相互リンクとは?SEO効果の高い施策も解説!

こんな人に読んでほしい
  • 相互リンクが何かを知りたい
  • SEO効果が高い相互リンクの貼り方を知りたい

相互リンクとは、2つのサイト同士がお互いにリンクを貼り合った状態のことをいいます。

適切に利用すればSEO施策として効果を発揮しますが、無闇に相互リンクを貼ってしまうとマイナス評価を受けることもあり注意が必要です

本記事では、相互リンクの概要やメリット、相互リンクに対するGoogleの考え方を紹介しています。

SEO効果が高いリンクの貼り方についても解説しているので、ぜひ参考にしてください!

もくじ

相互リンクとは

相互リンクとは、ドメインの異なる2つのWebサイト同士、またはWebページ同士がお互いにリンクを設置し合うことをいいます。

適切なリンクを設置し合うことで、サイトへのアクセスが増えるなどのメリットが見込めます。

上手く使えばSEO効果が期待できる一方で、Googleによって不適切なリンクと判断されてしまえばペナルティを受ける可能性もあります。

何でもかんでもリンクを設置し合えばよいという訳ではありません。

詳しい相互リンクの解説に入る前に、混同しがちな内部リンク・外部リンク(被リンク)との違いについて解説します。

内部リンク・外部リンク(被リンク)との違い

内部リンク同一ウェブサイト内の異なるページを結ぶリンクであり、相互リンクは異なるウェブサイト同士が互いにリンクし合うことなので、両者は異なります。

外部リンク(被リンク)は、単に他者のサイトから自サイトへ貼られるリンクを指します。

相互リンクは他者のサイトからの被リンクを受けるだけではなく、自サイトからの「発リンク」も同時にしている状態をいいます。

相互リンクにSEO効果はある?

結論からいえば、適切に設置することを前提として、相互リンクにSEO効果は期待できます

以前は相互リンクはSEOでも高い効果が期待されていましたが、安易な相互リンクには注意が必要です。

近年、検索エンジンのアルゴリズムの進化によって、品質の高いコンテンツや自然なリンク構造に重点を置くようになりました。

相互リンクが過剰または不自然である場合、検索エンジンはこれをスパム行為と見なす可能性があり、逆にランキングを低下させることがあります。

なお、リンク先が公共団体や企業サイトといったものではなく、個人サイトであっても扱うテーマの関連性や質の高いコンテンツはSEO効果が期待できます。

総じて言えるのは、SEOの手法は変化し続けており、質の高いコンテンツと自然なリンク構造が重視されています。

相互リンクは慎重に計画し、他のSEO戦略と組み合わせることが望ましいです。

相互リンクのメリット

相互リンクのメリットと期待できる効果は、主に以下の3点です。

  • リンクした外部サイトからのアクセス数が増加する
  • ドメインパワーが強くなる
  • ユーザーの利便性が向上する

以下でそれぞれの項目を詳しく解説していきます。

リンクした外部サイトからのアクセス数が増加する

相互リンクは、ユーザーに対してお互いのコンテンツを紹介し合うことになります。

そのため、関連性のある質の高い相互リンクの場合、リンクした外部サイトからのユーザーアクセス数の増加が見込めます。

お互いのサイトのユーザー層が異なる場合、相手サイトの訪問者はリンク先のコンテンツに興味を持って訪れることがあります。

相互リンクはお互いのサイトへの信頼性や信頼度を高めてくれる可能性があるため、ウェブサイト同士が相互にリンクしていることで、訪問者は相手サイトも信頼性があると認識しやすくなります。

