こんな方に読んで欲しい!
- 普段の生活のモチベーションを上げたい!
- ポジティブになりたい!
- ものごとを前向きに捉えられるようになりたい!
いつもの生活や仕事で、何か嫌なことがあったり、辛いことがあったりした時、「やりたくない」「できない」「無理」「だるい」などと言葉として発してしまうことはありませんか?
現代の日本人の多くは、ストレスと闘っています。
自分で事業を起こそうとしているのであれば、なおさらですので、そういう気持ちになったり、ふと無意識に口から出てしまうこともあります。
それは無意識の発言なので、仕方がありません。
言ってから「ハッ!」っと気が付くこともありますよね。そんな時には、どうすれば良いか?
良くも悪くも「言葉」がどんな影響を与えるか、どう考えれば良いか、そのあたりを徹底解説します!
ここがポイント!
先に書いておきますが、「全面的に強いポジティブな発言のみ」だと、他人からは、あなた自身が嘘くさく見えます。あくまでも自分自身の「考え方」つまり内面の話しで、表面にはほどほどに出す(出しすぎない)ことが大前提です。
1. ポジティブな言葉・ネガティブな言葉
ポジティブな言葉は「良い方に影響する言葉」、ネガティブな言葉は「悪い方に影響する言葉」としておきましょう。
とても安易な例ですが、ポジティブな言葉とは、
- できる
- 頑張れる
- 乗り越えられる
- 楽しい
- 充実してる
- 面白い
などがあります。あるプロジェクトが成功した時、「よくできたな、おめでとう」なんて社長から声をかけられたら、きっとと嬉しいですよね(少なくとも悪い気はしないですよね)。
自分に対しても、他人に対しても「良い方に影響する言葉」です。
一方で、ネガティブな言葉とは、
- だるい
- やりたくない
- 無理
- 楽しくない
- つまらない
- 帰りたい
- めんどくさい
- むかつく
などがあります。隣で仕事をしている人が「だるいわ~」「帰りたいわ~」「あいつ、むかつくわ~」を連発していたら、こっちのやる気も削がれます。
そういった言葉は、耳に入るだけでも嫌な気持ちになります。自分に対しても、他人に対しても「悪い方に影響する言葉」です。
ちょっとだけ「普段、使っている言葉」を考えてみてください。
家庭や仕事場でどんな「言葉」を使っていますか?SNSでどんな「言葉」を書いていますか?
無意識に言っている言葉は把握が難しいので、飲みに行ったついでにでも周りの人に聞いてみると良いでしょう。「俺・私って、なんか癖ある?」というくらい軽めに聞いてみましょう。
ここがポイント!
気になるのであれば、あなたがよく使うポジティブな言葉・ネガティブな言葉を書き出してみましょう。
ネガティブな言葉よりポジティブな言葉の方が多く書き出せたなら、普段からポジティブな言葉を多く発していることになります。
ポジティブな言葉よりネガティブな言葉の方が多く書き出せたなら、それだけ多くの種類のネガティブな言葉を発言していることになります。
2. 言葉は人を縛る(しばる)
ネガティブな言葉を繰り返し使っていると、それがあなたに大きな影響を与える結果になります。

と思う方も多いでしょう。1つ1つの言葉は短く、影響も小さいものです。しかし、それが積もり積もると大きな影響力を持ち始めます。
言葉は人を縛ります。暗示をかけると言い換えても良いでしょう。
さらに詳しく!
暗示とは、言葉や合図などにより、思考、感覚、行動を操作・誘導する心理作用のことを言います。暗示にかかった方は、自然にそうなったと考え、それが自分を含める「誰か」の誘導によるものであることに気が付きません。特に自身に対する暗示を「自己暗示」と言います。
普段から「できない」「自分には無理」を連発するような方は、何をやってもできません。
「できない」と暗示をかけているのです。
自己暗示をかけ、自分を自分の言葉で縛り、さらにできなかった時、「ほらね、できないって言ったでしょ?」と言ってその伏線を回収する、という流れがその人の中でできあがってしまっているのです。
さらに詳しく!

自己啓発の本を読んだり、セミナーに参加すると「夢は声に出すことが大事。言い続ければ叶うのです!」というようなことが書いてあったりします。確かに叶えるための一助(いちじょ)にはなりますが、加えて相応の努力が必要です(当たり前ですが)。
「事業を起こす!」「開業する!」「年収1,000万円!」と口にするだけでは周囲から愛想を尽かされますので、相応の努力をしましょう。
3. 言葉には力がある
「言葉には力がある」ともよく言います。言葉が行動に影響するのことは、よくあるものです。
いい例としては「応援」があります。市大会や県大会など、規模が大きくなればなるほど、応援してくれる人がいるのは心強いものです。
甲子園などでは応援団も大きく取り上げられています。テレビで見ているだけでも、応援があるのとないのとでは気分が変わります。選手として出場しているのであれば、なおさら気の持ちようも変わってくるはずです。
これは逆もまた然り(しかり)。
ネガティブな発言を繰り返してしまえば、周辺に影響を与えてしまいます。
ついついネガティブな言葉が先走ってしまうのは分かりますが、自分が発した言葉が自分の環境や周りの人に影響してしまうことをしっかり理解しておきましょう。
ここがポイント!
