こんな方に読んで欲しい!
- 住信SBIネット銀行(法人口座)の登録方法が知りたい!
- 住信SBIネット銀行(法人口座)のメリットが知りたい!
- 住信SBIネット銀行の口座登録で必要なものを確認したい!
銀行は、大きく分けると、
- メガバンク
- 地方銀行
- 信用金庫など
- ネット銀行
の4つに分類することができます。
このうちネット銀行は、インターネット上でほぼすべて完結でき、実際の店舗を持たない(持ったとしてもごく少数)という特徴があります。
実際の店舗を持たないので、固定費(賃料や水道光熱費など)が必要なく、手数料などを安く抑えることができるようになるわけです。
今回は、そんなネット銀行の1つ「住信SBIグループ」が運営しているネット銀行「住信SBIネット銀行」」の口座開設方法や注意事項について徹底解説します!
もくじ
1. 住信SBIネット銀行について
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同で出資した新形態の銀行(本店所在地は東京都港区)です。
2. 住信SBIネット銀行(法人口座)のメリット
ネット銀行を選ぶにあたって重要なのは、
- コストパフォーマンス(手数料の安さ)
- 必要な機能があるか(スマホアプリの振り込み機能・入出金の確認機能など)
- 手間の省けるサービスが提供されているか
の3点です。どれが欠けても長く使い続けることができません。
ネット銀行を選ぶときは、この3点を常に比較・検討してください!
2-1. 業界最低水準の振り込み手数料の安さ
住信SBIネット銀行(法人口座)は業界最低水準の安さと定評があります。 振込手数料は次の通りです。
同行への振り込み | 他行への振り込み | 組戻手数料 |
50円(税込) | 160円(税込) *振込金額 3万円未満 |
880円 |
250円(税込) *振込金額 3万円以上 |
また、各種手数料は次の通りです。
口座維持手数料 | 月額基本料金 | 振替手数料 |
0円 | 0円 | 0円 |
ここに注意!
住信SBIネット銀行の手数料で注目すべき点は、「月額基本料金0円」。他行では、口座維持手数料やネットバンキング利用料などとして、2,000円~3,000円ほどかかる銀行もあります。
また、住信SBIネット銀行には法人向けの優遇プログラムがあり、振込手数料を大幅に節約できます。優遇内容と条件は次の通りです。
[優遇内容]
- 口座開設日の当月と翌月は、振込手数料が月10回無料
- 次のAとBの条件を1つ満たすごとに振込手数料が月10回無料(最大月20回無料)
条件 | 内容 |
条件A | 被振り込み件数の合計が10件以上 |
条件B | ミライノデビットカード(Visa / Mastercard)の利用金額が10万円以上 |
2-2. 来店不要で口座開設できる
住信SBIネット銀行だったら、来店をして法人口座を開設する時間がないといった忙しい経営者の方でも、時間を気にすることなく口座開設できます。
2-3. 決算書不要のオンライン融資がある
住信SBIネット銀行には、法人口座を利用するだけで、融資サービス「事業性融資 dayta」を利用できます。 事業性融資 daytaは、
- 万が一のために、いくら借り入れできるか知りたい
- 書類の準備や面談に時間を使いたくない
- ネットで簡単に事業資金を借りたい
といった経営者向けの無担保・無保証の金融サービスです。住信SBIネット銀行の融資の内容は次の通りです。
借入可能額 | 借入利率 | 資金用途 |
50〜3,000万円 | 1,999 〜 7,999% | 運転資金 (無担保・無保証) |
3. 住信SBIネット銀行(法人口座)の口座開設方法
ここがポイント!
