサイトの一部分を、広告主様が自分で指定します。プレースメント ターゲティングで配信される広告はページの内容と密接には関連しない場合もありますが、広告主様が提供する商品やサービスとお客様のサイトのユーザーの興味や関心に関連性があると判断した広告主様によって掲載先が手動で指定されます。

パーソナライズド ターゲティング
パーソナライズド広告は、ユーザーの興味や関心、属性(「スポーツファン」など)、その他の条件に基づいて、広告主様が広告を表示できるフォーマットです。 ユーザーは広告設定で、パーソナライズド広告が表示されないように自分で設定を変更できます。

ネットワーク掲載ターゲティング
広告主様は [ネットワーク掲載] を指定することで、利用可能な広告枠に基づいて、AdSense ネットワークのすべてのサイト(明示的に除外されているサイト以外)をターゲットに設定できます。

引用:AdSenceヘルプ

アドセンス広告の掲載条件には、特に「コンテンツ内容」「ユーザー属性」の2つが大きく関わっていることがわかります。

つまり、ブログに掲載されるアドセンス広告は、戦略的にクリック単価が高くなるように「コンテンツ内容」をつくれば、ある程度は操作できるといえます。

例えば「クレジットカードの比較」のような記事を書いていたら、クレジットカードの広告が掲載されやすくなるってことだね!

テーマごとのクリック単価(CPC)目安

それでは、平均クリック単価と高単価のテーマについて解説していきます。

平均は1クリック35円

アドセンス単価の平均は、1クリックあたり35円といわれています。

厳密にいえばパソコンでは1クリック40円・モバイルでは平均30円です。

これは、パソコンのほうが広告サイズが大きく表示されることが関係しています。

アドセンス単価の高いテーマ

広告を出すライバルが多い(人気テーマ)」「高単価の商品・サービスであること」の2つ条件のいずれかを満たしていると単価は高くなります。

上記のどちらかを満たしているテーマとしては、以下のような種類があります。

金融カードローン / 住宅ローン / キャッシング(消費者金融) / クレジットカード
投資FX / 株取引 / 不動産投資
保険生命保険 / 医療保険 / がん保険 / 保険の相談窓口
美容ニキビ / ダイエット / 薄毛 / 化粧品 / サプリメント
健康健康食品 / 視力矯正 / インプラント
婚活結婚相談所 / マッチングアプリ
学習英会話 / プログラミング教室 / 資格
法律法律相談 / 離婚相談 / 相続
その他電気切り替え / 格安SIM

お金に関すること、美容や健康、婚活など身近で顕在化しやすい悩みに関するジャンルの単価が高くなっていることがわかります。

高単価テーマは狙い目か?

アドセンス単価が高く設定されているテーマは狙い目です!・・・と、言いたいところですが、初心者は手を出さない方が無難です。

単価が高いということは、トッププレイヤーなどのライバルが多く、初心者が戦略なく参入しても全くアクセスが集まらない可能性があります。

アドセンス報酬単価が高いジャンルのほとんどは、各ASPを経由した高単価アフィリエイトが多いため、アフィリエイト特化のブログも多く参入しています。

SEOSEO対策の知識を身に着けて、ライバルが不在・もしくは弱い穴場キーワードを狙うのがアドセンス報酬を増やす近道です。

アドセンス報酬の目安

アドセンス報酬は、ページビュー(PV)をもとに目安を測ることできます。

以下がアドセンス報酬の目安です。番付はSanzzoさんの「ブログ部」を参考にしています。

月間PVアドセンス報酬目安の番付
3,000PV300円~900円ビギナー
10,000PV1,000円~3,000円脱ビギナー
30,000PV3,000円~9,000円アマチュア
100,000PV10,000円~30,000円トップアマチュア
300,000PV30,000円~90,000円エキスパート
500,000PV50,000円~150,000円セミプロ
1,000,000PV100,000円~300,000円プロ

一部の上位ブログしか辿り着けない100万PVであっても、アドセンス報酬だけでいえば10万円~30万円が関の山。

アドセンス報酬だけでは、プロレベルのブログであっても物凄く稼げるわけではありません。

そのため、アドセンス報酬をメインのキャッシュポイントに置くのではなく、あくまで副次的な収入として考えておいた方がよさそうです。

一方で、Googleアドセンスは、アフィリエイトと比べると安定感は抜群です。

アフィリエイトは、広告掲載が突如終わることもあるし、ASP自体がつぶれてしまう可能性もあります。Googleも同じようなリスクはありますが、リスクの大きさは天と地の差があります。

アドセンス報酬は、12月と3月にあがりやすくなる傾向にあります。12月と3月は、年末と年度末のタイミングとなり、広告代理店が予算を使い切る目的で報酬を上げる傾向があるからです。

クリック単価(CPC)を上げる6つの方法

アドセンス広告は、特に「コンテンツ内容」と「ユーザー属性」によって単価が決まると説明しましたが、それ以外にも単価を左右する要素があります。

ここでは、簡単にクリック単価の改善に繋がるものを解説します。

  • 広告サイズを変更する
  • ブロック設定を解除する
  • 楽天とAmazonの広告をブロックする
  • 誤クリックを減らす(スマートプライシング)
  • 記事内広告やインフィード広告を導入する

実際にクリック単価が改善されたものを紹介しますが、環境や媒体によっては改善されない可能性もあることはご理解ください!

