こんな悩みをお持ちではないですか?
- 1つのレンタルサーバで複数のWordPressを運用したい
- 1つのレンタルサーバで他のシステムも運用したい
- サーバの中にファイルが散らからない方法が知りたい
レンタルサーバを借り、そのままWordPressをインストールすると「ルートディレクトリ」にたくさんのファイルが置かれることになります。
ルートディレクトリとは?
WordPressを1つだけを運用するならそれでも構いませんが、複数のWordPressを運用したり、他のシステムを入れるなどする場合は、ごちゃごちゃになり管理が大変です。
エックスサーバーの契約方法とは?についてはこちらの記事で解説しています。
将来どんな運用をするかわからないので、サブディレクトリを作って、すっきり運用ができるようインストールしましょう!
もくじ
1. エックスサーバーにログインする
エックスサーバーのトップページを開き、右上の「ログイン」をクリックします。
クリックすると、「インフォパネル」が自動的に選択されますので、「会員IDまたはメールアドレス」と「インフォパネルパスワード」を入力し、ログインボタンをクリックします。
2. WordPressを新規でインストールする
2-1. 該当サーバの操作メニュー「サーバー管理」をクリック
インフォパネルにログインしたら、画面の中段に「ご契約一覧」が表示されます。複数のサービスを利用しているとここにズラッと並ぶわけです。
今回wordpressをインストールするサーバーを見つけ、「サーバー管理」をクリックします。
2-2. WordPress簡単インストールをクリック
「サーバー管理」をクリックすると、Server Panel(サーバーパネル)が開きますので、下段の「WordPress簡単インストール」をクリックします。
2-3. ドメインを選択する
今回WordPressをインストールするドメインの「選択する」という文字をクリックします。
2-4. WordPressインストールをクリック
「WordPress簡単インストール」という文字の下にある「WordPressインストール」をクリックします。
2-5. 表示された項目を入力
① インストールURL:画像には「wordpressなど」と書いていますが、ここに入力した文字がサブディレクトリのディレクトリ名(windowsで言うフォルダ名)になります。決まりはありませんので「wordpress」や、短い方が好みであれば「wp」などとしてください。
② ブログ名:「ブログ名」とありますが、webサイト名と思ってください。こちらも決まりはありません。あとで変更もできますので、今考えている名前を入力してください。
ブログ名??
もともとwordpressはブログサイトを簡単に運用するために2000年代初期に作られました。現存する最古のバージョンは2003年です。今もブログとしての利用も多いので「ブログ名」と表記されることがあります。
2003年頃は何をしていましたか?システムに歴史あり、ですね。
③ ユーザ名:wordpressにログインする時に使うユーザ名です。半角英数字と半角スペースなどが使えます。後から変えられませんので、慎重に決めてください。
ここに注意!
admin(管理者)のように簡単に想像できるものは絶対ダメです。
④ パスワード:wordpressにログインする時に使うパスワードです。
ユーザ名とパスワードについて
⑤ メールアドレス:こちらもwordpressのインストールに必要な情報です。wordpressが自動アップデートされた時などに通知が届きます。
⑥ データベース:中級者以上向けの設定項目です。初めてインストールする場合は「自動でデータベースを作成する」を選択してください。
2-6. 入力した内容の確認
入力した内容の確認画面が表示されますので、確認してください。特にインストールURLのサブディレクトリ名に間違いがないか確認し、問題ないようでしたら「インストールする」をクリックしてください。
2-7. WordPressインストール完了画面
WordPressのインストールが完了すると、以下のような画面が表示されます。URLやID、パスワードなどが表示されますので、パスワード管理用のスプレッドシートなどに情報をコピーしてください。
3. WordPressにログインし、設定を変更する
3-1. WordPressにログインする
上記のWordPressインストール完了画面にログイン画面のURLが表示されますので、それをクリックしてログイン画面を開きます。IDとパスワードを入力してログインします。
3-2. 設定 > 一般 メニューをクリックする
左のメニューの「設定」の上にカーソルを合わせると、さらに右にメニューが開きますので、「一般」をクリックします。
3-3. URLを編集する
WordPressアドレス(URL):管理用のURLです。こちらは変更不要です。
サイトアドレス(URL):このwebサイトを訪れる方がアクセスするURLです。これをサブディレクトリではなく、元のすっきりとしたURLのままで運用したいので、図のように、サブディレクトリの「wordpress」を削除してドメインのみの状態にし、「変更を保存」ボタンをクリックしてください。
