- 無料で使えるメールアドレスが欲しい!
- サブとして使える無料メール(フリーメール)を探している!
- 安心して使える無料メール(フリーメール)はどれなのか知りたい!
- 仕事とプライベート、それぞれで使うメールアドレスを分けたい
- 仕事でも、内容によって使うメールアドレスをわけたい
など、メールアドレスを複数持って、便利に使いたいという要望は良く伺います。
世の中にはフリーメールサービスがいくつもありますが、その中で選ぶべきは、
- Gmail
- Yahoo!メール
- Outlookメール
の3つのいずれかです!
今回は、フリーメールについて徹底解説します!
フリーメールとは?
フリーメールとは、登録するだけで無料で使うことができるメールアドレスのことです。
GmailやYahooメールなどは、あなたも聞いたことがあるでしょう。すでにアドレスを持っているかもしれませんね。
筆者が知っているフリーメールは、全てブラウザ(今、あなたが見ているインターネットを見るためのソフト)で送受信ができる「Webメール」です。
ちなみに、メールアドレスには、
- プロバイダメール:インターネットのプロバイダ(JcomやOCNなど)が提供するメールアドレス
- キャリアメール:ドコモやau、ソフトバンクなどの携帯電話会社(キャリア)が提供するメールアドレス
- 独自ドメインのメール:あなた本人やあなたの勤める会社が取得したドメインのメール
などもありますね。
次の項目でメリットデメリットを解説しますが、
- フリーメールはあくまでもサブメールアドレス
- ドメインを取得し、独自ドメインのメールアドレスを作るまでの仮アドレス
として考えましょう。
本業・副業などで誰かと連絡を取るのであれば、独自ドメインをメインメールアドレスとすべきです。
独自ドメインのメールアドレスについては、「【手順書つき】メールアドレスの作り方!独自ドメインで作成する方法を解説」こちらで徹底解説しています!
では、サブメールアドレスとして使うべきフリーメールの特徴を解説します!
フリーメールの特徴
フリーメールのメリット
フリーメールのメリットは、何と言っても「手軽さ」ですね!
希望するメールアドレス(メールの、@より前の部分)とパスワードなどを登録するだけOK!
誰でも簡単に新たにメールアドレスを持つことができます。
また、さきほど書いたようにWebメール(ブラウザで送受信ができるメール)であることも、メリットの1つです。
いちいちパソコンのメーラー(Thunderbird、Outlookなど)を開く必要はありません!
GmailやYahoo!メールは、専用のアプリも提供されていますので、とても快適です。
プロバイダメールやキャリアメールは、プロバイダやキャリアを変更したときに使えなくなるか、継続できても有料になります。
フリーメールはプロバイダやキャリアに関係ないので、もちろんそのまま利用可能!この点は便利ですよね!
フリーメールのデメリット
とは言え、フリーメールにはデメリットもありますので、理解したうえで使いましょう。
信用度が低い
まず、フリーメールは信用度が低いです。
誰でも、いくらでも作れてしまうメールアドレスなので、軽く見られがちです。
例えば、初めてあった人の名刺のメールアドレスがGmailやYahoo!メールだったら、どんな印象を持つでしょうか?
筆者は慎重派なので、疑ってかかります。
- 名刺に、株式会社〇〇〇〇と書いてあるけど、本当にそこの社員なんだろうか?
- できるだけ接点を持ちたくないな
- 何かを依頼するにしても、先にお金を払うことはしないでおこう
フリーメールである理由を直接聞いてみても、その答えが正しいかどうかはわかりません。
例えば、「ドメイン移管で、一時的にフリーメールなんですよ。」なんて答えが返ってきたら、ビジネス的な取引は絶対にしません。怪しすぎる。
それだけ重要視されるものです。
銀行などでは推奨されていない場合が多い
銀行などのWebサービスでは、フリーメールの利用は推奨されない場合が多く、キャリアメールの登録が推奨されています。
例1:楽天銀行
例2:みずほ銀行
例3:ゆうちょ銀行
例4:GMOあおぞらネット銀行
迷惑メールに振り分けられることが、稀にある
これは筆者の経験ですが、取引先とのメールが稀に迷惑メールフォルダに振り分けられることがあります。
初めてやりとりするときに、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことが過去にありました。
特にGmailは、強力な迷惑メール対策機能があることで知られていますが、万能ではないということです。
迷惑メールフォルダに振り分けられたメールは、一定期間後に削除されるため気を付けましょう。
迷惑メールフォルダに振り分けられてしまったメールがあれば、「迷惑メールではない」をクリックすればOK。Gmailが学習して、次回からは通常のフォルダに入ります。
フリーメールおすすめ3選
フリーメールを選ぶ基準は、
- セキュリティ:不正ログイン対策があるか
- 迷惑メール対策:自動的に振り分けられるか
- 利便性:スマホアプリが提供されているか
の3点です。
よくメールボックスの容量で比較されているWeb記事を見ますが、少な目のBIGLOBEメールですら5GBもあります。
ちなみに、筆者は独自ドメイン2つをGmailで利用して5年になります。削除せずに残しているメールが6,850通あり、使っている容量は2.1GBです。
もちろん用途にもよりますが、メールボックスの容量は極端に少なくなければ、気にしなくてOKです。
Gmail
Gmailは、言わずと知れたITの巨人「Google」が提供しているフリーメールです。
不正ログイン対策が強力で、他の端末でログインしようとすると、登録しているiphoneなど別端末で承認する必要があります。
迷惑メール対策も十分!特に指定しなくても、きちんと振り分けてくれます。
ただし、前述のように「迷惑メールに振り分けられることが、稀にある」ので、使い慣れるまではたまに迷惑メールフォルダも確認しましょう!