ただし、ユーザーがリンクをクリックする必要性がなければアクセスにつながらないため、相互リンク相手のサイトとの関連性が非常に重要となります。

ドメインパワーが強くなる

相互リンクにより、自サイトのドメインパワーと言われるドメインの権威や信頼性の指標に対する影響を持つ可能性があると考えられています。

ドメインパワーとは、Webサイトが検索エンジンによりどれだけ評価されているかを数値化したものです。

高いドメインパワーを持つサイトは検索結果で上位にランク付けされやすくなることがあります

ドメインパワーを強化するためには、質の高いコンテンツの提供、他の信頼性の高いサイトからのバックリンクの獲得、ウェブサイトの技術的な最適化などが重要です。

ただし、これらの努力は時間がかかるものであり、急激な変化を期待することは難しい場合があります。

ドメインパワーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ユーザーの利便性が向上する

ユーザーの利便性が向上するのも大きなメリットです。

相互リンクが関連性の高いコンテンツや情報へのリンクである場合、ユーザーは自分の興味に合った追加の情報に簡単にアクセスできます。

これにより、ウェブサイトを訪れるユーザーはより多くの価値を得ることができ、良いユーザー体験はユーザーがサイトを利用しやすく感じる要因となります。

相互リンクがサイト同士で関連性の高いコンテンツを提案している場合、ユーザーは新しい興味深い情報に出会うことができます。

そうなればユーザーはより多くのコンテンツを探索し、サイト上での滞在時間が増える可能性があります。

自サイトに関係ないサイトのリンクを貼ると、かえって利便性を損なうため注意してください!

Googleの相互リンクに対する考え方

Googleは「スパムに関するポリシー」で、リンクスパムの一種として、悪質な相互リンクを禁止しています。

悪質な相互リンクに関して以下のようなものを禁止しています。

  • 過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する
  • 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する
Googleスパムに関するポリシー

上記のような悪質な相互リンクを禁止する一方で、正常な相互リンクを禁止するような文章は見つかりませんでした。

相互リンク募集サイトでの過剰なリンク交換は注意

相互リンク募集サイトでの過剰なリンク交換にはリスクを伴います。

相互リンク募集サイトとは、WebサイトやWebページ同士をマッチングし、相互リンクする相手を簡単に探せるサイトのことをいいます。

労せずに被リンクを獲得できる一方で、利用者のSEOやGoogle検索エンジンに対する知識が乏しいことが多く、低品質なリンクになりがちです。

簡単にリンクが獲得できるからといって、大量に質の悪いサイトと相互リンクしてしまえば検索順位を下げる結果となり、ペナルティを受けることになりかねません。

相互リンクをする相手は厳選しましょう!

大量の自動相互リンクは悪質と判断される

自動相互リンクツールを使用して大量に自動相互リンクを作成することで、悪質な行為としてペナルティを受ける可能性があります

自動相互リンクツールとは、自サイト・ページのURLを送信するだけで他社のサイトやページに自動でリンクが設置されるツールで「Auto Linker」や「自動相互リンクサイト」などがこれに該当します。

簡単に相互リンクを増やせますがリンク相手が低品質なサイトなことも多く、リンクを設置することでかえって自サイトの評価を下げ、最悪インデックスから削除される可能性すらあるのです。

面倒でも手動で相互リンクを設置することをおすすめします!

SEO効果の高い相互リンクのやり方

SEO効果の高い相互リンクはどう設置したらよいのですか?

SEO効果の高い相互リンクのやり方は、主に以下の4つです。

  • 関連性の高いサイトと相互リンクする
  • 信頼性の高いサイトと相互リンクする
  • ドメインパワーの強いサイトからのリンクをもらう
  • 悪質なリンクはrel=nofollowの設定や削除依頼をする

1つずつ確認していきます。

関連性の高いサイトと相互リンクする

相互リンク相手となるWebサイトやWebページは、自身が運営するサイトやページと関連性が高いものを選ぶことが重要です。

関連性の高いサイトを相互リンク先とすることで、ユーザーの利便性が高まりGoogleの検索エンジンの評価も高まるからです。

具体的には、相手サイトの運営者にリンク提案を行います。相手サイトが自サイトのコンテンツに関連性があることを説明し、相互リンクの提案を行うものです。

相互リンクの提案時に、相手サイトにとってもたらすメリットを強調します。例えば、ユーザーにとって役立つ情報やトラフィックの増加など、相手にとってもプラスになる点を伝えましょう。

