こんな方に読んで欲しい!
- 広告を表示させる場所を、自分で決めたい!
- Googleアドセンス(AdSense)の自動広告を使いたくない!
Googleアドセンス(AdSense)には、「自動広告」が準備されています。
あなたのWebサイトをスキャンし、クリック率の高い場所にGoogleが自動的にAdSense広告を配置してくれます。
ただ、クリック率を重視するため、Webサイトのデザインを大きく損なう位置に広告が表示されたりもします。
筆者のWebサイトでは、ヘッダーメニューの下にデカデカと表示されました。たぶん読者は離脱するでしょう。
これでは本末転倒です。
広告位置は自分で決めましょう。
今回は、自分で広告位置を決められるWordPressプラグイン「Ad Inserter」を徹底解説します!
さらに詳しく!
Googleアドセンス(AdSense)については、こちらの記事で解説しています。
[blogcard url=”https://iblab.net/about-google-adsense/”]
1. 広告を表示させる2つの方法
ここがポイント!
広告を自由に配置できるWordPressプラグイン「Ad Inserter」は、Googleアドセンス(AdSense)以外の広告にも、もちろん使うことができます。
ただし、今回の記事では、広告は「Googleアドセンス(AdSense)広告」として執筆します。
あなたのWebサイトにGoogleアドセンス(AdSense)広告を表示させるには、
- AdSenseコードを直接貼りつける方法
- AdSenseコードをプラグインを使って挿入する方法
の2つの方法があります。
1-1. AdSenseコードを直接貼りつける方法
Googleアドセンス(AdSense)の広告は、記事の上部・下部、記事の途中、サイドバーなど、どこにでも表示させることができます。
1-1-1. 記事の上部・下部、記事の途中などにAdSenseコードを貼り付ける
記事に埋め込む場合は、記事の広告を表示させたい部分でブロックエディタからHTMLブロックを呼び出し、AdSenseコードをペーストすれば、思い通りの位置に広告が表示されます。
ただ、記事ごとに毎回毎回、手動で設定する必要があります。
1-1-2. サイドバーにAdSenseコードを貼り付ける
Googleアドセンス(AdSense)広告は、サイドバーに表示させても効果的です。
2019年には追尾型サイドバーへの表示制限も無くなり、クリック率を向上させることができるようになりました。
WordPress管理画面>「外観」>「ウィジェット」から「カスタムHTML」というウィジェットを選び、サイドバーにドラッグします。
サイドバーにドラッグした「カスタムHTML」を展開して、その中にAdSenseコードを入力しましょう。
1-2. AdSenseコードをプラグインを使って挿入する方法
「記事の上部・下部、記事の途中などにAdSenseコードを貼り付ける」方法は、毎回毎回、AdSenseコードを挿入することになるのですが、正直に書くと面倒くさいです。
そして忘れやすいです。収益化の機会を自ら遠ざける結果になります。
手間なく、確実に広告が表示されるように、プラグインを利用しましょう。
2. WordPressプラグイン「Ad Inserter」のメリット
何度も書いていますが、あなたのWebサイト上の好きな場所に広告が配置できます。
もう少し具体的に書けば、あなたのWebサイト上に最大16カ所に広告を配置できます。
配置する場所は、あらかじめ設定された18パターンから選択できます。
それ以外にも以下のような特徴やメリットがあります。
- HTML形式であれば、Googleアドセンス(AdSense)以外の広告も表示が可能
- 「Ad Inserter」で設定した内容は、すべての記事に自動的に反映
⇒つまり、1度設定すれば自動で表示されます。
なお、Ad Inserterは、日本語化されていません。
必要な部分は翻訳して解説しますので、参考にしてください!
