- アフィリエイトに興味があるけど書きたいジャンル・テーマがない
- ブログをはじめたんだけど全然稼げずに、何が間違っているのか知りたい
- 得意なことがないから、ブログのジャンルは何を選べばいいかわからない
ブログアフィリエイトでは「ジャンル・テーマ選び」が、収益を左右する非常に重要なポイントです。
ブログアフィリエイトは書きたいジャンル・テーマを書けば稼げるという訳ではなく、しっかりと戦略を立てなければ全く成果がでないこともあり得ます。
それでは、正しいジャンル・テーマの選び方・絞り方とは、どうすればいいのでしょうか?
この記事では、手順付きでアフィリエイトジャンルの選び方・絞り方を解説していきます。
これからブログアフィリエイトで稼いでいきたい方は、知っておいて損がない話なので、ぜひ最後までご覧ください。
ブログアフィリエイトのジャンルは絞るべき
結論からいえば、ブログアフィリエイトはジャンルを絞るべきですが、その理由は大きく3点にわけられます。
- ブログの専門性がGoogle評価につながる
- 専門家の立ち位置になれる
- 見込み客を集めやすくなる
ジャンルを絞らずに手広く記事を公開した方が、様々な人に見てもらえて良い気はしますが、稼ぐことだけを考えればジャンルを絞るに越したことはありません。
それでは、理由を解説します。
ブログの専門性がGoogle評価につながる
Googleは、検索結果の順位を決める際に、Webサイトの「専門性」を評価基準の1つにしています。
Googleが検索順位を決める際には、Expertise(専門性)、Authritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった「E-A-T」を重視すると公表されており、そのひとつが専門性の評価になります。
ブログジャンルを絞り込むことは、ブログの専門性を高めることを意味するので、Googleからの評価が上がることを意味します。
専門家の立ち位置になれる
体調不良のときは医者に、法律について相談したいときは弁護士に、家を購入するときは不動産会社に相談すると思います。
このように、意思決定する際には、専門家に頼りたくなるものです。
ブログに置き換えると、様々なジャンルについて書いている「雑記ブログ」と、特定のジャンルに絞って500記事・1,000記事と多くの記事がある「特化ブログ」を比較すると、後者の方が明らかに専門性が高くなります。
専門家がおすすめする商品のほうが信用力が高まるため、商品が売れやすくなります。
見込み客を集めやすくなる
たくさんの人にブログを見てもらうことで、収益が増えると思う人もいますが、ブログのアクセス数は収益に直結しません。
ブログ収益に直結するのは、見込み客のアクセス数です。
ブログは、テレビなどのマスメディアのように、何千万人に広告を流すような媒体にはならず、見込み客を絞り込んで広告を流すことで収益を増やします。
見込み客を絞らない場合と絞る場合の収益差
見込み客を絞らずに、大量のアクセスを集めてアドセンス報酬を狙うブログも存在しますが、収益だけみれば見込み客を絞り込んだ特化ブログのほうが稼ぎやすい傾向にあります。
実際に、アドセンス報酬を狙う雑記ブログと、アフィリエイト報酬を狙う特化ブログの2つの報酬目安を比較してみます。
報酬目安の比較
アドセンス報酬を狙う雑記ブログの目安:10万PV × 0.3% (CTR)× 35円/件 = 1.05万円
アフィリエイト報酬を狙う特化ブログの目安:10万PV × 3%(CTR) × 1.5%(CVR) × 5,000円/件 = 22.5万円
上記を見比べると、アドセンス報酬とアフィリエイト報酬には、20倍近い報酬の違いがでています。
アドセンス報酬とアフィリエイト報酬は、クリック率(CTR)と報酬単価に大きな差があります。
アフィリエイト報酬の場合は、アフィリエイト広告に誘導するように記事を設計するため、読者を意図的に広告に誘導をかけることができます。
しかし、アドセンス広告の場合は、広告に誘導するような記事設計にしないため、クリック率がアフィリエイト広告よりもかなり低くなります。
アドセンス報酬だけで稼ぐのは厳しい
アドセンス報酬だけで稼げるかといえば、正直かなり厳しいでしょう。
トップブロガーでも月間100万PV(アクセス)を集めるのがやっとで、月間10万PVを集めるブログでもかなり優秀です。
アドセンス報酬は、CTR(クリック率)がだいたい0.1%~0.5%程度のため、10万PVでも100件~500件のクリックと想定されます。
またジャンルによりますが、アドセンス報酬は平均1クリック=35円となるため、収益はそこまで大きくなりません。
一方で、アフィリエイト広告は、選定する広告で単価が変わりますが、1件5,000円や1件10,000円以上の案件も多くあります。
脱毛、FX口座開設、不動産などの高単価案件は1件10,000円以上の案件が多い一方、Amazonや楽天の物販アフィリエイトは単価がかなり低くなっています。
そのため、ブログのジャンル選定は非常に重要といえます。
アフィリエイトジャンルの決め方
ブログの収益は、ジャンル選定でほぼ決まります。
ジャンル選定は、以下の3つの条件が全て重なるジャンルが狙い目です。
- 高単価アフィリエイトが狙えるジャンル
- ライバルが少ない・弱いジャンル
- 見込み客が一定数いるジャンル
ひとつずつ解説していきます。
高単価アフィリエイトが狙えるジャンル
アフィリエイト案件は、ジャンルや商品によって単価がかなり異なります。
