こんな方に読んで欲しい!
- これからブログを始めようとしている方
- WordPressと無料ブログ、どちらにしようか迷っている方
- WordPressと無料ブログ、選ぶ基準を知りたい方
「ブロクを始めよう!」と思った時、あなたはどんな方法で始めますか?
選択肢は大きく2つあります。
1、無料ブログを使う
2、WordPressを使う
無料ブログは、始めようと思った時にすぐ始められます。画面の表示された項目を入力するだけで、ものの5分で始められます。超お手軽!
それに対して、WordPressはサーバを借り、ドメインを取るなど事前の準備が必要です。
それ以外にも、それぞれにメリットがありますので、今回の記事では、WordPressと無料ブログを様々な視点で徹底比較します!
ちなみに僕は、様々な視点で考えWordPressが良いと考えています。
ブログなんて書けない!という方はこちらの記事を読んでみてください。
1. 無料ブログってなんだろう?
1-1. そもそもブログとはなんだろう?
ブログを英語で書くと「blog」ですが、これは「web log(web上の履歴)」を略した造語です。インターネットが普及する前は、日記は紙に手書きすることがほとんどだったわけですが、この日記と同じように「簡単に更新できるホームページ」のことを指します。
1-2. 無料ブログとはなんだろう?
インターネット上に自分の場所(=ブログ)を作るには、土地(サーバー)、住所(ドメイン)、ブログシステムが必要ですが、これをまとめてタダで貸してくれる会社があるんです!太っ腹!
有名な無料ブログを以下に書いてみます。
- アメーバブログ(アメブロ)
- アメーバオウンド
- FC2ブログ
- ライブドアブログ
- Seesaaブログ
- はてなブログ
- 楽天ブログ
- エキサイトブログ
- JUGEM
- ココログ
- ウェブリブログ
- LINEブログ
- note
などなど。たくさんの無料ブログが存在します。
2. WordPressってなんだろう?
「word」という単語が入りますが、Microsoft officeのwordとは全く関係ありません!
簡単に言えば、ブログシステムの1つでした。「でした」と過去形にしたのは、今ではブログの域を超え、CMSの代表格と言っても過言ではない無料ソフトウェアに成長しています。
個人、企業、官公庁まで幅広く使用されていて、世界中のwebサイトのおよそ4分の1はwordPressで構築されているという調査結果もあります。
さらに詳しく!
CMSとは、Contents Management System(コンテンツマネジメントシステム)の頭文字をとった略称です。HTMLやCSSなど、webサイトの制作に必要な知識が無くても、webサイトの構築・運用ができる仕組みのことを指します。
CMSが無い時代は、webサイトの構築・運用に専門知識のある職員を配置する必要がありましたが、CMSの登場で、操作方法さえ覚えれば誰でも簡単にwebサイトの構築・運用ができるようになりました。
無料ブログは、サーバもドメインもブログシステムも用意して貸してくれましたが、WordPressはそれらを自分で用意する必要があります。ここが無料ブログと比べてWordPressが少しだけ難しいところです。
さらに詳しく!
レンタルサーバやドメインの準備、WordPressが使えるところまでの操作方法は、このWEBサイトでも準備しています!参考にしてみてください。
3. WordPressと無料ブログを徹底比較
無料ブログは本当にたくさんあるのですが、今回はアメーバブログ(アメブロ)を例に、WordPressと比較してみます!
3-1. 始める時の手軽さ
手軽に始められるのは、もちろんアメーバブログ。
step
1新規会員登録のボタンをクリック
step
2必要な情報を入力し、登録メールを送信
step
3仮登録完了
step
4届いたメールの本登録リンクを
step
5ブログを始める!
操作に迷うこともありません。最初の情報入力からたった5分で始めることができます!
それに対してWordPressは、どんなに早くても30分はかかります。ドメイン選びやサーバ選びなど、慣れていない方だと少なくとも2~3時間ほどかかります。
始める時は、無料ブログの方が手っ取りばやいですね!
