こんな方に読んで欲しい!
- WordPressでの執筆スピードを上げたい!
- もっと簡単に画像を挿入したい!
記事にリズムを付けたり、区切りを付けたりするときに、画像を挿入することがあるでしょう。
画像の挿入って、意外と面倒で時間もかかるんですよね。
「もっと簡単に画像が納入できたら、執筆スピードがあがるのに!」と考えている方も多いと思います。筆者もそうでした。
そこで今回は、見つけた画像の挿入を簡単にできるプラグイン「OnePress Image Elevator」について徹底解説します!
1. OnePress Image Elevatorについて
WordPressで画像を挿入するのは、意外と面倒で時間がかかりますよね。
- 素材サイトで画像を探す
- ダウンロードボタンをクリックする
- パソコンに画像ファイルをダウンロードする
- WordPressの記事執筆画面を開く
- 画像ファイルをドラッグ&ドロップする
「OnePress Image Elevator」をインストールすると、WordPressの記事作成画面で画像のコピー&ペーストができるようになります。
- 素材サイトで画像を探す
- 右クリックして「画像をコピー」
- WordPressの記事執筆画面を開き「Ctrl+C(貼り付け)」
画像のダウンロードや保存、アップロードの時間が大幅に削減されるため、記事の作成スピードがグンッとあがります!
ここに注意!
執筆時点(2020年9月)では、ブロックエディタ(Gutenberg)に対応していません。
Classic Editor をインストールし、旧エディタで使用する必要があります。
2. OnePress Image Elevatorの導入方法
「OnePress Image Elevator」はWordPress公式プラグインなので、WordPress管理画面 > プラグイン > 新規追加から簡単に導入できます。
新規検索画面の検索ボックスに「OnePress Image Elevator」と入力すると、上位に表示されます。 表示されない場合は、製作者名「OnePress」で検索する方法が効率的です。
「今すぐインストール」→「有効化」をクリックすれば完了です。
インストール後は、エディタ画面に新規アイコンが追加されます。
3. OnePress Image Elevatorの設定方法
「OnePress Image Elevator」の設定は、エディタ(執筆画面)に追加されたアイコンをクリックして行います。
クリックすると、設定画面が表示されます。設定できる項目は4項目。そのうち2つは無料版でも設定可能です。
① Paste images with links
画像にリンク(メディアファイルへのリンク)を追加して、画像を張り付けることができます。
②CSS classes
貼り付ける画像に特定のCSSクラスを設定する場合は、ここに入力します。
③Image Resizing
有料版の機能です。ファイルのサイズを自動で変更する機能です。
④Image Compression
こちらも有料版の機能で、ファイル形式をJPGに変更する機能です。
設定が終わったら、「Update Rules」をクリックしましょう。
4. OnePress Image Elevatorの使い方
「OnePress Image Elevator」の操作手順を、自由に使える画像を探してWordPressで使うことを想定して解説します。
さらに詳しく!
画像にも著作権があり、なんでも自由に使えるわけではありません。画像の著作権やクリエイティブコモンズについては、下記の「クリエイティブ・コモンズ」の意味と画像の探し方で徹底解説しています!
[blogcard url=”https://iblab.net/creative-commons/”]
まず、ブログなどで自由に使える画像を「O-DAN(横断)」などで探します。
さらに詳しく!
O-DAN(横断)はその名前のとおり、様々な無料写真素材のWebサイトを横断的に検索できるサービスです。
[blogcard url=”https://o-dan.net/ja/”]
検索結果が表示されたら、挿入したい画像を探し、クリックしてください。
実際に画像が登録されているWebサイトが開きます。表示された画像の上で右クリックし、「画像をコピー」を選択します。
WordPressの記事執筆画面を開き、貼り付けたい場所を選択(クリック)します。
その状態で「Ctrl+C(貼り付け)」を押せば、貼り付けられます。簡単!
貼り付けたら、
- 画像の位置
- 画像の大きさ
- alt(代替テキスト) ←重要
を設定しましょう!
ここがポイント!
画像は、人間の目で見ればどんな画像かわかりますが、検索エンジンのクローラー(Webサイトを巡回し、データベースを構築するプログラム)は認識できません。そのため、alt(代替テキスト)を設定し、どんな画像かクローラーに伝える必要があります。SEOの評価が上がる可能性があり、設定しておきましょう。
貼り付けた画像をクリックすると、メニューが表示されますので、鉛筆マークをクリックします。
「画像詳細」が開きますので、「代替テキスト」に画像の説明を入力します。例えば、今回の画像であれば「パソコンで作業する人」や「スタートアップで働く人々」といった感じです。
配置やサイズは、必要に応じて変更してください。自分のルールを作っておくと、統一感が出て良いですね。
5. OnePress Image Elevator 無料版と有料版の違い
「OnePress Image Elevator」には無料版と有料版($13/月)があります。違いは表の通りです。
無料版 | 有料版(月/$13) | |
画像の コピー&ペースト機能 |
◯ | ◯ |
メディアに画像保存 | ◯ | ◯ |
ファイル名の変更 | × | ◯ |
リサイズの設定 | × | ◯ |
画像の圧縮設定 | × | ◯ |
アップデート保証 | × | ◯ |
サポート | × | ◯ |
5-1. ファイル名の変更
ファイル名(タイトル)をわかりやすい言葉に変更することも、SEO上の評価が上がる可能性があります。
無料版の場合、メディア > ライブラリ > 該当する画像 からファイル名(タイトル)を変更しなければならず、作業効率はかなり落ちます。SEOを意識するのであれば、有料版「OnePress Image Elevator」を検討しましょう。
5-2. 画像のリサイズ
有料版では、画像のリサイズができます。サイト運営では、画像サイズの形式を決めているところも多いです。本機能を利用することで、画像アップロード後にファイルを設定する必要がなくなります。
5-3. 画像の圧縮
有料版「OnePress Image Elevator」では、画像の圧縮ができます。大量の記事に、大量のファイルをアップロードしているサイトでは、画像のサイズが重要です。
画像を圧縮機能を導入することで、JPGファイルの形式でアップロードできます。
6. まとめ
従来の「OnePress Image Elevator」を使わない方法で画像を挿入する場合、1画像あたり数十秒の時間がかかっていました。
1記事あたり5画像とすると、4~5分。10記事で40~50分。「塵も積もれば山となる」です。
画像コピー&ペーストプラグイン「OnePress Image Elevator」を利用することで、画像のアップロード時間を大幅に節約できます。
少し気になる点は、「OnePress Image Elevator」のプラグインの更新が執筆時点で2年間止まっていることです。
「使用中の WP バージョンと互換性あり」となっているため動作確認は継続的にされています。筆者も問題なく使えていますが、不具合が出た時に対応されるのかどうかがが分かりません。
その点だけ頭の片隅に置いて、利用しましょう。
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