- ブログの見出しを効果的に使いたい!
- 見出し2、見出し3ってなに?
- 見出しにキーワードを盛り込むべきって聞いたけど本当?
見出しが記事の70%を語ると言われるほど、ブログにおいて見出しは重要なパーツです。
つまり、見出しをうまく使えれば、記事の70%が完成したも同然といえます。
そこで本記事では、ブログにおける「見出し作成時の注意点・ルール」「SEO効果の高い見出しをつくる5つのポイント」を中心に解説します。
これからブログをはじめる方も、成果がでずに不安な方も、一読の価値がありますよ!
ブログの見出しとは
ブログの見出しとは、次のように「黒帯」で囲われた部分や、チェックボックス囲われた部分です。
黒帯の見出しは「大見出し」、チェックボックスの見出しは「中見出し」です。
適切に見出しを使うことで、記事の構成をわかりやすくし、読者が読みやすい記事にすることができます。
またブログに見出しを入れると、WordPressテーマによっては自動的に目次が生成されます。
もし自動的に目次が生成されないテーマでも、プラグインで見出しから目次を自動生成することができます。
目次生成プラグインは「Table of Contents Plus」が有名です。
見出しの役割
冒頭のとおり、見出しが記事の70%を語ると言われるほど、見出しは記事にとって重要なパーツです。
そんな見出しは、「読者」「Google(検索エンジン)」それぞれに対する役割があります。
- 読者が、記事のどこに欲しい情報があるのか瞬時に判断するため
- Googleが、ブログのキーワードや記事の構成を判断するため
それぞれについて解説します。
読者が、記事のどこに欲しい情報があるのか瞬時に判断するため
論より証拠ということで、まずは適切に見出しがある記事と、見出しのない記事の見やすさを比較してみましょう。
一目瞭然ですが、見出しのある記事のほうが記事の要点がわかりやすいですよね。
大半の読者は、ブログ記事を隅々まで丁寧に読みません。自分がほしい情報に瞬時に辿り着きたいと思っています。
つまり、見出しは「記事のどこを読めば欲しい情報があるのか」を読者が瞬時に理解するために必要なのです。
Googleが、ブログのキーワードや記事の構成を判断するため
Googleなどの検索エンジンは、クローラーと呼ばれるロボットがWEBサイトを巡回して、記事のキーワードや構成を判断しています。
見出しがあると、クローラーから見ても記事の要点や構成がわかりやすくなるので、正しく記事のキーワードを伝えることができます。
つまり、適切な見出し構成は、SEO対策にとっても非常に効果的です。
クローラーに関しては、「クローラーの仕組みとは?SEOに絶対必要なクローラー対策を解説!」について詳しく解説しています。
見出し作成時の3つの注意点
WordPressで見出しを作成するときには、次の3つの点に注意しましょう。
- 見出し2(H2タグ)から使う
- 見出し1(H1タグ)は使わない
- 見出し4(H4タグ)までにする
それぞれについて解説します。
見出し2(H2タグ)から使う
見出しは、大見出しである「見出し2(H2タグ)」から使います。
「大見出し(H2タグ) > 中見出し(H3タグ) > 小見出し(H4タグ)」 というように、大見出しから順に構成するのがルールです。
大見出し(H2タグ)を使います。また、中見出し(H3タグ)を分割したい場合に小見出し(H4タグ)を使います。
デザインが好きだからと、「大見出し」を飛ばして「中見出し」からつけることは許されません。
大見出しからつける理由として、前述のとおりGoogleなどの検索エンジンは、クローラーと呼ばれるロボットが記事のキーワードや構成を判断しています。
人間が目で判断していれば、大見出し・中見出しをなんとなくデザインで判断できますが、クローラーはそうはいきません。
H2=大見出し、H3=中見出し とルールで決まっているため、H2を大見出しにしなければいけません。
見出し1(H1タグ)は使わない
見出し2(H2タグ)から使うと説明しましたが、1ではなく2から使うことに違和感を感じませんか?