容量 | 15GB |
ドメイン名 | @gmail.com |
ウィルス対策 | あり |
日本語対応 | あり |
スマホアプリ | あり |
エイリアス | あり |
多くの方が、すでにGmailを持っていると思います。
Gmailとは別のメールアドレスが欲しいと思っている、そこのあなた!「エイリアス」は知っていますか?
エイリアスのパターン①:「+(プラス)」と「好きな文字列」を付け加える
あなたのメールアドレスが、abcdefg@gmail.com だったとしましょう。
例えば、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)登録用のメールアドレスが欲しいと思ったら、
abcdefg+asp@gmail.com
というアドレスでASPに登録すればOKです。
エイリアスのパターン②:「 . (ピリオド)」を好きな場所に入れる
先ほどと同じように、あなたのメールアドレスが、abcdefg@gmail.com だったとしましょう。
abcd.efg@gmail.com
のような形ですね。「. (ピリオド)」はどこでもOKです。
- a.bcdefg@gmail.com
- ab.cdefg@gmail.com
- abc.defg@gmail.com
- abcd.efg@gmail.com
- abcde.fg@gmail.com
- abcdef.g@gmail.com
ただし、「先頭」や「@の直前」はNG、「ピリオドが2つ並ぶ」こともNGなど、メールアドレスの基本的なルールは守る必要があります。
Gmailの場合、いずれも事前の設定は必要ありません。
メールを受信した場合は、いつものGmailの画面に表示されます。フィルタ等で受信フォルダを分ければOKです。
なお、プライベート用とビジネス用で分けたい(アカウントも分けたい)という場合は、エイリアスではなくビジネス用のアカウントをつくる方法もあります。
Yahoo!メール
こちらも、言わずと知れたYahoo! JAPANが運営するフリーメールですね。
Yahoo!メールを利用するためにはYahoo! JAPAN IDの登録が必要です。
Yahoo! JAPAN IDの登録には、携帯電話番号による本人確認が必要になります。ここがちょっと面倒ですね。
迷惑メールの振り分けはかなり精度が高いですが、Gmailには劣る印象を持っています。
容量 | 10GB |
ドメイン名 | @yahoo.co.jp |
ウィルス対策 | あり |
日本語対応 | あり |
スマホアプリ | あり |
エイリアス | あり |
Gmailと同じようにエイリアスの機能があります。「セーフティーアドレス(サブアドレス)」という名称です。
エイリアスのパターン:「-(ハイフン)」と「好きな文字列」を付け加える
Gmailは「+(プラス)」でしたが、Yahoo!メールは「-(ハイフン)」です。
あなたのメールアドレスが、abcdefg@yahoo.co.jp だったとしましょう。
例えば、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)登録用のメールアドレスが欲しいと思ったら、
abcdefg-asp@gmail.com
というアドレスでASPに登録すればOKです。
Gmaiとは異なり、事前に設定が必要です。設定方法はYahoo!メールのページをご覧ください。
Outlookメール
Outlookメールは、Microsoftが提供するフリーメールです。
Outlookメールを利用するためにはMicrosoftアカウントが必要です。
Microsoftアカウントを登録するためには、別のメールアドレスが必要な点が、GmailやYahoo!メールと異なります。
Outlookメールは容量無制限なので容量を気にせずメールが利用できます。また、もちろんエイリアスも準備されていますので、複数のアドレスをつくることが可能です。
容量 | 無制限 |
ドメイン名 | @outlook.jp、@outlook.com、@hotmail.com |
ウィルス対策 | あり |
日本語対応 | あり |
スマホアプリ | あり |
エイリアス | あり |
捨てアド(使い捨てメールアドレス)
「今だけ」メールアドレスを使いたい!という状況もあるかもしれません。
そんなときは「捨てアド(使い捨てメールアドレス)」が便利です。
Gmailなどと異なり、そもそも登録作業を必要としません。そのWebサービスの画面上で、即座にメールアドレスが発行されます。
一定時間(Webサービスにより数分から数日)が経過することで利用出来なくなることが特徴です。
詳しくは「メアド使い放題!?おすすめ捨てアド(使い捨てメールアドレス)3選を徹底解説!」の記事で解説しています!
まとめ
フリーメールは、AOLメール、iCloud Mail、ZohoMail、YandexMail、BIGLOBEメールなどなど、他にもたくさんあります。
ただ、例えばExciteメールやgooメール(無料版)のように、採算が合わなくなるなどサービスを終了する場合もありますし、登録にクレジットカードが必要など、ハードルの高いものもあります。
GmailやYahoo!メール、Outlookメールは、運営元が”超”が付くほどの世界的な大企業です。
そう簡単には、サービス終了はないでしょう。
例えばYahoo!メールは2,300万人が毎月使っているサービスです。広告が表示され、マネタイズもできているでしょうから、サービスが終了する可能性は極めて低いでしょう。
メインは独自ドメイン、フリーメールはサブとして使うことを推奨しますが、サブでも安定したメールサービスを使いたいですよね。
エイリアスもありますので、複数のサービスを使う必要はありません。GmailかYahoo!メール、Outlookメールから1つ選び、エイリアスを駆使して使い倒しましょう!