- 顧客対応の時間を減らしたい
- しっかり顧客対応していることをアピールしたい
- 時間と労力をなるべくかけずにFAQを構築したい
ビジネスでブログを利用している人なら、商品やサービスに関する問い合わせが来ることも多いと思います。
問い合わせが多くなるということは、それだけあなたのビジネスが注目されているということなので嬉しいことですが、時間と労力をそこにばかり費やすわけにもいきません。
FAQ「よくある質問」は、顧客対応の時間を減らせる上に、しっかり業務改善に取り組んでいることを顧客にアピールできます。
以前当サイトで紹介した、WordPressプラグイン「CF7 Google Sheet Connector」で蓄積したお問い合わせフォームからのデータも、ここで活用できます。
今回はFAQ「よくある質問」が簡単に構築できるプラグイン「Ultimate FAQ」について徹底解説します!
「Ultimate FAQ」のメリットとデメリット
FAQプラグインは、今回紹介する「Ultimate FAQ」と「Arconix FAQ」が便利です。
今回は「Arconix FAQ」との比較も取り入れつつ、「Ultimate FAQ」のメリットとデメリットを紹介したいと思います。
「Ultimate FAQ」のメリット
「Ultimate FAQ」のメリットは下記の通りです。
- プラグインの更新頻度が「Arconix FAQ」よりもさらに高い!
- 無料版でも十分使えるが、さらに機能が豊富な有料版がある
- 短時間で企業サイトのようなFAQが作れる
- 「Arconix FAQ」にはない専用の設定画面がある
- 日本語で「Ultimate FAQ」を解説しているサイトが多い
- インポート機能があるので、保存したデータが活用できる
- カテゴリの他にタグを使って質問の分類ができる
「Ultimate FAQ」のデメリット
「Ultimate FAQ」のデメリットは、下記の通りです。
- プラグインが日本語化されていないので読みにくい
- 有料版にしかない場合がある(データのエクスポート機能など)
- 設定項目が多く迷うかもしれない
「Ultimate FAQ」の導入方法
「Ultimate FAQ」はWordPress公式プラグインなので、[WordPress管理画面>プラグイン>新規追加]から簡単にインストールできます。
「Ultimate FAQ」のインストール方法
右側のキーワード検索テキストボックスで「Ultimate FAQ」と検索すると1番目にヒットしますので、「今すぐインストール」をクリックし、有効化します。
インストール済みプラグイン一覧に「Ultimate FAQ」が表示されていればインストール完了、このプラグインは初期設定など行わずにそのまま使用が可能です。
「Ultimate FAQ」の使い方
実際にFAQを作りながら「Ultimate FAQ」の使い方をご紹介したいと思います。
「Ultimate FAQ」での「よくある質問」の作成手順は、下記の通りです。
- カテゴリの作成 … 質問の分類用のカテゴリを作成できます。
- タグの作成 … 質問の分類用のタグを作成できます。
- 質問と回答を入力 … 質問の量によって入力に時間が必要です。
- 固定ページの作成
- ヘッダーメニューに固定ページを登録
分類用カテゴリを作成
[WordPress管理画面 > FAQs > CATEGORIES]から記事カテゴリの新規入力をします。
カテゴリは質問を分類するために使いますが、WordPressの記事カテゴリのようなイメージで作ります。
- 名前 … カテゴリの名前、分類のイメージがしやすいような名前にします。
- スラッグ … 分類イメージを半角英数で入力します。
- 親カテゴリ … 関連するカテゴリがある場合は、ここで紐づけます。
- カテゴリの概要 … どのような分類なのか説明文を書きます。
質問の量が少ない場合でも、最低1つはカテゴリを作っておきます。
分類用のタグを作成
[WordPress管理画面 > FAQs > TAGS]から記事を分類するためのタグを新規作成します。
タグはWordPressの記事に使っているような感覚で「よくある質問」の分類に使用、「よくある質問」を入力する画面でも作れますが、タグのスラッグが日本語になってしまうため、あらかじめ作れるタグがあればこの画面で作っておきます。
タグの新規作成で入力する項目は下記のとおりです。
- 名前 … タグの名前、分類のイメージがしやすいような名前にします。
- スラッグ … 分類イメージを半角英数で入力します。
- タグの概要 … どのような分類なのか説明文を書きます。
右側には作られたタグの一覧があり、そのタグに関連付けられた「よくある質問」の数が確認できます。
よくある質問と回答を入力する
[WordPress管理画面 > FAQs >Add New]からよくある質問とその回答を書き込んでいきます。
入力する項目は下記のとおりです。
- タイトルを追加 … 質問を入力します。
- 本文 … 質問に対する回答を入力します。
- カテゴリ … カテゴリを選びます。
- タグ … タグを選択または入力します。
よくある質問の作成画面で新たにタグを作ると、スラッグが日本語になるので、別画面のタグの一覧からタグのスラッグを半角英数に変更する必要があります。
FAQ「よくある質問」の固定ページを作成
[WordPress管理画面 > 固定ページ > 新規追加]から「よくある質問」の固定ページを作ります。
入力する項目は下記のとおりです。
- タイトル … よくある質問ということがわかりやすいタイトル。
- 本文 … コメントと、ショートコード[ultimate-faqs]を入力。超重要!
- 固定ページのスラッグ … スラッグを半角英数で入力します。
固定ページの本文に下記のショートコードを入力するだけで、「よくある質問」の一覧が表示されます。
<pre>[ultimate-faqs ]</pre>
ヘッダーメニューにFAQの固定ページを設置
「よくある質問」の固定ページができあがったら、ブログのヘッダーメニューに登録します。
ヘッダーメニューに登録するには、[WordPress管理画面>外観>メニュー]から作業します。
左側の固定ページ一覧から、登録したいヘッダーメニューを選んで「メニューを追加」ボタンをクリックします。
右側のヘッダーメニュー一覧に固定ページが追加されたことを確認したら、「メニューを保存」ボタンをクリックして完了です。
「Ultimate FAQ」の実用例紹介
今回はピアノ教室を想定したFAQ「よくある質問」のサンプルを、「Ultimate FAQ」を使って作ってみましたが、質問と回答の文章さえあらかじめ準備しておけば10分程度の短時間で作れました。
まとめ
今回は「Ultimate FAQ」の導入方法や使い方について、サンプルのFAQ「よくある質問」を作りながら解説しました。プラグインのインストールを含めて10分程度の時間で作業が終わったので、メニューは多いですが、この記事の手順で進めたら簡単です!
FAQを作っておけば、顧客対応にかかる時間と労力が節約できるうえに、顧客からもよい評価を得られます。
今回の記事では「Ultimate FAQ」を徹底解説しましたが、「Arconix FAQ」というFAQプラグインもあります。
機能はどちらも充実していますので、あとはあなたの好み(見た目など)によります。比べてお好きな方を使ってみてください!