3. Ad Inserterの導入方法
「Ad Inserter」はWordPress公式プラグインなので、WordPress管理画面>プラグイン>新規追加 から簡単にインストールできます。
右側のキーワード検索テキストボックスで「 Ad Inserter 」と検索すると1番目にヒットしますので、「今すぐインストール」をクリックし、有効化します。
インストール済みプラグイン一覧に「Ad Inserter」 が表示されていれば、インストール完了です。有効化してください。
4. 「Ad Inserter」の設定方法と使い方
「Ad Inserter」の設定方法や操作方法、注意点について徹底解説します!
4-1. 「Ad Inserter」の設定方法
プラグイン「Ad Inserter」はかなり細かい設定が可能ですが、特にデフォルトの設定を変えなくても正常に動作するプラグインです。
全体的な設定が必要な場合は、画面の右上にある歯車のマークから設定を変更できますが、とりあえずこのままで良いでしょう。
4-2. 「Ad Inserter」の操作方法
では、「Ad Inserter」を使って広告を表示させてみましょう!
① 広告を選択する
あなたのWebサイト上に最大16カ所に広告を配置できます。
タブが16個並んでいて、最初は「1」が選択されいます。
② 名前をつける
どこに配置した広告かわからなくならないように、「タイトルの下」「記事本文の下」など、自分がわかるように名前を付けておきましょう。
③ AdSenseコードを貼り付ける
中央の黒いテキストボックスに、AdSenseコードをコピペします。
※もちろん、HTMLで書かれたコードならAdSenseのコードでなくても表示できます。
④ 対象となるページを選択する
設定している広告を表示させるページを選択します。
- Posts:投稿ページ
- Homepage:フロントページ(トップページ)
- Category pages:カテゴリーページ
- Static pages:固定ページ
- Search pages:サイト内検索ページ
- Tag/Archive pages:タグページ、アーカイブページ
デフォルトでは、Posts(投稿ページ)のみチェックが入っています。
ひとまずPosts(投稿ページ)のみで試してみましょう!
⑤ 表示場所(全18パターン)を選ぶ
表示させたい場所を選択しましょう!
ここがポイント!
テーマによって表示される場所が違います。また、テーマによって表示されない場合もあります。
実際に表示させて確認してください。
- A Disabled:無効(表示しない)
- B Before Post:投稿の前(記事タイトルの上)
- C Before content:コンテンツ(記事)の前(タイトルの後)
- D Before paragraph:段落の前
- E After paragraph:段落の後
- F Before image:画像の前
- G After image:画像の後
- H After content:コンテンツ(記事)の後
- I After Post:投稿の後
- J Before excerpt:抜粋の前
- K After excerpt:抜粋の後
- L Between posts:投稿の間
- M Before comments:コメントの前
- N Between comments:コメントの間
- O After comments:コメントの後
- P Footer:フッター
- Q Before HTML element:HTML要素の前
- R Inside HTML element:HTML要素の内部
- S After HTML element:HTML要素の後
⑥ 表示形式を選ぶ
右寄せ、左寄せ、中央配置など、好みの形式を選択してください。
ここに注意!
右から2つは、基本的に使用しません。
これで表示させるための設定は完了です。
実際に表示させて、思った位置に広告が表示されているか確認してください。
4-3. 広告を非表示にするブラウザのアドオン(追加機能)に注意
広告を非表示にするブラウザのアドオン(追加機能)を有効にしていると「Ad Inserter」の操作画面が正常に表示されません。
あなたのWebサイトを指定して、広告表示を許可すれば正常に表示されます。
さらに詳しく!
例えば、Google chromeブラウザのアドオン「Adblock Plus」などです。
「Adblock Plus」を操作して、広告表示を許可してください。
5. まとめ
広告は、毎回毎回、表示させるは正直に書くと面倒です。
数が増えると、より時間もかかりますし、手作業では挿入忘れ、間違いも発生します。
忘れたり間違ったりすると、収益の機会を失ってしまいます。
手間と間違いを無くすためにも、WordPressプラグイン「Ad Inserter」を使って、自動的に表示されるように設定しましょう。