転職系や投資系、美容系などはアフィリエイト報酬が高く、1件3,000円~10,000円以上の案件もある一方で、1件100円~500円の安い案件もあります。
ライバルが少ない・弱いジャンル
高単価の案件が多いジャンルは、ライバルも多くなります。
立ち上げた場合のブログでは、ライバルに勝てないことも多いので、事前にライバルチェックを欠かさずおこないましょう。
ライバルチェックの際には、上位記事のドメインパワーをチェックすることが大切です。
見込み客が一定数いるジャンル
見込み客があまりにも少ないと収益が伸びないので、見込み客が一定数いるジャンルを狙います。
先ほどの例では、10万PVで22.5万円の収益を例に出しましたが、10万PVを狙えるジャンルを見極めないといけません。
見込み客が一定数いるジャンルは、悩みが多いジャンルということになるので、主要ASPにカテゴリーが用意されていものが多いです。
具体的にアフィリエイトジャンルを絞る手順
特段書きたいジャンルや得意ジャンルがない場合は、ASPのジャンルを見て先に販売する商品を決めることがおすすめです。
先に売る商品を決めると、どんな属性がターゲットになるか分析でき、そのためのキーワード選定にも進むことができます。
ASPに掲載されている商品は、期日が過ぎたら掲載が終了する場合があったり、報酬が減る場合があります。商品を決めて構成するのは得策ですが、商品の広告掲載がなくなることも想定しておくことも大切です。
それでは、具体的な手順を解説します。
商品を選定する
まずはASPをみて商品を選定します。
まだASPに登録していない方は、とりあえずこちらの記事にある5つのASPに登録するといいでしょう。
今回はA8.netに掲載している案件から、GABAキッズの英会話スクールをサンプルとして考えます。
こちらは、子ども向けの英会話スクールの商品となるため、ざっくりとしたターゲットは「子どもに英会話を習わせたい親」です。
ターゲットを「今すぐ客」に絞る
次に、成約に近い見込み客を細分化して、ターゲットを絞り込む作業をしていきます。
一言に見込み客といっても、意識レベルは「今すぐ」「おなやみ」「そのうち」「まだまだ」の4つに分けられます。
この4つは「今すぐ客」「まだまだ客」のように使われ、マーケティングの中でよく使われる言葉です。
「子どもに英語を習わせたい親」といっても、「今すぐ」なのか「おなやみ」なのかで悩みのレベルが変わるので、検索するキーワードが変わります。
アフィリエイトでもっとも早く成果を出すには、「今すぐ客」をターゲットにすることが重要です。
なんとなく子どもに英会話を習わせたいと思っている親ではなく、すぐにでも子どもを英会話教室に通わせようと思っている親がターゲットになるということです。
キーワードを選定する
続いて、ターゲットの選定するキーワードを分析していきます。
例えば、ダイエットがしたい「今すぐ客」と「お悩み客」のキーワードを比較してみます。
- 今すぐ客:「商品名 評判」「ダイエット サプリ ランキング」「最速 痩せる 方法」
- お悩み客:「ダイエット おすすめ 方法」「食事 痩せる方法」
上記を比較すると、「今すぐ客」の検索するキーワードには、具体的な商品名や、今すぐ解決したい悩みを検索する場合が多くなります。
その中でも、「今すぐ客」の検索するキーワードを、大きくわけると3つに分解できることがわかります。
- 商品名を調べるパターン
- 評判や口コミを調べるパターン
- 悩みや解決方法を調べるパターン
では、今すぐ客の「すぐにでも子どもを英会話教室に通わせようと思っている親」は、英会話教室GABAキッズのアフィリエイト記事に、どんなキーワードでたどり着くでしょうか。
まず1つは「GABAキッズ」の商品名を知っていて、詳しく調べているパターンです。
「GABAキッズ 評判」「GABAキッズ 料金」「英会話教室 〇〇市」
他には、英会話教室の評判や口コミを調べていて、一番良さそうな教室に子どもを通わせようと比較をしているパターンです。
「英会話教室 評判」「英会話教室 ランキング」
他には、悩みを検索しているパターンです。
「子ども 3ヶ月 英語が話せる
このように、今すぐ客に刺さるキーワードを3つの観点で探していく作業がアフィリエイト記事には重要なのです。
アフィリエイト記事と集客記事をわける
アフィリエイトで稼ぐには、ブログのジャンルを絞り、さらに「今すぐ客」向けにアフィリエイト記事を書くことが有効でした。
しかし、それだけだと継続的に稼ぐことは難しくなってしまいます。
理由は簡単で、「今すぐ客」はターゲット全体の1%ほどしかおらず、パイがあまりにも狭いからです。
そのため、「お悩み客」と「そのうち客」のような「今すぐ客」予備軍を集客し、「今すぐ客」に育て上げることが大切です。
ブログ全体のバランスとしては、1%のアフィリエイト記事と、99%の集客記事のバランスが理想です。
ブログの稼ぎ頭となる記事はごく一部でよく、それよりも集客・教育用の記事を増やすことを頭において、ブログを構成するといいでしょう。
まとめ
この記事では、手順付きでアフィリエイトジャンルの選び方・絞り方を解説しました。
結論として、ジャンルを絞ることがアフィリエイトで成果を出す鍵となります。
特に書きたいジャンルが決まっていないのであれば、まずはASPで商品を見つけて、それを軸にブログを構成してください。
「今すぐ客」に向けたアフィリエイト記事が報酬の中心になりますが、「今すぐ客」予備軍の集客記事も同じくらい重要なため、バランスを意識しながらブログを構築するといいでしょう。