- 身に覚えがない楽天カード利用の速報が届いた!どうすればいい?
- 届いたメールが、楽天から送信されたものか確認したい!
身に覚えがない楽天カード利用の速報が届いた!不正利用かな!?
今日、楽天カードから「楽天カードをご利用いただき、誠にありがとうございます。」というメールが届きました。
利用金額は、9月15日(執筆している日)に、236,188円と200,517円で、合計436,705円!
この記事を見ているあなたもおそらく同じような状況にあるはずです。
もし不正利用だとしたら・・・!これは一大事!
すぐに確認しなきゃ!と思って「ご利用明細を確認する」ボタンをクリックすることは、詐欺師の思うつぼです。
ひとまず、落ち着いてください。
今回の記事では、身に覚えがない楽天カードの利用通知が届いたときの確認方法を徹底解説します!
楽天カードから届いた「カード利用お知らせメール」
今日、楽天カードからこんなメールが届きました。
楽天カード(MasterCard)をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このメールは、カードがご利用されたことをいち早くお知らせするため、ご指定のメールアドレスへお届けしております。(中略)
ご利用日 利用者 ご利用金額 2021/09/15 本人 236,188 円 2021/09/15 本人 200,517 円
以前、Amazonを装ったフィッシング詐欺メールを「アカウント停止!?Amazonからメールが届いた時の確認方法を徹底解説!」で解説しました。
この時は、メールが非常に雑ですぐにフィッシング詐欺のメールだと見抜けました。
しかし、今回はぱっと見た感じ、違和感はまったくありません。
楽天カードのヘビーユーザーである筆者も、最初ドキッとしてしまいました。
普段から楽天カードを使っている方であれば、本当に不正利用だと感じることでしょう。
ですが、結論から言うと、「大丈夫」です。安心してください。
楽天カードから送られてきたと思っていたこのメールは、フィッシング詐欺のメールです。
迷惑メールとして報告するなど、迷惑メールとして処理してください。
フィッシング詐欺は、クレジットカードやネットバンク、インターネット上のサービスのログイン情報などの情報を取るために行われます。
この時に送信されるメールが「フィッシングメール」と呼ばれ、ニセのWebサイト(フィッシングサイト)に誘導し、クレジットカードの情報、ネットバンクの情報などを入力させようとします。
ニセのWebサイト(フィッシングサイト)は本物そっくりに作られていて、パッと見では見分けがつかない可能性もあります。
どこでフィッシング詐欺メールとわかるのか?
今回のフィッシング詐欺メールは、よくできています。
というか「本当のメールをコピーし、1カ所だけ変えた」のでしょう。
犯罪者を褒めるわけではありませんが、潔いですね。
届いたメールのリンクを1つ1つ確認すると、
「ご利用明細を確認する」ボタンのみドメイン(URL)が異なり、フィッシング詐欺サイトにつながるようです。
他のリンクは全て、楽天カードの正規ページが表示されます。
「ご利用明細を確認する」ボタンのURLがおかしい
では次に、「ご利用明細を確認する」ボタンを確認してみましょう。
ボタンの上で右クリックし、リンクのアドレスをコピーしてみます。
この時、左クリックはダメです。クリックした先に何が仕込まれているかわからないので。
メモ帳を開いて貼り付けてみましょう。
このURLを安全な方法で開いてみました。
筆者にメールが届いた時点では、楽天enaviにそっくりなフィッシング詐欺サイトが表示されたのですが、この記事の執筆時点(メール到着から4時間後)の今は、Webサイトが削除されたのか、接続を遮断されているのか、「HTTP ERROR 404」で何も表示されませんでした。
WHOIS検索でドメインの登録者を検索してみました。
ネットオウルのスタードメインで2021年09月14日16:09に取得されたようですが、Whois情報の公開代行サービスが使われていて、登録者にはたどり着けませんでした。
送信元メールアドレスがおかしい
差出人名が「 楽天市場 」、メールアドレスは以下のようになっています。
まず、楽天カードは「楽天カード株式会社」が提供するサービスです。
本物のメールを見ると、差出人名は「楽天カード株式会社」、ドメインは「rakuten-card.co.jp」です。
「楽天市場」の名前で楽天カードの利用速報を送ってくることはありません。
こちらもWHOIS検索でドメインの登録者を検索してみました。
さっきと同じで、ネットオウルのスタードメインで2021年09月14日16:13に取得され、登録者にはたどり着けませんでした。
@の前の「contaca」ってなんでしょうね?
「contact」の打ち損じでしょうか。
楽天カードで本当に不正利用が起きたら
楽天カードは、年間の取扱高が11兆円!カード会員数は2,100万人を突破しました。(2021年1月)
これだけ多くの人が利用しているカードですので、不正利用が起きてしまった場合の対策もきちんと整備されています。
弊社では、カード番号の悪用、紛失盗難カードや偽造カードの不正使用を未然に防止することを目的とし、不正検知システムを導入しております。
カードのお取り引きごとに、不審な点がないか 24時間365日の監視体制でモニタリングを行うことで、不正使用の早期発見に注力しております。
「カードを落として、さらに気が付くのが遅れた場合」など、不正利用が起きる可能性はあります。
本当に身に覚えがなく、請求先に問い合わせても解決できない場合、楽天カードに問い合わせましょう。
速報メールは、利用日ごとに届くので、仮に不正利用が合った場合も素早く気が付くことができます。
不正に利用されていることが判明した場合、楽天カードが決めた手続きと調査を行い、楽天カードが利用者(あなた)に重大な過失がないと判断した場合は、「お客様に被害額をご負担いただくことはございませんのでご安心ください。」と書いてあります。
この点では、楽天カードは安心して使えるカードですね。
まとめ
あなたの個人情報を狙っているメールはたくさん存在しますし、毎日毎日、生み出されているのものです。
今回のように、本物をそのままコピーしてURLだけ変えられたら、正直なところ、ぱっと見では判断できません。
「まじか!?」と焦ったら、詐欺師の思うつぼです。
今回のように楽天カードから身に覚えがない利用通知メールが来たら、メールのボタンをクリックするのはNGです。
Googleで楽天カードを検索して、本物のサイトで利用状況を確認しましょう。
情報が流出したら止めることはできません。
少しでも「疑問」に思ったら、「あやしい」と感じたらクリックせずにGoogle検索から開くことで、自己防衛をしっかり行って下さい!