検索クエリとは?検索キーワードとの違いや活用方法について解説

こんな方に読んで欲しい!
  • 検索クエリってなに?
  • 検索クエリと検索キーワードは何がちがうの?
  • 検索クエリはどんな種類があるの?

検索クエリとは、ユーザーが検索窓に入力した単語や複合語のことを指します。

SEOやWebマーケティングに重要な言葉ですが、検索キーワードとの違いや、SEOへの活用方法がいまいちわからない方も少なくないでしょう。

そこで今回は、検索クエリとは何か?検索キーワードとの違い、検索クエリの種類、検索クエリの活用方法まで解説していきます。

もくじ

検索クエリとは

冒頭のとおり、検索クエリとはユーザーが検索窓に入力した単語や複合語です。つまり、ユーザーが調べるキーワードのことを指します。

具体的には「SEO」「SEO とは」「SEO対策のやり方」といった言葉が検索クエリです。

検索クエリは、SEO対策のキーワード選定において極めて重要です。

頭に浮かんだ簡単な言葉がほとんどの検索クエリのため、検索クエリはユーザーニーズを推測するのに役立ちます。

つまり、検索クエリを分析することが、SEO対策の基本であり重要なポイントといえます。

検索クエリと検索キーワードの違い

検索クエリと検索キーワードは、非常に似ていますが、次の通り微妙に違います。

  • 検索クエリ:ユーザーが検索窓に入力した言葉(単語や複合語)
  • 検索キーワード:サイト運営者や広告主側がSEO対策や広告掲載で用いる言葉(単語や複合語)

検索クエリはユーザー視点、検索キーワードは運営者視点と覚えておくといいでしょう。

尚、検索クエリには「東京都の気温が知りたい」のような文章も含まれますが、検索キーワードに文章は含まれません。キーワードはあくまでも単語もしくは複合語です。

また、検索クエリには、誤字脱字や「猫」と「ネコ」のような表記ゆれは違うものとして扱いますが、検索キーワードの場合は検索エンジンが同じ意図と判定すれば、誤字脱字や表記のゆれは同じものとして扱われます。

検索クエリの種類

検索クエリは大きく3つに分類できると、Googleの科学者であったAndrei Broder氏が『A taxonomy of web search』の中で発表しました。

検索クエリの3分類
  • ナビゲーションクエリ:特定のページやサイトに行きつく目的のクエリ(Goクエリとも呼ぶ)
  • トランザクションクエリ:商品の購入や資料請求といった具体的な行動のためのクエリ(DoクエリBuyクエリも呼ぶ)
  • インフォメーションクエリ:情報収集のためのクエリ(Knowクエリとも呼ぶ)

ナビゲーションクエリ(Goクエリ)

ナビゲーションクエリは、Amazon、Youtubeなど、訪問したいページが決まっている場合に使います。認知度の高い商品やサービスに直接訪問する際に使うクエリです。

Webサイトを立ち上げたばかりの段階では認知度が低いため、ナビゲーションクエリでユーザーが訪れることに期待できません。

事業が認知されたり、SNSでファンと深く繋がれるようになるとナビゲーションクエリからの訪問が期待できるクエリです。

トランザクションクエリ(Doクエリ・Buyクエリ)

トランザクションクエリは、「スニーカー通販」「まんが まとめ買い」「中古車 見積」「青山 美容室」など具体的な行動に直結するクエリです。

商品の購入に関するクエリをBuyクエリ、購入以外の行動に関するクエリをDoクエリといいます。

トランザクションクエリを検索するユーザーは、購買意欲が高いため、アフィリエイトなどの売上に直結するクエリです。

そのため、ライバルが強力な傾向にあるため、万全のSEO対策が欠かせません。

インフォメーションクエリ(Knowクエリ)

インフォメーションクエリは、何か知りたいことを解決するために使われるユーザーがもっとも多く使うクエリです。

「バラ 漢字」「オムライス 作り方」「頭痛 原因」など、さまざまな悩みごとがインフォメーションクエリです。

インフォメーションクエリは、無限に近いバリエーションがあるため、強力なライバルが不在のキーワードも存在します。

WEBサイトの集客戦略においては、強力なライバルが不在でボリュームが見込めるキーワードを見つけられるかが大きなポイントになります。

参考:ブログのライバルチェックは「5ステップ」でOK!穴場キーワードの狙い方を徹底解説!