結論
始める時の手軽さは、無料ブログが優勢!
3-2. サービス(システム)の継続性
3-2-1. 無料ブログはなんで無料なの?
起業を志す方ならおわかりだと思いますが、企業は利益を追求します。利益が出るから事業を行います。
つまり、利用者から見れば「無料ブログ」ですが、提供する会社にとっては収益源の1つになっているはずなんです。結論を言えば、多くの無料ブログが広告収入で運営されています。
利用者には「サーバ」も「ドメイン」も「ブログシステム」も、さらには「集客支援」まで無料で提供し、利用者にはたくさんのブログ記事を書いてもらいます。
それに加え、有名人にはお金を出してブログを書いてもらい、これにより集客(=読む人を集めること)をし、それらのページに広告を表示することで収入を得ているわけです。
逆に言えば、利益が出なければ無料ブログはなくなります。
2019年9月14日にこの記事を書いていますが、例えばYahoo!ブログは2019年12月15日にサービスを終了します。
同じく、ヤプログ!byGMOも、2020年1月31日にサービスを終了します。
より多機能でだったり、魅力的だったりする無料ブログが誕生したり、LINEなどすでに顧客の囲い込みが出来ているサービスで新たに追加提供されたり、顧客争奪戦は熾烈です。
既存の顧客を奪われ、また新規登録が少なくなるなどした無料ブログは、収益性の悪化などからサービスを終了してしまうことがあるのです。
3-2-2. 使っている無料ブログサービスが提供終了するとどうなる?
影響はかなり大きいです。
① データの移行問題
無料ブログが終了する場合、だいたい他社ブログへの移行ツールが提供されます。「移行できるなら良いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、他社ブログには、全てをそのまま移行することは出来ないんです。
Yahoo!ブログの、他社ブログへの移行対応表です。全23項目のうち8項目だけ載せますが、ぱっと見でわかるように出来ない(引き継げない)ことがかなり多いです。
例えばアメーバブログの記事タイトルは「48文字(全角、半角問わず)」を上限としていますが、Yahoo!ブログは「100文字」が上限です。アメーバブログに移行する場合。記事タイトルが49文字以上の場合、49文字目以降は消えます。
これはブログシステムの設計段階で違うので、どうしようもありません。
② URL問題
他社ブログに移行するということは、URLが変わります。
Yahoo!ブログは、「https://blogs.yahoo.co.jp/xxxx」というURLですが、これがアメーバブログの場合「https://ameblo.jp/xxxx」に変わります。
移行時点では、検索した時に表示されるのは「Yahoo!ブログのURL」です。
移行実施後、Yahoo!ブログのURLにアクセスした場合、アメブロのURLに転送することが可能と書いていますが、一番下に「転送は2019年12月15まで」と書いています。つまり12月16日以降は転送されません。
しかも転送先は、移行先のブログトップ。移行した記事URLではないんですね・・・。
ここに注意!
FAQを転載:移行した後、Yahoo!ブログのURLはどうなりますか?
移行ツール(自動移行機能)で移行した場合、Yahoo!ブログのURLから移行先のブログトップへ転送設定されます。転送設定期間は2019年12月15日までです。
Google Search Console でURL変更設定ができます。できますが、旧記事ページから新記事ページに転送されるのではなく、旧記事ページからトップページに転送(リダイレクト)されてしまうので、記事同士の紐付けができません。
つまり、あるキーワードで検索結果の上位に表示されていたとしても、今回のYahoo!ブログが行う転送設定では、それを引き継げないのです。また1からやり直しです。
もしYahoo!ブログでアフィリエイトをしていたのであれば、検索からの流入が無くなり、収益は激減するでしょう。
考えただけでも恐ろしいですが、まさに今、それに直面している方もいるはずです。
3-2-3. WordPressの継続性は?
