- WordPressのキャッチフレーズって必要なの?
- WordPressのキャッチフレーズはSEO上プラスなの?
WordPressのキャッチフレーズは、WordPressテーマによって、SEOに与える影響が4パターンに分類できます。
結論として、テーマによってはSEOに悪影響を与える可能性があるので、時間をかけたくない場合は空欄にするのが無難です。
しかし、キャッチフレーズの4つの役割を理解し正しく使えば、ブログ運営上プラスになるのは間違いないのも事実です。
この記事では、WordPressのキャッチフレーズの使い方、WordPressテーマごとのキャッチフレーズのSEO効果の違いについて解説します。
キャッチフレーズを設定すべきか、どんな言葉を設定すべきかがわかるので、気になる方は是非最後までご覧ください。
キャッチフレーズとは
WordPressのキャッチフレーズは、サイトのコピーであり、簡単な説明を書く項目です。
WordPressの初期設定では、「Just another WordPress site」と書かれていますね。
「Just another WordPress site」は、必ず削除しよう!
多くの場合、キャッチフレーズはWebサイトのタイトルを補完する位置に表示されます。
インターネットビジネスラボが使うテーマ「AFFINGER5」の場合には、サイトタイトルの上にキャッチフレーズが表示される仕様です。
WordPressテーマによって、表示される位置や形式が違いますが、大きく異なることはありません。
キャッチフレーズはテーマによって配置が変わる
キャッチフレーズは、WordPressテーマによって、どのタグに設定されるかが異なります。
それに伴い、SEOにどの程度影響を与えるかが変わるので、まずはお使いのWordPressテーマにおいて、キャッチフレーズがどのタグに設定しているのかを確認することが重要です。
キャッチフレーズは、大きく分けて以下の4つに設定されています。
- <title>タグ
- <meta name=”description”>タグ
- <h1>タグ
- <h2>タグ
クロームのデベロッパーツールで調べる
グーグルクロームのデベロッパーツールを使うと、キャッチフレーズがどのタグに設定されているか調べられます。
少し難しい話になるので、キャッチフレーズを空欄にすると割り切った方は、「そういうもんなのか。」と思っていただければ大丈夫です。
手順1. 自分のサイトのソースコードを開く
自分のサイト上でデベロッパーツールを開きます。
グーグルクロームでサイトを表示し、右クリックし[ ページのソースを表示 ]を開きます。
すると、以下のようにWebサイトのソースコードが表示されます。
手順2. ソースコードからキャッチフレーズを探す
Windowsは「Ctrl + F」、Macは「command + F」を押し、検索窓を開きます。
検索窓にキャッチフレーズの文章を入力します。(インターネットビジネスラボであれば、「ビジネスのためのインターネット超活用術」)
すると、該当箇所に飛ぶことができます。
手順3. キャッチフレーズを囲むタグを調べる
何か所かあるかもしれませんが、キャッチフレーズが以下のどれかで囲われているはずです。
- <title>タグ
- <meta name=”description”>タグ
- <h1>タグ
- <h2>タグ
キャッチフレーズのSEOに与える影響
キャッチフレーズがSEOに与える影響は、<title>タグ、<meta name=”description”>タグ、<h1>タグ、<h2>タグの、どのタグに設定されているかで異なります。
この4つがSEOに与える影響がそれぞれ異なっているため、それぞれについて解説します。
<title>タグのSEOのキャッチフレーズ
<title>タグは、名前の通りサイトのタイトルの役割を持つタグです。
検索エンジンで調べたときに<title>タグのテキストは検索結果に表示されるテキストなので、文言次第ではサイトのクリック数に影響を与える可能性があります。
いうなれば、<title>タグは本の背表紙に記されたタイトルのようなものであり、読者の目に留まるかでアクセス数に大きな影響を与えます。
そのため、<title>タグはSEO設定全体の中でも最重要の部分といってもいいでしょう。
<title>タグにキャッチフレーズが含まれている時は、基本は空欄がおすすめで、SEOキーワードが決まっている場合に限り、12文字程度の短い文章にするといいでしょう。
よほどの戦略がない限りは、サイトに与える影響が大きすぎるので、空欄にするのが無難です。
4-2. <meta name=”description”>タグのキャッチフレーズ
<meta name=”description”>タグは、直接的なSEO効果はなく、Yahoo!やGoogleの検索順位を上げる効果はありません。
Googleは200以上の要素を判定して検索順位を決定していますが、その要素のなかにmeta descriptionタグは含まれていません。
そのためキャッチフレーズがmeta descriptionに含まれているときは、タイトルを補うような文章を入れ込むといいでしょう。
「All in One SEO Pack」か「Yoast SEO」のプラグインを使っている場合は、キャッチフレーズはmeta descriptionに反映されます。120文字以内程度でタイトルを補足するような文章を書くといいでしょう。
<h1>のキャッチフレーズ
<h1>タグは、<title>タグに近いSEO効果があります。
しかし、<h1>タグはタイトルではないので、検索結果には反映されません。
わかりやすくいえば、タイトルに表示されないSEOキーワードを示すものという位置づけでしょう。
そのため<h1>タグは、ユーザーがクリックしたくなる文章よりも、SEOキーワードを盛り込んだ文章にすることが大事です。
とはいえ、<title>タグと<h1>タグは、どちらも記事の要約を端的に表したものなので、似たような文章になるのは自然なことです。
<title>タグと<h1>タグの両方を入力する場面もありますが、まったく同じ文章をいれても、別の文章をいれてもSEO上のマイナスはなないとされています。
どちらも入力する場面があれば、うまく使い分けるといいでしょう。
しかし、<h1>タグに入力する言葉は、サイト全体を示す非常に重要なキーワードとなるため、基本は空欄がおすすめで、SEOキーワードが決まっている場合に限り、12文字程度の短い文章にするといいでしょう。
<h2>のキャッチフレーズ
<h2>は、記事の大見出しに使われるタグのため、<title>タグや<h1>タグと比較するとSEOに与える影響は低くなります。
<h2>タグはSEO上重要ですが、大見出しに使う項目のため、キャッチフレーズが<h2>タグに設定されているテーマは、あまり好ましくないといえます。
キャッチフレーズが<h2>に設定されているテーマも、基本的には空欄が無難でしょう。
キャッチフレーズのうまい使い方
キャッチフレーズは、タイトルを補うものなので、タイトルにSEOキーワードを使わない場合に補う意味で使うといいでしょう。
「インターネットビジネスラボ」はタイトルをキャッチ―にしていますが、SEO上のキーワードとしては弱いため「ビジネスのためのインターネット超活用術」の補足分をいれています。
仮にタイトルを「ビジネスのためのインターネット超活用術」にしていれば、キャッチフレーズは不要ですが、タイトルのキャッチ―さもブログ運営上重要なので、キャッチフレーズは生きるでしょう。
基本的に空欄にして、タイトルにSEOキーワードをいれないときに使うといいってことだね!
だけどメタディスクリプションにキャッチフレーズが設定されている時は、そんなことはないよ!
SEOキーワードの選定は、ライバルチェックも欠かさず行いましょう。
まとめ
この記事では、WordPressのキャッチフレーズについて解説しました。
結論からいえば、空欄が無難、タイトルを補完するならSEOキーワードを交えた文章にすべきです。
特に<title>タグと<h1>タグは、SEOに与える影響が大きいため、軽い気持ちで設定するのはやめましょう。
まずは「Just another WordPress site」を削除するところまでとし、つづいてSEOキーワード選定を取り組んでいきましょう。