検索クエリの活用方法

ブログの骨格を担うのは、インフォメーションクエリで検索されるコンテンツです。

アクセスの大半はインフォメーションクエリからのアクセスとなるため、インフォメーションクエリからキーワード確定までの流れを解説します。

インフォメーションクエリをニーズから分類する

インフォメーションクエリは、5W1Hで切り口を細分化できます。

これを意識すると、キーワード選定をすると、的確なニーズが探しやすくなります。

キーワード:「虫歯」の場合

  • Whats(って何?):「虫歯 とは?」
  • When(いつ?):「虫歯 治療 いつから」
  • Where(どこ?):「虫歯 治療 歯医者」
  • Who(だれ?):「虫歯 息子」
  • Why(なんで?):「虫歯 原因」
  • How(どのように?):「虫歯 予防 やり方」

インフォメーションクエリからキーワードを絞り込む

インフォメーションクエリでニーズが見えてくると、そこから記事のキーワード選定が必要になります。

「虫歯 原因」を題材にした記事を書くのであれば、「虫歯 理由」「虫歯 習慣」などがキーワードとして候補に挙がります。

他の例でいえば、「新作iPhoneの発売時期」を知りたいニーズが見つかった場合のキーワード選定をしてみます。

その場合の検索キーワードとして想定されるのは、「iPhone いつ 発売」「iPhone いつ 出る」「新作 iPhone 発売日」などが挙げられます。

キーワードプランナーで月間のアクセス数を調べると、それぞれ月間100~1,000か10~100のアクセスが見込めることがわかりました。

インフォメーションクエリ 例

検索キーワードに「いつ」を含めると、アクセスが増えるのがわかりますね。

キーワードのライバルチェック

キーワードが選定できたら、ライバルサイトのチェックを行い、勝てる相手なのかを分析します。

いくらアクセスの集まるキーワードでも、ライバルが強力すぎるなら避けるべきとの判断になるからです。

検索クエリの最適なバランス

コンテンツサイトを作る場合、インフォメーションクエリ9割、トランザクションクエリ1割のバランスを狙って設計するといいでしょう。

サイトの中にトランザクションクエリを狙ったコンテンツばかり増えると、ユーザーから敬遠される上、アクセス数も稼ぎにくくなります。

トランザクションクエリを狙ったアフィリエイト記事は、Googleからも評価を受けない可能性が高いため、あまりに増やしすぎるのは得策ではありません。

50記事の記事があるサイトであれば、5記事がアフィリエイト記事(収益記事)、45記事がインフォメーションクエリに対応した知識記事の割合にするのが理想です。

インフォメーションクエリでユーザーを集客して、内部リンク等でトランザクションクエリに送客するイメージで構築するのがおすすめです。

まとめ

この記事では、検索クエリの種類と、検索キーワードとの違いなどについて解説しました。

検索クエリの種類は、次の通りです。

検索クエリの3分類
  • ナビゲーションクエリ:特定のページやサイトに行きつく目的のクエリ(Goクエリとも呼ぶ)
  • トランザクションクエリ:商品の購入や資料請求といった具体的な行動のためのクエリ(DoクエリBuyクエリも呼ぶ)
  • インフォメーションクエリ:情報収集のためのクエリ(Knowクエリとも呼ぶ)

ブログなどのコンテンツサイトを作る場合は、「インフォメーションクエリ」を中心として設計し、内部リンクなどで「トランザクションクエリ」に繋げていくといいでしょう。

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