WordPressを利用する場合は、サーバー、ドメインを自分で準備することになります。
例えば、サーバーをエックスサーバーで準備し、ドメインはお名前.comで取得し、WordPressをインストールして使っていたとします。
仮にエックスサーバーがサービス提供を止めることになった場合は、
の手順で全て移行することができ、URLも変わりません!
つまりこれまでコツコツ積み上げてきたGoogleにおける評価は、今までのものを引き継ぐことができるのです。
さらに詳しく!
WordPressはアメリカのAutomattic社が管理しています。世界のwebサイトの約4分の1はWordPressと言われますので、簡単には開発を止めたりはしないでしょう。
世界中にユーザがいますので、仮にAutomattic社が開発を終了した場合も、他社もしくは有志が開発を続けるものと思います。
結論
ちょっと長くなりましたが、サービス(システム)の継続性は、WordPressが優勢!
3-3. 独自ドメインが使えるかどうか
これまでも出てきましたが、WordPressを使う場合は基本的に独自ドメインを使用します。ドメインもブログも自分の物なので、どちらも他のサーバに移すことも自由。作り上げたものは、ある意味、一生使えるわけです。
それに対し、無料ブログはそのサービスのサブドメインやディレクトリを使うことが多くあります。
Yahoo!ブログのようにサービスを終了する時は、あるキーワードで検索結果の上位に表示されていたとしても、それを引き継げないのです。
そんな中、実は独自ドメインを使える無料ブログもあります。
3-3-1. 独自ドメインを無料で設定できるブログ
3-3-2. 独自ドメインは、有料プランに変更することで使うことができるブログ
ここに注意!
結論
「独自ドメインを使えるかどうか」という視点では、無料ブログはそのサービスによります。両方○
3-4. 費用面
レンタルサーバーもドメインもピンキリですが、エックスサーバーのX10プランだと、1,000円/月くらいです。ドメインは、こだわりすぎなければ1,000円/年と考えておけばOKです。
WordPressは無料なので、合わせて13,000円/年くらいです。
無料ブログはもちろん無料なのですが、できることが限られます。
例えば、Googleアドセンスを申し込むには独自ドメインが必要ですが、前の項目のように独自ドメインを設定する機能は有料プランだったりします。
自由度の高さを求めると、結局有料プランに申し込むしかないということになります。しかも、有料プランにしたとしても自由度は「WordPress > 無料ブログ(有料プラン)」です。
結論
有料プランにする場合は、WordPressと大して費用は変わらない。甲乙付けがたし。
3-5. 自由度
WordPressは非常にたくさんのテーマが存在し、気軽にwebサイトの雰囲気を変えることができます。
また、プラグイン(機能を追加するためのプログラム)も数え切れないほどあり、何かweb上で行いたいことがあれば、その多くのことがプラグインで実装可能です。
もちろんCSSも変更できるので、細かな変更も可能!
無料ブログもある程度テンプレートが準備されたりしますが、自分で変更できる範囲は限られるため自由度は劣ります。
結論
自由度はWordPressの方が高いですね。
3-6. 収益性
WordPressの場合、何を書いてもOK。どんな広告を追加してもOK。
無料ブログの場合、自分が設定した広告以外に、アメブロならアメブロの広告が表示されます。表示される広告の割合が、自分で設置した広告とアメブロ広告が1:1だとすれば、単純に収益が半分になっているということです。
ただより高いものはない、ということです。
結論
収益性はWordPressの方が高いですね。
4. まとめ
6つの項目で、WordPressが良いのか、無料ブログが良いのか比較してきました。
趣味のことを書くブログを始めるのであれば、無料ブログで十分です。費用はもちろん必要ありません。
ですが、アフィリエイトやアドセンスを行う場合など、少しでも収益を上げることを目的にブログを運営する場合は、自由度、収益性の高いWordPressを利用しましょう!