住信SBIネット銀行の法人口座の開設方法には、「法人オンライン口座開設(最短翌営業日)」と「法人郵送口座開設(2~3週間程度)」の2つがあります。
法人オンライン口座開設は、
- 代表者が運転免許証を持っている
- 代表者が、スマートフォンで顔写真および運転免許証の撮影ができる
- 代表者が取引担当者になる(代表者以外が取引担当者になる場合は郵送口座開設)
- 実質的支配者の居住地国が「日本のみ」で、かつ「3人以下」
という条件があります。
今回は後者「法人郵送口座開設(2~3週間程度)」の解説です。
3-1. 住信SBIネット銀行(法人口座)申込みの流れ
住信SBIネット銀行の申し込みから取引開始までの流れは次の通りです。
- 口座開設の申し込み
- 口座開設申込書と必要書類の送付(要印刷)
- 書類審査(約7日)
- カードの送付(約10日)
- 初期設定
- 取引開始
書類を提出して問題がなかった場合は、2〜3週間ほどで取引が開始できます。
3-2. 住信SBIネット銀行(法人口座)申込みに必要な書類
住信SBIネット銀行の口座開設の申し込みにあたって必要な書類は次の通りです。
3-2-1. 法人の本人確認書類
次の書類を2つ準備します。
書類名 | 有効期限 |
履歴事項全部証明書(登記簿謄本) | 発行日から3ヶ月以内の「原本」 |
法人の印鑑証明書 | 同上 |
設立後半年以内の法人は、上の書類に加えて、次の中から1つの書類を準備します。
書類名 | 有効期限 |
所轄税務署あての法人設立届出書(控) | 税務署受付印が押印されたものの「コピー」 |
所轄税務署あての法人設立届出書(控) | 同上 |
主たる事務所の建物登記簿謄本(現在事項証明書) | 発行日より3ヶ月以内の「コピー」 |
主たる事務所の建物賃貸借契約書 | 契約締結済みのものの「コピー」 |
3-2-2. 代表者の本人確認書類
代表者の本人確認書類を次の中から1つの書類を準備します。
書類名 | 有効期限 |
運転免許証 | 有効期限内の「コピー」 |
各種健康保険証 | 現在有効なものの「コピー」 |
住民基本台帳カード(写真付き) | 有効期限内の「コピー」 |
「住民票の写し」または「住民記載事項証明書」 | 発行日から3ヶ月以内の「原本」 |
個人の印鑑登録証明書 | 発行日から3ヶ月以内の「原本」 |
「在留カード」または「特別永住者証明書」 | 有効期限内の「コピー」 |
ここに注意!
法人口座の開設には、行政事務所で書類を入手する必要があります。書類を準備する手間がかかりますので注意をしましょう。
3-3. 住信SBIネット銀行(法人口座)の申し込みサイトを開く
3-3-1. 住信SBIネット銀行サイトにアクセスする
次のリンクから、住信SBIネット銀行のサイトにアクセスします。
3-3-2. 住信SBIネット銀行の口座開設ページを開く
住信SBIネット銀行のサイトが表示されます。
画面内の「法人口座開設」をクリックします。
3-4. 口座開設方法を選択
3-4-1. 口座開設 - お手続き
「口座開設 - お手続き」画面が表示されます。
画面を下にスクロールします。
画面内にある「お申し込み手続きへ進む」をクリックします。
3-4-2. 口座開設- 兼 特定取引を行う者の届出-申込(確認事項について)
「口座開設- 兼 特定取引を行う者の届出-申込(確認事項について)」画面が表示されます。
- 個人情報のお取り扱いについて
- 電子交付について
- 各種取引規定
の各規定をクリックして、内容を確認します。
下にスクロールをします。
「反社会的勢力ではないことの表明・確約」のリンクをクリックした後、同意のチェックをします。
さらに詳しく!
