こんな方に読んでほしい!
- 記事の公開や更新を、自動的に検索エンジンに知らせたい!
- googleが推奨する方法でサイトマップを自動作成したい!
- webサイトへのアクセスを増やしたい!
WordPressで記事を書いても、誰も見てくれなければ意味がありません。
SNSを使って広める方法ももちろんありますが、最初は受け取る(フォローしている)人が少ないため効果は低め。
やはり検索からの流入を狙うのが王道です。
記事を書いたことを検索エンジンに認識してもらうには、サイトマップを伝える必要があります。
これを自動的に作成・通知してくれるプラグイン「 Google XML Sitemaps 」の インストールと設定を徹底的に解説します!
1. WordPressプラグイン「 Google XML Sitemaps 」とは?
WordPressのプラグイン「 Google XML Sitemaps 」は、googleが推奨する方法で自動的にサイトマップを作成し、自動的に検索エンジンに知らせることができるプラグインです。
google サーチコンソール と合わせて使うと効果的。この記事ではそちらの登録方法まで解説します。
さらに詳しく!
2. WordPressプラグイン「 Google XML Sitemaps 」のインストール・設定
2-1. Google XML Sitemaps を インストール
① WordPress管理画面の「 プラグイン > 新規追加」をクリックします。
② 「プラグインを追加」ページが表示されたら、キーワード欄に「 Google XML Sitemaps 」をコピーして貼り付けてください。
③ 「 Google XML Sitemaps 」プラグインが表示されたら、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが終わると「有効化」ボタンが表示されますので、クリックして有効化します。
2-2. Google XML Sitemaps の 設定
プラグインを有効化したら、「設定 > XML Sitemap 」をクリックし、設定画面を開きます。
2-2-1. 通知状況(検索エンジンはまだ通知されていません)
「検索エンジンはまだ通知されていません」と記載されていますが、通知が開始されると「2019年8月25日 02:36に開始されたpingの結果」のように通知状況が表示されます。
さらに詳しく!
Thank you for using Google XML Sitemaps! Please help us improve by taking this short survey!
Google XMLサイトマップをご利用いただきありがとうございます。この短い調査(意訳:簡単なアンケート)を行って、改善にご協力ください!
Notify Search Engines about your sitemap or your main sitemap and all sub-sitemaps now.
サイトマップ、またはメインサイトマップとすべてのサブサイトマップについて検索エンジンに今すぐ通知します。
※your sitemap と your main sitemap and all sub-sitemaps がリンクになっていますが、クリックすることで今すぐに作成されたサイトマップが検索エンジンに通知されます。
2-2-2. 基本的な設定
「通知を更新」にあるチェックボックスは、全てチェックを入れておけばOKです。
さらに詳しく!
☑ Notify Google about updates of your site
サイトの更新についてGoogleに通知する
No registration required, but you can join the Google Webmaster Tools to check crawling statistics.
登録は不要ですが、Googleウェブマスターツールに参加して、クロールの統計情報を確認できます。
☑ Notify Bing (formerly MSN Live Search) about updates of your site
サイトの更新についてBing(以前のMSN Live Search)に通知する
No registration required, but you can join the Bing Webmaster Tools to check crawling statistics.
登録は不要ですが、Bing Webmaster Toolsに参加して、クロール統計を確認できます
The virtual robots.txt generated by WordPress is used. A real robots.txt file must NOT exist in the site directory!
WordPressによって生成された仮想robots.txtが使用されます。実際のrobots.txtファイルは、サイトディレクトリに存在してはいけません!
「高度な設定」も、基本的にそのままでOKです。
さらに詳しく!
メモリの最大値を以下に増加:
サイトマップを作るときに使うメモリを決めます。ページがたくさんあるとメモリもたくさん必要となりますが、使うメモリを決めることで他の動作に影響がでないようにします。
実行時間制限を以下に増加:
たぶんプラグインの実行時間を制限する項目です。サイトマップが作られる前に制限時間になった場合、どういう状態になるのか、調べてもわかりませんでした。特に問題なければ空欄でOKです。
☑ Try to automatically compress the sitemap if the requesting client supports it.:
サイトマップを圧縮するかどうかという項目です。チェックを入れたままでOKです。
Disable this option if you get garbled content or encoding errors in your sitemap.:
サイトマップでコンテンツの文字化けやエンコードエラーが発生する場合は、このオプションを無効にします。
XSLT スタイルシートを含める:
XSLTは、簡単に言えば「人間が見てわかりやすくする」ために使う変換用の言語(言葉)です。これは「デフォルト設定を使用」にチェックを入れておけばOKです。
Override the base URL of the sitemap
Use this if your site is in a sub-directory, but you want the sitemap be located in the root. Requires .htaccess modification.:
サブディレクトリにWordPressをインストールした場合に使う項目です。使うことはあまりないでしょう。(翻訳:サイトがサブディレクトリにあるが、サイトマップをルートに配置する場合に使用します。 .htaccessの変更が必要です。)
HTML形式でのサイトマップを含める:
HTML形式の方が、人が見た時に見やすいです。これはチェックを入れたままでOKです。
匿名の統計を許可する:
プラグイン開発者に情報を自動的に送ることを許可するかどうか、を設定する項目です。「個人情報は含まれません」とありますが、チェックを入れるかどうかはお任せします。どっちでもOKです。
2-2-3. Additional Pages(追加ページ)
自動追加されないページを手動でサイトマップに追加することができます。
さらに詳しく!
