こんな悩みはありませんか?
- サイドバーは右側?左側?
- ほかの記事も読んでもらいたい(webサイト内を回遊させたい)
- サイドバーに何を表示すべきかわからない
ふだん何気なく見ているwebサイトは、メインとなる記事本文の他にもたくさんの情報が表示されています。
だいたい上部にはwebサイトのタイトルとメニュー、下部には、例えばお店ならアクセスの情報、ブログなら人気記事が表示されていたりします。
「サイドバー」も、メインとなる記事とは別の情報を伝えるために使うもので、「新着記事」「人気記事」「カテゴリー別記事」「SNSへのリンク」「広告」など、さまざまな情報を表示させることができます。
今回は、サイドバーによく表示する情報と、サイドバーの表示設定方法を徹底解説します!
もくじ
1. サイドバーとは?
サイドバーは、下の画像における赤枠で囲った列のことです。
インターネットビジネスラボのサイドバーには、下記のような項目(ウィジット)を表示しています。
- 人気記事
- サイト内記事の検索ボックス
- 最新記事
- おすすめのレンタルサーバー
- おすすめのWordPressテーマ
また、広告(Google AdSense)が自動的に挿入されます。
ところで今あたなは、パソコンで見ていますか?スマホやタブレットなどで見ていますか?
もしスマホで見ていれば、上の画像のようなサイドバーは表示されていないはずです。インターネットビジネスラボで使っているWordPressのテーマは、「パソコンで見る時の見た目」と「スマホで見る時の見た目」を変えているからです。
ちなみに、インターネットビジネスラボをスマホで見ると、さきほどのサイドバーはそのページの下部に表示されるようになっています。
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スマートフォンやタブレットが普及したので、webサイトはさまざまな「幅」の画面で見られるようになりました。
それに合わせてさまざまなデザインが考えだされました。パソコンでサイドバーとして表示される情報が、スマホやタブレットでは下部に表示されたり、スワイプすると出てきたり。
これは選ぶテーマによります。「正しいデザイン」はありませんので、あなたの好みと操作性と直観でテーマを選びましょう!
2. サイドバーは1列?2列?右側?左側?
インターネットビジネスラボをパソコンで表示すると、サイドバーは右側に1列で表示されます。
webサイトによってはサイドバーの表示が、
- 左側に表示
- 右側に表示
- 両方に表示
- 右側に2列表示
など、本当に多種多様。そのwebサイトの運営者の考え方次第です。なので「正解」はありません。
ただし「あなたがどうしたいのか」、もっと言えば「あなたが作ったwebサイトの目的」によっては、パソコンで表示する時の、サイドバーのオススメ位置があります。
2-1. Zの法則
人はwebページを見るときに、左から右に、上から下に視線を動かします。その動きが「Z」に似ていることから、「Zの法則」と呼ばれます。
つまり、
- 左側が注目される
- 右側(特に右下)はあまり注目されない
ということです。webマーケティングの世界では有名な法則です。
2-2. こだわりが無ければ、サイドバーは右側1列でOK
一般的なwebサイトやブログは、今、あなたが読んでいるような記事をメインコンテンツとしているので、このメインコンテンツを左側に配置しサイドバーを右側に配置します。
メインコンテンツとなる記事を読んでもらいつつ、サイドバーで最新記事やカテゴリー別の記事、または広告などを見せる構成が多いですね。必ず必要な情報ではないけど、「あると便利」な情報を配置すれば良いでしょう。
逆に、記事(メインコンテンツ)よりも目立たせたいものがある場合は、左側にサイドバーを配置します。
たとえば、高単価なアフィリエイトリンクが含まれる記事に誘導したい場合などですね。サイドバーを左側に配置し、上部にその記事への画像リンクを設置します。
サイドバー2列は、
- メインコンテンツの横幅が狭くなり、読みにくくなる
- 見える情報が多すぎて、メインコンテンツの存在が薄れる
などの理由から、読者が離れる要因になりかねません。検討候補にも入れなくて良いでしょう。
結論としては、こだわりが無ければ、インターネットビジネスラボと同じようにサイドバーは右側1列が良いでしょう。
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あえてサイドバーを左側にすることで、「新着記事」や「関連記事」などが目に入りやすくなり、記事の閲覧数(PV数)が伸びることもあります。ですが、肝心の本文よりもサイドバーが注目されてしまう可能性があることは、覚えておきましょう。
3. サイドバーに表示させる項目
サイドバーに表示させる項目も、そのwebサイトの運営者の考え方次第です。やはり「正解」はありません。
でも、「表示させると便利」な情報はありますし、それも含めて一般的に広く表示されている情報もあります。
あなたの作ろうとしているwebサイトのサイドバーに「何があると便利かな?」と考えながら、読み進めてみてください!