4. エックスサーバー側の設定を変更する
4-1. エックスサーバーにログインする
エックスサーバーのトップページを開き、右上の「ログイン」をクリックします。
クリックすると、「インフォパネル」が自動的に選択されますので、「会員IDまたはメールアドレス」と「インフォパネルパスワード」を入力し、ログインボタンをクリックします。
4-2. 該当サーバの操作メニュー「ファイル管理」をクリック
インフォパネルにログインしたら、画面の中段に「ご契約一覧」が表示されます。今回のサーバIDを見つけ、「ファイル管理」をクリックします。
4-3. WordPressのフォルダを開く
対象のドメイン名をクリックしてフォルダの中身を表示させます。複数のドメインを登録していれば、ここに複数のフォルダが表示されます。
表示されたフォルダの中から「 public_html 」を探してクリックしてください。
表示されたフォルダの中から、さきほど「2ー6」のインストールURLの項目で設定したフォルダ(ディレクトリ)名をさがします。以下の画像は「 wordpress 」という名前にした場合の例です。
4-4. index.php をダウンロードする
「 public_html 」の中には、「 index.php 」というファイルがありますので、この文字をクリックしすると保存されます。
※保存する場所はブラウザの設定により違いますが、変更していなければ「ダウンロードフォルダ」に保存されます。
4-5. ublic_html フォルダにアップロードする
今、WordPressフォルダの中身を表示していると思いますので、1つ戻って「 public_html 」に移動します。下の図の「フォルダに矢印が付いたマーク」を1度だけクリックしてください。
4-6. index.php をアップロードする
public_html フォルダに index.php をアップロードします。
① public_html フォルダ を表示していることを確認し、
② 「 ファイルを選択 」をクリックします。
③ さきほどダウンロードした index.php をダブルクリックして選択し、
④アップロードを選択します。
4-7. アップロードした 「 index.php 」の編集
index.php がきちんとアップロードできていれば「index.php」が表示されますので、①チェックを付けてください。その後、②編集ボタンをクリックしてください。
以下のように最下段を編集します。(赤太字部分を追加)
修正前 : require( dirname( __FILE__ ) . '/wp-blog-header.php' );
修正後 : require( dirname( __FILE__ ) . '/wordpress/wp-blog-header.php' );
最後に「保存する」ボタンをクリックし、編集は完了です。
ここに注意!
2020年5月13日時点では、
修正前が「require __DIR__ . '/wp-blog-header.php';」となっていますので、「require __DIR__ . '/wordpress/wp-blog-header.php';」のようにフォルダ(ディレクトリ)名を追記します。
4-8. 「 index.html 」のファイル名を変更
さらに詳しく!
「index.html」「index.php」が同じフォルダにあると、一般的なサーバーの設定では「html」の方を優先して表示します。
今回はコピーした「index.php」の方を表示したいので、「index.html」の名前を変えておきましょう。
public_html フォルダ の「index.html」にチェックを入れ、右側の「ファイル名の変更」をクリックします。
ファイル名欄に書かれている「index.html」を「backup_index.html」などに書き換えてください。ルールはありません。自分がわかればOKです。
書き換えたら「名前の変更」ボタンをクリックしてください。
以下のように「index.html」の名前が書き換わっていれば完了です。
さらに詳しく!
index.htmlは消してしまっても良いのですが、何かで復元することになった場合に手間がかかります。影響の無い名前に変更し、保存しておきましょう。
4-9. URLを打ち込んで確認する
変更後のURLを打ち込んで、Webサイトのトップページ、ログイン画面が表示されれば完了です!xxx.net の部分はご自身のドメインに置き換えてください。
トップページ http://xxx.net
ログイン画面 http://xxx.net/wordpress/wp-login.php
5. まとめ
WordPressをサブディレクトリにインストールし、URLはそのままでスッキリ運用する方法をお伝えしました。
少し手順が多いですが、1回行えば終わりですので、しっかり変更しましょう!
ただし、操作を間違うとWordPressが表示されなくなったりする可能性もあるので、操作は慎重に行って下さい。
ちなみに、Webサイトを構築するときの1回だけ作業するので覚えておく必要はありません。