パンくずリストとは?SEO効果の高い設定方法を解説(初心者向け)

こんな方に読んで欲しい!

  • パンくずリストっていったい何?
  • SEO効果の高いパンくずリストはどうすればできるの?

Webサイトの運営をすると「パンくずリスト」という、耳なじみのない言葉を聞くことがあります。

「パンくずリスト」を使っていないWebサイトもありますが、SEOにおいて非常に不利に働いていることをご存知でしょうか?

この記事では、パンくずリストに焦点をあて、「パンくずリストとは?」から「ユーザーにとっての役割」「検索エンジン(SEO)にとっての役割」を解説し、最後に「SEO効果の高いパンくずリスト」について解説します。

この記事を読めば、不利にならないパンくずリストの設定が理解できるでしょう。

それでは、本編をどうぞ!

もくじ

パンくずリストとは

パンくずリストは今いるページの階層を表すリスト

パンくずリストとは、Webサイトの上部や下部にある、今いるページの階層を表すリストです。

パンくずリスト

多くのパンくずリストは、トップページ(HOME)から、カテゴリー、小カテゴリーへと細分化されていく階層構造になっています。

WordPressテーマによっては非表示にできますが、こだわりがなければ記事上部に表示しておけばいいでしょう。

パンくずリストは、童話『ヘンゼルとグレーテル』の中で兄妹が道を見失わないように、パンをちぎって道しるべにしたことが名前の由来です。

大半のWordPressテーマに搭載されている

パンくずリストは、大半のWordPressテーマに最初から搭載されています。

もし、搭載されていないテーマを使用する場合は、「Breadcrumb NavXT」プラグインを使えばパンくずリストが有効化できるので、お使いください。

「AFFINGER」「SWELL」「TROLL」「JIN」「TCD」など様々な有料テーマを使ってきましたが、全てパンくずリスト搭載テーマでした!

ユーザー目線のパンくずリストの効果

パンくずリストを設置することで、ユーザビリティが向上します。

パンくずリストを見ることで、今読んでいる記事がどのカテゴリ―に属している記事なのかが瞬時にわかり、カテゴリ―内の他記事への遷移も簡単にできます。

パンくずリストには、アンカーテキスト(リンク)が貼ってあり、ユーザーは今の階層から上位階層にすばやく移動することができます。

基本的なパンくずリストの構造は「トップページ > カテゴリー > 小カテゴリー > コンテンツ」の順となっており、Google検索でコンテンツに直接アクセスした場合でも、パンくずリストを使ってカテゴリーページやトップページも閲覧する可能性があります。

つまり、パンくずリストがあれば、ページの回遊率を上げて離脱率を下げる可能性があります。

ページの離脱率はSEOの評価にも関わります!

パンくずリストのSEO効果

検索エンジン 流れ

パンくずリストはユーザーだけでなく、検索エンジン最適化(SEO)にとっても効果が期待できます。

検索エンジンは、内部リンクを辿り、Webサイト内をクロール(巡回)し構造を理解して、サーバーにインデックス(登録)します。

パンくずリストを設置することで、検索エンジンが構造に沿ってサイト内をクロールできるため、Webサイトの構造を正しく伝えることができます。

クロールしやすい構造を「クローラビリティが高い」といいますが、パンくずリストを設置することでクローラビリティが高まるので、SEO効果が高くなります。

Googleが公式に出している「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」でも、パンくずリストの使用を推奨しています。

パンくずリストとは、ページの上部か下部にある内部的なリンクの行です。訪問者はパンくずリストを使って、前のセクションやルートページにすばやく戻ることができます。ほとんどのパンくずリストでは、最初の左端のリンクとして最も一般的なページ(通常はルートページ)を置き、右側に向けてより具体的なセクションを並べています。パンくずリストを表示する場合は、パンくずリストの構造化データのマークアップを使用することをおすすめします。

引用:検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド

SEO効果の高いパンくずリスト

パンくずリストには、SEO効果がありますが、闇雲に設置すると逆にマイナスになる可能性があります。

パンくずリストを設置する際には、カテゴリ―の構造にも注意を払わなければいけません。

カテゴリ―はせいぜい5つ前後

大カテゴリーはせいぜい5個、サブカテゴリーはせいぜい10個以内が望ましいでしょう。

100記事で20~30カテゴリーなど、カテゴリーが異常に多い構造だとまとまりのない構造にみえてしまいます。

1カテゴリ―に10記事以下だと、そのカテゴリ―に関して網羅性が低く見えてしまいます。

Googleは、ページの専門性や網羅性を評価することが「品質評価ガイドライン」でも示されているため、カテゴリーは絞った方がいいでしょう。

参考:カテゴリーとタグの違いとは?SEOを意識した正しい使い方解説

関連性のあるカテゴリー構造にする

関連性のないカテゴリー設定も、逆効果です。

例えば、「食品 > 発酵食品 > 納豆 」などの関連性の高いパンくずリストであれば問題ありませんが、「食品 > 納豆 > ヨーグルト 」などはNGです。

関連性のないパンくずリストは、読者が混乱する上に、検索エンジンからもマイナスの評価を受けてしまいます。

サイト内の構造が整理されていれば、自ずとパンくずリストも関連性を持ちます。

Webサイトを構築する際には、ユーザーの視点に立ったわかりやすく関連性のあるカテゴリー構造を心がけましょう。

まずはサイトの構造を整理してグルーピングすることが重要だね!

SEOキーワードを意識して構造化する

パンくずリストは、Webサイトの構造そのものであるため、SEOキーワードを意識します。

例えば「発酵食品」に関する情報を発信するブログであれば、カテゴリーは「納豆」「ヨーグルト」などの食物カテゴリーや、「豆類」「肉類」などといったカテゴリー、「食べ方」「作り方」などのカテゴリーも考えられます。

「納豆」「ヨーグルト」などの食品名にすると、一つのカテゴリーで網羅性も高めるのは非常に難しくなりますね。「豆類」「肉類」などとある程度広げておけば、そこのカテゴリー内の記事数は増やしやすくなります。

しかし、SEOキーワードからみると「納豆」「ヨーグルト」といった食品名と「豆類」「肉類」といったキーワードで考えると、明らかに「納豆」「ヨーグルト」のほうが検索ボリュームは大きくなるはずです。

「納豆」「ヨーグルト」まで絞り込んでカテゴリーを充実させた方が、検索エンジンからは専門性や網羅性が高く見えます。

そういったバランスも考えながら、ご自身のWebサイトの方向性にあった構造をつくりましょう。

まとめ

パンくずリストとは、Webサイトの上部や下部にある、今いるページの階層を表すリストであり、サイトの構造を表すものです。

検索エンジンがクロールする際に使うため、整理された構造にしておくことが望ましいでしょう。

パンくずリストは、カテゴリーの構造づくりに大きく関わります。

以下の記事では、カテゴリーの作り方について解説しているので、併せて読んでみてください。

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