ただし、自サイトと内容が競合するようなサイトとの相互リンクは控えましょう。

サイトの関連性のみならず、相互リンクすることで自分にとってマイナスにならないかを入念にチェックすることも重要になります。

信頼性の高いサイトと相互リンクする

相互リンクする相手は、国・公共機関や企業など信頼性が高いサイトを選びましょう。

国や公共機関と相互リンクをすることは難しいかもしれませんが、企業相手ならば連絡を取りやすいはずです。

また、リンク相手を選定する際は運営する企業の情報をしっかり収集し、法的に問題のないサイトかも確認しましょう。

Googleは法律に違反しているサイトについて、以下のように言及しています。

Google は不適切なコンテンツを厳重に取り締まります

法律に違反している、またはお客様の権利を侵害していると思われるコンテンツを Google サービスで見つけた場合は、Google にお知らせください。Google ではそのコンテンツを審査にかけ、コンテンツへのアクセスをブロック、制限、または削除するかどうかを検討します。フィッシング、暴力、露骨な表現を含むコンテンツも、Google のサービス ポリシーに違反していれば、Google サービスからの削除対象となることがあります。リクエストを作成する前に、該当するサービスのポリシーをお読みになり、ポリシー違反のコンテンツを報告してください。

Googleサポートより

上記の例として闇金融や暴力団が関連するようなコンテンツが該当します。

法的に問題のあるサイトとの相互リンクは検索順位に影響が出る可能性もあるので注意が必要です!

ドメインパワーの強いサイトからのリンクをもらう

ドメインパワーの強いサイトからリンクを貼ってもらうことも、SEO効果が高い施策となるでしょう。

新しいWebページを作成したばかりの頃は、検索順位も上がりにくいものですがドメインパワーの高いサイトにリンクを貼ってもらうことで、順位が上がるばかりでなくユーザーにも認知されやすくなります。

相手サイトのドメインパワーの調べ方は「ドメインパワーとは?SEO効果、調べ方、上げ方まで網羅的に解説」の記事を参考にしてください。

悪質なリンクはrel=nofollowの設定や削除依頼をする

悪質なリンクを放置すると、ペナルティを受ける可能性があるため、nofollow属性の設定やリンクの削除依頼をしましょう。

nofollow属性とは、リンク先のページやサイトを検索エンジンにクロールさせないように設定する属性値のことをいいます。

全てのリンクに対して設定することもできますが、有用なリンクからの恩恵が受けられなくなるのでおすすめしません。

nofollow属性の設定例

<a href=”相手サイトのURL”rel=”nofollow”>相手サイトのテキスト<a/>

<a>タグに設定することで特定のサイトやページに検索エンジンの評価価値、いわゆる「リンクジュース」が渡されるのを防ぎます。

ユーザーがリンクを使って該当するサイトにアクセスすることはできるため、リンク自体を削除してもらう方が無難です。

相手と連絡が取れない場合やリンク状況の調べ方は「外部リンクの調べ方」をご覧ください。

まとめ|質の高い相互リンクが集まるサイト運用をしよう!

本記事では、相互リンクの概要やメリット、相互リンクに対するGoogleの考え方などを解説しました。

Googleが考える悪質な相互リンクに該当してしまえば、サイトの評価が下がり検索順位が下がるばかりか、最悪インデックスから削除されることにもなりかねません。

相互リンク自体が禁止されているわけではないので、質の高い相互リンクを設置する必要があります。

SEO効果が高い相互リンクのやり方は、主に以下の4つです。

  • 関連性の高いサイトと相互リンクする
  • 信頼性の高いサイトと相互リンクする
  • ドメインパワーの強いサイトからのリンクをもらう
  • 悪質なリンクはrel=nofollowの設定や削除依頼をする

本記事を参考にして、質の高い相互リンクが集まるサイト運営をしましょう!

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