結論からいえば、見出し1(H1タグ)は、記事のタイトルに使うのが一般的です。
見出し1は、タイトルやそれ同等に重要なパーツだとクローラーが認識しているため、記事の見出しには使いません。
見出し4(H4タグ)までにする
WordPressテーマによっては、見出し6(H6タグ)まで使えるようなテーマもありますが、見出し4(H4タグ)までに留めましょう。
見出し5・見出し6まで細かく見出しを細かく設定してしまうと、逆にわかりづらい構造になってしまいます。
できれば、見出し3までにするのが理想です。どうしても見出し4が必要な場合だけ使いましょう。
SEO効果の高い見出しをつくる5つのポイント
SEO効果の高い見出し、言い換えると質の高い見出しを作るには、5つのポイントに気を付けましょう。
- キーワードを適度にいれる
- キーワードを無理に詰め込まない
- 見出しは25文字以内で作る
- 見出し2は結論 or 要約
- 見出し3は積極的に使う
キーワードを適度にいれる
クローラーが記事のキーワードを判断するために、見出しの役割は大きいです。
そのため、見出しに”適度に”キーワードを入れることが重要です。
特に、見出し2はキーワード判断に与える影響が大きいため、キーワードを1回 or 2回は必ずいれましょう。
例えば、この記事は「ブログ 見出し」をキーワードにしているため、「ブログ 見出し」を見出し2に入れています。
キーワードを無理に詰め込まない
見出しは適度にいれると解説しましたが、無理に詰め込み過ぎるのは逆効果です。
例えば、「WEBライティング SEO」というキーワードで記事を書いた場合、次のようにキーワードを使いすぎると逆効果です。
見出し構成案
WEBライティングで稼ぐための「SEO」を解説!(見出し1)
- WEBライティングのSEOとは?SEOの基本(見出し2)
- 検索エンジンとは?(見出し3)
- 検索エンジン最適化とは?(見出し3)
- WEBライティングにおけるSEO対策(見出し3)
- WEBライティングのSEOにおけるポイント(見出し2)
- WEBライティングのSEO効果を高めるページタイトルのポイント(見出し3)
- WEBライティングのSEO効果を高めるリード文のポイント(見出し3)
- WEBライティングのSEO効果を高める見出しのポイント(見出し3)
- WEBライティングのSEO効果を高める本文のポイント(見出し3)
- WEBライティングのSEO効果を高めるまとめのポイント(見出し3)
- WEBライティングのSEOにおける重要なE-A-Tとは(見出し2)
- WEBライティングのSEOにおける専門性(Expertise)(見出し3)
- WEBライティングのSEOにおける権威性(Authoritativeness)(見出し3)
- WEBライティングのSEOにおける信頼性(Trustworthiness)(見出し3)
- WEBライティングのSEOにおける具体的な手順(見出し2)
- 具体的な手順1「キーワードから検索意図を導く」(見出し3)
- 具体的な手順2「検索意図から見出しを構成する」(見出し3)
- 具体的な手順3「本文をPREP法かSDS法で構成する」(見出し3)
- 具体的な手順4「まとめを作成する」(見出し3)
- 具体的な手順5「リード文を作成する」(見出し3)
- WEBライティングののSEOにおける精度を高めるPDCAサイクルの方法(見出し2)
- まとめ(見出し2)
キーワードを不用意に使いすぎると、ユーザーの利便性(ユーザビリティ)が下がってしまい、結果としてSEOにとってマイナスです。
それよりも自然な日本語を使う方が全然大事です。
見出しは25文字以内で作る
見出しは、シンプルでわかりやすく作成すべきです。
そのため、最大25文字以内でシンプルな表現で作成すべきでしょう。
また、可能であれば、10~15文字の短くてシンプルな見出しの方が理想です。
見出し2は結論 or 要約
見出し2は、結論 or 要約 として使います。
基本的には、見出し3がない場合は「結論」、見出し3がある場合は「要約」として使うといいでしょう。
見出し3がある場合、見出し2が「要約」、見出し3が「結論」となります。
見出し3は積極的に使う
読みづらい記事は、見出し3があまり使われていません。
見出し2を使うのは当たり前ですが、見出し3を積極的に使って、読者が求めている情報にすぐにたどり着けるようにしましょう。
記事のどの部分を読んでも、スマホ画面でも必ず見出しが見えるくらい見出しは多用するといいでしょう。
文字の協調など「見出し本来の使い方以外」の使い方をしない
見出し機能を、本来の見出し以外の役割で使用するのは辞めましょう。
見出しは、文字が拡大されたり目立つので、ついつい文字の協調で使いたくなります。
しかし、文字の協調として使っても、クローラーは見出しとして認識してしまうので、クローラーが誤認してしまいます。
見出しは記事を書く前に構成する
記事を書き始める前に、見出し構成を先に作りましょう。
キーワードを選定した後に、タイトル(仮) → 見出し(仮) → 本文 → 見出し(確定) → タイトル(確定) の順に記事をつくるのがおすすめです。
本文を書き始める前に、仮の見出しを決めておくと記事の本筋がブレません。
本文を作成していると、記事を充実させるために追加した方がいい見出しや、削除した方がいい見出しが見つかります。
なので、最終的には最初につくった見出し構成ではないこともありますが、見出しを作ってから作業するのとしないとでは、本筋のブレ具合が全く違うので、仮の見出しは必ず作りましょう。
まとめ
今回は、ブログの見出しについて解説しました。
- 見出し2(H2タグ)から使い、見出し4(H4タグ)までに留める
- 見出し2にキーワードを1回 or 2回だけ使う
- 見出しは記事を書き始める前に構成する
くり返しになりますが、見出しが記事の70%を語るといわれるほど、読者にとってもGoogleなどの検索エンジンにとっても重要です。
見出しひとつで記事のクオリティは大きく左右されるので、今回解説したポイントも参考にして質の高い見出しを作成してみてください。