3-1. 新着記事
新しく書いた記事がGoogleなどの検索で表示されるようになるには(特に上位に表示されるようになるには)、時間がかかります。新たに書いた記事を見てもらうには、違う導線が必要です。
その1つとして、サイドバーに新着記事を表示する方法があります。他の記事を読んだ読者に、新しい記事も合わせて読んでもらいましょう。
ただし「新着記事」の表示が多くなりすぎると、
- 単純に見にくくなる
- 月に数本の更新頻度だと、1カ月前の記事も新着に表示されてしまう
といった状況も起こるので、月に20本くらいまでなら5記事の表示がおすすめです。
3-2. 人気記事
webサイトの中で人気があり、よく読まれている記事は、ほかの読者にもアピールしましょう。サイドバーに表示することで、さらに多くの読者に読んでもらえる環境を作りましょう。
あなたが更新するのは手間がかかりますので、「Popular Posts」プラグインの利用をおすすめします。
この「人気記事」も「新着記事」と同じく、多く表示させると見にくいので、5記事にしておきましょう。
3-3. 検索ボックス
検索ボックスは「」マークがついている、サイト内の記事を検索できるものです。サイト内の記事を検索してもらうためにある機能のため、サイドバーに1つあると非常に便利です。
「ほかにどんな記事があるのかな?」と思ってもらえる「カテゴリー」や「人気記事」の下などへの設置もおすすめです。
ここに注意!
WordPressの検索機能は、「キーワード」でタイトルと本文を検索します。例えばGoogleは、そのwebページを評価して表示順位を決めるのに対し、WordPressの検索機能はその単語があるかどうかしか見ていません。
たとえば、この記事を探したくて「サイドバー」と入れて検索したとします。この記事も検索結果に表示されますが、別の記事で「サイドバー」という単語が含まれていると、その記事も検索結果に表示されます。
3-4. カテゴリー
カテゴリーをサイドバーに表示させることで、そのカテゴリーのまとめページにリンクが張られます。興味があるカテゴリーの記事が読みやすくなるメリットがあります。
「関連記事」の機能で記事の下や本文中に同じカテゴリーの記事を表示させられますが、新しい方から5記事くらいしか表示できないので、そのカテゴリーの一覧ページへのリンクが記事が増えると、表示し切れなくなります。
カテゴリーを表示させ、カテゴリーのまとめページにリンクが張られれば、同じカテゴリーの他の記事も読んでもらいやすくなり、機会の損失を防ぐ効果があります。
同じカテゴリーに限らず、別のカテゴリーに興味を示すことにもつながります。
ここに注意!
カテゴリーの数が多くなりすぎると、カテゴリーを全部表示させる設定の場合は、見づらいサイドバーになってしまう可能性があります。カテゴリーは必要最低限の数にしておきましょう。
3-5. サイト運営者のプロフィール
誰が、どんな目的でサイトを運営しているのか、というwebサイト運営者のプロフィールがサイドバーにあると、サイトの信頼度が高くなります。信頼度が高ければ、リピーターになってくれる人もいるでしょう。
「このwebサイトは、信頼するに足るか」
意識的にも、無意識にも、見ている人はそんなことを考えています。
そのため、嘘を書くことは厳禁です。
たとえば、ライターを雇って記事を書いてもらっているのに、「全部自分が書いている記事」だと嘘をプロフィールに書いてしまったら、信頼度を下げます。確実に。
ちょっとした言い回しや漢字の使い分け、句読点や装飾の使い方などから明らかに同一人物が書いたとは思えないものだと、読者に疑いの目を持たれてしまうでしょう。
プロフィールには本当のことだけを書いて、読者に信頼してもらえるパーツにすることを心がけるべきです。
3-6. アフィリエイト、Google AdSenseなどの広告
各種広告も、サイドバーへ貼り付けることができます。過剰に貼り付けるとサイトの表示速度も落ちますし、読者の印象も良くありません。適度に表示し収益化を目指しましょう。
Google AdSenseは、申し込み後にwebサイトの審査があります。記事数が少なかったりすると容赦なく落ちますので、WordPressを始めたばかりだとハードルが高いです。
webサイトの収益化を図るのであれば、Google AdSenceのような広告配信型の他に、アフィリエイトも始めてみましょう!A8.netはアフィリエイトを気軽に始められますし、登録も簡単ですので、おすすめしています。
3-6-1. Google AdSense は管理の手間が少なく非常に便利!
Google AdSenseは、読者がよく読んでいるサイトや好みに合わせた広告が自動的に配信されます。
インターネットビジネスラボにもGoogle AdSense広告を張っていますが、「Aさんが見た時に表示される広告」と「Bさんが見た時に表示される広告」は異なります。
webサイトの管理者も、誰にどのような広告が表示されているか詳しくは把握できません。Google AdSenseの場合はあらかじめ「広告レビュー センター」で、表示しても良い広告、表示したくない広告を設定することができます。
さらに詳しく!
Google AdSenseの申し込み方法はこちらで徹底解説しています!
さらに詳しく!
Google AdSense の審査を通過後、広告の設定を行う際の方法はこちらで徹底解説しています!
Google AdSense と同じようなサービスとして、忍者AdMaxというサービスもあります。敷居が非常に低く、WordPressを始めたばかりでも登録が可能になっていますが、単価が安い点を理解して運用してくださいね。
3-6-2. アフィリエイトとは?