広告サイズを変更する

1つ目は、広告サイズの改善です。効果的な広告サイズにすることでクリック率が上がる傾向にあります。

クリック率が上がれば、広告主の競争を促すことにもつながるので、結果として単価があがる可能性もあります。

最も効果的なサイズといわれているのは、720×90、336×280、160×600、320×100(モバイルバナー)です。

また、広告サイズを大きくすることで、クリック単価が高くなる傾向もあるので、ユーザビリティを悪化させない程度で、広告を大きくするのも手です。

ブロック設定を解除する

2つ目は、アドセンスのブロック設定をしていないか確認して、もしブロックが必要以上に多ければ解除することです。

Google AdSenceの「ブロックコントロール」から、ブロックしているカテゴリなどを見ることができます。

アドセンス ブロック

広告をブロックする要素が多すぎると、そもそも入札できる広告主が限られてしまうため、競争が起きにくく、クリック単価が下がる可能性があります

サイト運営上、広告をブロックすることが必要なケースもありますが、最低限にしておくといいでしょう。

楽天とAmazonの広告をブロックする

楽天とAmzaonのクリック単価(CPC)は低いので、表示させないのも一つの手です。

Google AdSenceの「ブロックコントロール」から、「広告主のURL」を選択して、楽天のURLとAmazonのURLを入力して設定します。

アドセンス ブロック

楽天とAmazonのURL

楽天とAmazonの広告をブロックしてから、1週間~1ヶ月でデータの経過観察を行ってください。

まれに、楽天とAmzaonの広告をブロックすることで、アドンセンス報酬の単価が下がることがあります。

その場合は、ただちにブロックを解除しましょう。

誤クリックを減らす(スマートプライシング)

アドセンス広告は、貼り方次第でクリック率を高めることができますが、そのぶん誤クリックが増えてしまうリスクがあります。

Googleはスマートプライシングと呼ばれる、広告クリックによる効果測定を行っています。

誤クリックが多いとスマートプライシングの評価が悪くなり、広告主から広告単価を下げられてしまう危険性があります

広告をやたらめったら貼ったり、誤クリックしやすい場所に貼るのは、単価を下げる原因になるので改善が必要です。

記事内広告やインフィード広告を導入する

記事内広告やインフィード広告などのネイティブ広告をつかうことで、コンテンツの中に自然に溶け込む広告が設置できます

ユーザーのITリテラシーが高まるにつれ、見た目が広告すぎる広告は毛嫌いされるようになりました。

そのため、ネイティブ広告のような自然に溶け込む広告を使うことで、クリック率を改善することができます。

また、アドセンスの一定の要件を満たすと「関連コンテンツ」と呼ばれる、ブログ記事の下設置される「関連コンテンツエリア」にアドセンス広告を挿入するユニットが使えるようになります。

「関連コンテンツエリア」は、クリック率が高い広告ですが、「トラフィック量」と「ページ数」の条件をクリアしたWebサイトだけが掲載を許可されます。

それぞれについて明確な基準は公表されていませんが、ネット上の情報などを参考にすると「月間10,000PV」かつ「100記事程度」あれば、許可される可能性が高いといえます。

ベストな対策:品質の高い記事を投稿し続ける

テクニック的なことでクリック単価を高くすることはできますが、「ベストの対策」としてGoogleも推奨しているのは、品質の高い記事を投稿し続けるという基本的な考え方です。

クリック単価を簡単に改善できるテクニック的をいくつか紹介しましたが、本質的にはいい記事が書くことが、何よりも重要ということです。

クリック単価はサイト運営者様のコントロールの及ばない要素であり、広告主様の意識の変化にも影響を受けるため、一度下がり始めると、上昇へと方向転換するのは容易なことではありません。クリック単価を引き上げるためにサイト運営者様が現状でできるベストの対策としては、ユーザーを引き付ける魅力的なオリジナル コンテンツをウェブサイトで質量ともに充実させることです。コンテンツの増強によりトラフィックを増やすことができれば、ターゲットを絞り込んだ関連性の高い広告の掲載機会が増えるはずです。その結果、ウェブサイトでのコンバージョン率が高まれば、広告の掲載先としての価値が高まり、クリック単価の上昇を見込めます。

引用:AdSenceヘルプ

まとめ

今回は、Googleアドセンスの報酬とクリック単価を上げる方法についてまとめました。本記事の要点は次の通りです。

本記事の要点
  • アドセンス単価は、広告を出すライバルが多く、高単価の商品・サービスであると単価が高くなる
  • 100万PVでもアドセンス報酬は10~30万円のレベル
  • クリック単価を上げる「ベストの対策」は、品質の高い記事を投稿し続けること

アドセンス報酬は、アフィリエイトと比較すると報酬額が小さくなりますが、着実に報酬が増やせる手段なので、軽視せずに改善に取り組んでいきましょう。

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