こんな方に読んで欲しい!
- WordPressの「テーマ」が何かわからない!教えてほしい
- WordPressを始める際に必要なことを教えてほしい
- WordPressの「テーマ」をインストールする方法を教えてほしい
「WordPressを使ってWebサイトを構築したい」と思った際に、Webサイトの「テーマ」選びは非常に重要になってきます。
テーマとは、Webサイトのデザインやレイアウト、機能を大きく左右するものです。
今回は、WordPress初心者向けに、テーマをインストールする方法をお伝えします。2種類の方法を画像付きで解説しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
WordPressを導入後の重要な初期設定については、こちらの記事をご覧ください。
1. WordPressのテーマとは
WordPressでは、テーマを利用することによってWebサイトのレイアウトを簡単に大きく変更することができます。
テーマは大きく分けて2種類あり、1つは「公式ディレクトリ」に登録されたテーマ、もう1つは逆に公式ディレクトリに登録されていないテーマ、いわゆる「野良テーマ」と呼ばれるものです。
テーマをどうやって選べばいいの?についてはこちらの記事で解説しています。
1-1. 公式ディレクトリとは?
公式ディレクトリに登録されているテーマの多くは、無料で自由にダウンロードして使うことができます。
WordPressの公式HPから、登録されているテーマを見ることができ、これを「公式ディレクトリ」と呼びます。
公式ディレクトリは2020年9月現在で7,800以上もあります。Webサイトのイメージやコンセプトに最適なテーマが必ず見つかります。

https://ja.wordpress.org/themes/
誰でもテーマの登録申請を行うことができますが、WordPressコミュニティのメンバーが審査基準に則って、以下の項目を中心に審査し、問題がなければ登録されます。
- テーマが機能するか
- 技術的な問題がないか
- 使いやすいか
- テーマの開発基準を満たしているか
1-2. WordPress公式ディレクトリのメリット
1-2-1. ソースコードが信頼できる
インターネット上で配布されているテーマ(いわゆる野良テーマ)の中には、悪意のあるコードが含まれた「危ないテーマ」もたくさんあります。
公式ディレクトリのテーマは、WordPressコミュニティのメンバーが厳しい審査基準に則って審査し、確かな品質のテーマしか登録されていませんので、安全に使うことができます。
1-2-3. テーマのアップデートが自動で行われる
WordPress公式ディレクトリのテーマは、最新版が公開されるとログイン後の管理画面に通知が表示され、クリックするだけでアップデートが可能です。煩わしい操作なく、テーマを更新することができるのはWebサイト運営において非常にありがたい機能です。
2. WordPress公式ディレクトリのテーマをインストールする方法
このこの章では、WordPress公式ディレクトリのテーマをインストールする方法をご紹介します。
2-1.公式ディレクトリのテーマをインストールする手順
WordPress管理画面のメニューにある「外観」>「テーマ」を選択します。

すでにインストールされているテーマが表示されますが、今回は「新規追加」をクリックします。写真のように2カ所ありますが、どちらでもOK!

画面が切り替わると、wordpressの注目テーマが15種類表示されます。

「人気」や「最新」テーマの表示や、特徴での検索もできます。見た目はもちろんですが、中身もテーマごとに大きく違います。
SEOを強く意識したテーマや、アクセシビリティ(ウェブページにある情報や機能の利用しやすさ )に強みを持つテーマなど様々あり、自分の考えに合わせて検索、選択することができます。
今回は、Webマガジンに向いてそうなテーマを選んでみます。
マウスをテーマの上に持っていくと「インストール」や「プレビュー」などと表示されますので、「インストール」を選択します。

主にサーバのスペックに依存しますが、一般的に公式ディレクトリのテーマは数秒~十数秒でインストールは完了します。「インストール済」と表示されれば成功です。
ここに注意!
最後に「有効化」ボタンのクリックをお忘れなく!このボタンをクリックしないとテーマが反映されません。

ここに注意!
表示されるテーマのイメージ画像は、記事や画像データが登録され、テーマ個別の設定がされた状態で画像を取得していることが多く、「有効化」してもその画像と同じ見た目になることはほぼありません。プレビューを見てがっかりしないようにご注意を!
3. 配布サイトからダウンロードしたテーマをインストールする方法
3-1. テーマ選びは自己責任で
WordPressを始めたばかりの方は、公式ディレクトリに登録されているテーマの利用がおすすめです。上に書いたようなメリットがたくさんあるからです。基本的に、悪意のあるコードは含まれていないので安心です。
また、WordPressのテーマは、自作もできます。
例えば自分で自分のために作ったテーマであれば、わざわざ公式ディレクトリに登録する必要なんてないですよね?
つまり、公式ディレクトリに登録されていないテーマも、インストールすることができるようになっています。
世の中には自作テーマをインターネット上に無料公開・有料販売している人がたくさんいます。公式ディレクトリでは実現できない機能を持ったテーマもあり、SEOに強かったり、デザイン性を追求していたり、高機能なのに無料だったり、様々な特徴があります。
ただし、誰もそのソースコードを審査していませんので、悪意のあるコードが書かれている可能性はゼロではありません。テーマの選択は自己責任です。配布・販売している人が信頼できるかどうか、ご自身で判断してから利用してください。
補足
3-2. ダウンロードしたテーマをインストールする手順
WordPress管理画面のメニューにある「外観」>「テーマ」を選択します。

すでにインストールされているテーマが表示されますが、今回は「新規追加」をクリックします。写真のように2カ所ありますが、どちらでもOK!

ページが切り替わったら、「テーマのアップロード」をクリックして下さい。

ファイルをアップロードするための画面が開くので、「ファイル選択ボタン」からドラッグ&ドロップでテーマファイルを登録します。
子テーマがある場合は、親テーマから登録し、子テーマは後に登録してください。

ここに注意!
先に親テーマを登録しますが、この親テーマは有効化しません!

次に子テーマを登録します。子テーマを有効化してください。

では、実際のWebサイトを見てみましょう!
子テーマが有効化されていることを確認してください。Webサイト名の上にカーソルを置くと、「サイトを表示」メニューが表示されますので、クリックします。

テーマを有効化しただけでは、初期設定もされておらず、表示させる情報が何もないため、とても殺風景なWebサイトに見えます。

ここから背景やメニュー、配色などを設定するなどして、Webサイトを作っていきます。
4. まとめ
WordPressのテーマは大きく分けて2種類あります。1つ目は、公式ディレクトリに登録してあるテーマで、2つ目は配布サイト等で入手できる「野良テーマ」と呼ばれるテーマです。
当然、どちらにもメリット・デメリットがあります。
WordPressの運用は自己責任が基本なので、いろいろ吟味してテーマを選んでみてください!
親テーマと子テーマが存在するテーマは、必ず親テーマを先に登録してから子テーマおを登録してください。その際、親テーマは「有効化」しないように気を付けましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。