どの言葉がポジティブで、どの言葉がネガティブなのかを覚えておく必要はありません。
その言葉を言うべきかどうかは、自分が言われた時にどう感じるかを考えれば分かるはずです。
感性は人によって異なりますが、「つまらない!」と言われて気分が上がる人は基本的にはいないですよね。
自分の言葉は常に「聞かれている」「見られている」ことを念頭においておきましょう。
4. 大事なことは「ポジティブ言葉で締めること」
ネガティブな言葉は、言うことで自分にも周りの人にも悪影響を与えてしまいます。
では、日頃から常に、「ネガティブな言葉」を発さずに生活することは可能でしょうか?
正直に書けば、それは不可能だと考えています。
どうしても無意識的に口をついてポロっと出てしまうことはあります。人間ですから。
最初にも書きましたが、それはもう仕方ないことです。
大切なことは「ハッ!」と気が付いたら、ポジティブな言葉で発言を締めくくることです。
4-1. 「でも」を活用する
「でも」を活用しましょう。
例えば、不意に「疲れた・・・。」と口をついて出たとします。
この言葉が周りの人に与える影響としては、
- 自分も疲れているのに
- 疲れているのは、お前だけじゃないぞ
- 言わなくていいことをなぜ言ったんだ
- 言ったからといって疲れが取れるわけでもないのに
- 無駄口たたく時間があるなら、早く終わらせれば良いのに
とネガティブな思考が連鎖してしまうことにつながってしまいます。
では、この時に「でも」を使ってみましょう。
「疲れた・・・。」「(ハッ!←気が付いた)」「でも、もう少しだ」
「でも」は「逆説の接続詞(せつぞくし)」です。それまでの内容と反対のことを言う時に使う言葉です。
ネガティブの反対はポジティブ。「でも」を入れることで「疲れた・・・。」の後にポジティブな言葉が来ることを示し、「もう少し」を付けることで一発逆転することができました。
この言葉を聞いた人も「そうだな、もう少し」と考えてくれるでしょう。
ここがポイント!
どのようなネガティブな言葉でも一発逆転できます。ネガティブな言葉が無意識に出てしまうのは仕方のないことです。それに気づくことができたら、「でも」でポジティブな方向にシフトしましょう!
4-2. ものごとを楽観的に捉える
長い人生、色々なことが起きます。
何か悪いことがあった時に、楽観的に物事を捉えることができるように考え方を少し変えてみましょう。
具体的には「不幸中の幸い(ふこうちゅうのさいわい)」と考えることが大事です。
さらに詳しく!
「不幸中の幸い(ふこうちゅうのさいわい)」とは、不幸なでき事の中で、せめてもの救いとなること」という意味です。
- 【不幸】プレゼンで負けてしまった。【幸い】でも、次の案件でも使える高クオリティな資料ができた!
- 【不幸】来客数が少なくて収支がトントンだ。【幸い】でも、1人1人としっかりコミュニケーションが取れたので、リピート率が高まった!
- 【不幸】事業がうまくいかず廃業した。【幸い】でも、次の事業を計画し準備する時間ができた!
長い人生、悪いこともあれば良いこともあります。
これから事業を始める方、もう始められている方は、たった1つの悪いことで地の底まで落ちている場合ではありません。
悪い事があっても「ひとすじの光」を見つけ、ものごとを楽観的に、ポジティブに捉えて、前に進みましょう。
ここに注意!
例えば、あなた本人や友人知人の病気など、楽観的に捉えることが好ましくないことも、やはり人生においてはあります。そこは使い分けてくださいね。
5. まとめ
無意識に発している言葉、口をついて出てしまう言葉は、なかなか直せるものではありません。
「言葉」は、あなたの思考と密接に関係しているからです。
- 思考をポジティブな方向にシフトすること(楽観的に捉えること)
- その過程で、ついネガティブな言葉がでてしまったら、「でも」でつなぐこと
この2つは、今日から頭に入れて、できれば実践してみてください。
何かあったときでも「不幸中の幸い」を見つけられるようになれば、気持ちはかなり楽になり、ストレスも軽減され、ポジティブに前向きに事業を進められるようになります。