Here you can specify files or URLs which should be included in the sitemap, but do not belong to your Site/WordPress.
ここでは、サイトマップに含める必要があるが、サイトまたはWordPressに属さないファイルまたはURLを指定できます。
For example, if your domain is www.foo.com and your site is located on www.foo.com/site you might want to include your homepage at www.foo.com
たとえば、ドメインがwww.foo.comで、サイトがwww.foo.com/siteにある場合、ホームページをwww.foo.comに含めることができます。
メモ:If your site is in a subdirectory and you want to add pages which are NOT in the site directory or beneath, you MUST place your sitemap file in the root directory (Look at the “Location of your sitemap file” section on this page)!
メモ:サイトがサブディレクトリにあり、サイトディレクトリまたはその下にないページを追加する場合は、サイトマップファイルをルートディレクトリに配置する必要があります(このページの「サイトマップファイルの場所」セクションをご覧ください)。
2-2-4. 投稿の優先順位
ここは、「優先順位を自動的に計算しない」にしておいてください。下の方に「優先順位」の項目があり、そこで決めた優先順位に応じた優先度に設定されます。
2-2-5. Sitemap コンテンツ
- ホームページ
- 投稿(個別記事)を含める
- 固定ページを含める
- カテゴリーページを含める
- 最終更新時刻を含める
の5つにチェックを入れてください。
固定ページは解説するwebサイトによって含めたり含めなかったりしますが、僕は含めても良いと考えます。ただし、優先順位は低めです。
また、カテゴリーページは必ず含めましょう。カテゴリーページに良質な記事が増えていくことで価値が高まり、検索結果の上位に表示されるようになります。できればカテゴリーごとにカテゴリーページを個別に作り込んでおきたいですね。
2-2-6. Excluded Items(除外するアイテム)
サイトマップに含めないカテゴリーや個別の記事を設定することができます。初期は特に設定する必要はありません。
2-2-7. Change Frequencies(頻度の変更)
検索エンジンのクローラが巡回する頻度を設定します。ただ、クローラはこの設定を「考慮に入れる」が絶対ではありません。クローラの動きは、僕らwebサイトの作成者は制御できません。
- ホームページ : 毎日
- 投稿(個別記事) : 毎日
- 固定ページ : 毎週
- カテゴリー別(カテゴリーページ) : 毎日
- 今月のアーカイブ : 更新なし
- 古いアーカイブ : 毎年
- タグページ : 毎日
- 投稿者ページ : 毎週
各項目の設定はバズ部の記事の設定値を引用しています。
さらに詳しく!
クローラ(Crawler)とは、webサイトを定期的に巡回し、自動的にデータベース化するプログラムのことです。ボット(Bot)、スパイダー、ロボットなど、いろいろな呼び方があります。
2-2-8. 優先順位の設定 (priority)
優先順位は、1.0から 0.1まで設定できます。数値が大きいほうが優先度が高い設定です。
やはり、各項目の設定はバズ部の記事の設定値を引用しています。
最後に「設定を更新」ボタンをクリックし、設定は完了です。
2-3. Google XML Sitemaps の 使い方
1度設定すると、その後は自動的にサイトマップを通知し続けますので、運用時に操作する必要は基本的にありません。
3. Google Search Console (グーグルサーチコンソール)への登録
Google XML Sitemapsで作成されたサイトマップは、Google Search Console に登録することで、より効果的に使うことが出来ます。
3-1. Google Search Console の導入
google サーチコンソール の導入方法は、こちらの記事で解説しています。
[blogcard url=”https://iblab.net/google_search_console_registration/”]
3-2. サイトマップの登録
Google Search Consoleを開き、「今すぐ開始」をクリックします。
ログインしたら、左のメニューの「サイトマップ」をクリックします。
右の画面が切り替わると、サイトマップURLの入力欄がありますので、https://ドメイン名/sitemap.xml を入力し往診ボタンをクリックします。
例えばこのインターネットビジネスラボだと、https://iblab.net/sitemap.xml となります。
送信ボタンをクリック後、「送信されたサイトマップ」に表示され、ステータスが「成功しました」となっていればOKです。
4. まとめ
サイトマップは、「閲覧者(人)が、どんなページがあるのかを知る」ためのものではありません。むしろそれよりも、検索エンジンのクローラのためにあると言っても大げさではないでしょう。
どんなに良質な記事を書いても、それを検索エンジンのクローラが拾ってくれないと検索結果に表示されません。検索結果に表示されないと、誰にも見られません。
誰にも見られないと続ける意味がありません。
きちんと設定し作成されたサイトマップをGoogle Search Console にわたすことで、クローラが巡回に来てくれます。
一生懸命書いた記事は上位に表示してもらえるように、まずはきちんと検索エンジンに評価してもらいましょう。