アフィリエイトとは、成功報酬・売上報酬をもらえる広告のことです。
あなたが、あるwebサイトのAmazonの商品リンクをクリックし、その商品を買ったとしましょう。
クリックしたリンクURLには、商品を掲載したwebサイトのID情報が紐づいていて、Amazonは「誰のwebサイトから来たのか」がわかるようになっています。
購入された場合、そのwebサイトで紹介した人は、あなたが買った商品に応じて報酬がもらえます。
ここがポイント!
もし、あなたが商品リンクをクリックしただけで、その商品を購入しなかったのであれば、報酬は1円にもならない仕組みです。
サイトで紹介した人に報酬は渡りますが、商品を購入したあなたに報酬分の負担が増えることはありません。
つまり、「紹介されても損はせず、紹介したら得をする」というのがアフィリエイトです。
A8.netの登録は、こちらの記事で詳しくお伝えします。
4. WordPressでサイドバーを設定する方法
WordPressでは、サイドバーに表示したい項目を簡単に追加することができます。
使っているWordPressテーマによって、またはプラグインによってサイドバーで使える機能が増えますが、ここでは一般的なウィジェットについて書いています。
さらに詳しく!
ウィジェットとは、サイドバーやフッターなど、特定の位置に情報を表示するパーツのようなものです。
インターネットビジネスラボでは、WING(AFFINGER5)を使っていますので、このテーマを基に解説します。
WING(AFFINGER5)は有料テーマですがとても使いやすいので、WordPressでサイトを作ったばかりの時などに導入することをおすすめします。
さらに詳しく!
カスタマイズ後にテーマを変更すると、もう1度カスタマイズをやり直さなければならなくなります。手間と時間がかかるので、WordPressを構築したら早めにテーマを選びましょう。
4-1. ウィジェットの設定画面を開き、設定する
①の外観をクリックし、そのあと②のウィジェットをクリックしてウィジェット画面が開きます。
「利用できるウィジェット」の下に並んでいるのが、あなたのWordPressで使えるウィジェットです。
この画像のWordPressは、WING(AFFINGER5)というテーマを使っていますので、ほかのテーマを利用している場合や、ウィジェットがあるプラグインを使っている場合には、表示されるウィジェットが異なります。
このウィジェットの画面は、サイドバーの表示内容を変える際には何度も開くことになるため、開き方を覚えておきましょう。「 外観>ウィジェット 」ですよ!
利用できるウィジェットの中から、使いたいものを選んで、以下のようにドラッグ&ドロップで視覚的に追加することができます。
ウィジェット一覧の右側には、「サイドバートップ」「ヘッダー」「フッター」など、設置する場所が表示されています。設置したい場所にドラッグ&ドロップしてください。
ちなみに、この「場所」はテーマによって異なりますので、ご自身のWordPressで確認してください。
4-2. サイドバーに追加したウィジェットの設定
ウィジェットによっては、自分好みに細かな設定が行えるものもあります。追加したウィジェットの設定も行いましょう!
人気の記事を表示するプラグイン「WordPress Popular Posts」の設定画面を例としています。
上記の左側がウィジェットの設定画面、右側は実際に表示されるウィジェットです。
設定画面のウィジェット名をクリックすると、その下に設定項目が表示されます。「タイトル」欄に入力した言葉は、実際に表示されるウィジェットの上部に表示されます。
ソート順は、何で並び替えるか?を決めます。WordPressはコメントが標準機能としてあり、そのコメント数で並び替えしたり、単なる閲覧数が多い順に並び替えたりすることもできます。
また、最大表示数を5件にすれば5記事まで表示されます。
計測期間は、特にこだわりがなければ「全期間」でOKですが、例えば1日に複数回の更新があるwebサイトであれば「過去7日間」や「過去24時間」など、短期間を選んでも面白いでしょう!
ここに注意!
設定画面の一番下には青い「保存ボタン」があります。これをクリックしないと反映しないので、忘れずにクリックしましょう!
4-3. 公開されているサイトの確認
ウィジェットの設定が終わったら、設定どおりにウィジェットが反映されているか、実際に表示させて確認してください。
設定が古いまま表示される場合は、キーボードの「F5」(パソコンによっては「Ctrl+F5」)を押して再読み込みしてみてください。
意図している表示になっていない場合は、「ウィジェットの設定を見直し」をしましょう。
5. まとめ
あなたがこれからwebサイトを運営していこう!と考えているのであれば、「Zの法則」に従いサイドバーはwebサイトの右側に表示し(メインコンテンツを左側に表示し)、
- あると便利な機能
- 他の記事も読みやすくなる(気が付ける)機能
を配置しましょう。「新着記事」「人気記事」はクリックされやすいので、webサイト開設当初から設置しておくと良いです。
「3. サイドバーに表示させる項目」で一般的な項目を記載しましたが、他にもウィジェットがはたくさんあります。他のwebサイトも参考にしながら、あなたのサイドバーを見つけてみてください!
なお、経験や読者の声も重要です。「最初からすべて決めるのではなく、少しずつ完成に近づけていく」という考え方も大事ですよ!
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