「反社会的勢力」とは、暴力や威力、または詐欺的手法を駆使した不当な要求行為により経済的利益を追求する集団又は個人の総称です。
入力が終わったら、画面下部の「同意する」をクリックします。
3-5. 口座開設申込フォーム
「口座開設(法人)- 兼 特定取引を行う者の届出-入力」画面が表示されます。
3-5-1. 会社情報の入力
「会社情報」の入力欄に移動します。次の会社情報を入力します。
- 法人名称(全角)
- 法人名称(カナ)
- 所在地の郵便番号
- 設立年月日
- 事業の内容
- 上場区分
- 決算月
- 資本金
- 従業員数
- 郵便番号
- FAX番号(任意)
FAX番号以外は必須です。
- 連絡先メールアドレス
- 希望ユーザーネーム(ログインで使用)
3-5-2. 代表者情報の入力
「代表者情報」の入力欄に移動します。次の代表者情報を入力します。
- 代表者氏名(漢字)
- 代表者氏名(カナ)
- 代表者役職名
- 生年月日
- 性別
- 郵便番号
このあたりは全て迷うことなく入力できると思います。パパッと入力してしまいましょう。
3-5-3. 取引ご担当者情報の入力
「取引ご担当者情報」の入力欄に移動します。次の項
目を入力します。
- 担当者氏名(漢字)
- 担当者氏名(カナ)
- 担当者役職名
- 生年月日
- 性別
- 郵便番号
3-5-4. カードの選択
「カードの選択」の入力欄に移動します。
お申込み可能なカードで
- デビット付キャッシュカード+認証番号カード
- 認証番号カードのみ
のいずれかを選択します。
続いて、カードデザインについて、
- Mastercard (シルバー×ブルー)
- Visa(ブルー)・Visa(ピンク)・Visa(ブラック)
の中から選択します。
最後に、デビット暗証番号(半角数字4桁)を入力します。
3-5-5. 特定取引を行う者の届け出
「カードの選択」の入力欄に移動します。次の項目を入力します。
- 法人の居住地国(日本のみ)
- 日本の法人番号
続いて、法人の種類について、項目の(1)〜(10)に該当するか確認します。該当する場合は、「以下(1)〜(10)いずれかに該当」を選択して、該当の項目をチャックします。(複数選択可)
3-5-6. 実質的支配者の申告 および 特定取引を行う者の届け出
「実質的支配者の申告 および 特定取引を行う者の届け出」の入力欄に移動します。次の項目を入力します。
- 実質的支配者の申告要否
「該当する」を選択したら、代表者選択と同様に個人情報を入力します。
入力が終わったら、画面下部の「次へ」をクリックします。
3-6. 口座開設の確認
3-6-1. 申込情報の確認
「口座開設(法人)兼 特定取引を行う者の届出 - 確認」画面に移動します。
- 会社情報
- 代表者情報
- 取引ご担当者情報
- カード情報
- 特定取引を行う者の届け出
- 実質的支配者の申告
に関する情報の確認画面が表示されます。 修正があれば画面右上の「修正する」をクリックして内容を修正します。
確認して問題がなければ「次へ」をクリックします。
3-7. 口座開設申込 受付完了
3-7-1. 口座開設申込 受付完了(申込書の印刷)
「口座開設(法人)- 完了」画面に移動します。
「ご郵送のお手続きの流れ ー 印刷」欄を表示します。
画面内の「申込書類1ダウンロード」・「申込書類2ダウンロード」をダウンロードします。
3-8. 申込書の記入と郵送
申込書類をダウンロードしたら、書類の内容に従って、必要な項目を記入します。
記入が終わったら、必要書類と一緒に郵送しましょう。郵送時には「申込書類2ダウンロード」で印刷した「宛先ラベル」を封筒に貼り付けて郵送します。切手代は会社負担です。
3-9. 書類郵送後から口座開設までの流れ
こちらで、口座開設の手続きが完了しました。今後の流れは次のとおりです。
【完了】
口座開設の申し込み
口座開設申込書と必要書類の送付(要印刷)
- 書類審査(約7日)
- カードの送付(約10日)
- 初期設定
- 取引開始
審査の結果、再提出がなければカードを受け取るまでに、2〜3週間ほどかかります。
4. まとめ
住信SBIネット銀行(法人口座)の初回登録方法の説明をしてきました。
法務局で会社の登記情報などの必要書類を入手する必要がありますが、それさえあれば簡単に申し込みができます。問題がなければ、郵送してから2〜3週間で口座を利用できますので、口座開設後の作業を見積もりましょう。
また、住信SBIネット銀行の口座を持つ個人・法人も多く、給料の受け取り先、取引先への振込で利用できます。 この機会に住信SBIネット銀行に登録して、利用してみてはいかがでしょうか。
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