こんな方に読んで欲しい!
- メールマガジンを早く、簡単に作る手法が知りたい!
- メールマガジンの構成を知りたい!
- メールマガジンの作成を効率化したい!

マーケティング手法の1つとして、メールマガジンの配信を行っている個人・企業はかなり多いです。例えば週1回のメールマガジンでも、年間40~50回程度、お客さまと「接触」することになります。
「接触(対面だけでなく、見聞きすることも含む)の回数を増やすと、相手が好意を持ちやすくなる」という単純接触効果(ザイアンス効果)を考えれば、定期的に配信されるメールマガジンは理にかなっていると言えます。
しかし実際に運用してみると、コンテンツ(メールの本文・内容)の作成は手間がかかることに気が付きます。時間がかかるんですよね。
- メルマガの作成・配信作業をできる限り効率化したい
- 内容(コンテンツ)作成に時間をかけたい
というご相談は、よく伺います。
今回は、そういったお悩みを持つ方に参考となるよう、メルマガ作成を効率化するテクニックについて徹底解説します!
1. メルマガのコンセプト、決まっていますか?
あなたはなぜメルマガを配信しているのでしょうか・・・・?
メールマガジンを配信するうえで一番重要なのは、「誰」に対して「何を目的」に「どういう情報(コンテンツ)」を送信するのかということです。事前にコンセプトを決めておきましょう。
例えば、
- これまでに商品を購入した既存顧客 ※目的はリピート(再購入)
- これから商品を購入する(であろう)見込み客 ※目的は初回購入
に対して送るメールマガジンは、本来は目的が異なるので内容を変えた方が良いのです。
ただ、もし書き分ける余裕(余力)は無いのであれば、「色々な立ち位置の読者がいる」ことを常に考えて、メルマガを作成しましょう。
1. メルマガ本文の構成(テンプレート)を作る
テンプレート、準備していますか?まさか毎回、1から作成していたりしませんよね?
メールマガジンの内容を見ると、
- 毎回、新しい情報を書くべき部分
- 毎回、定型で同じ内容を書くべき部分
があることに気が付きます。であれば「テンプレート」を作成しておくと効率化できますよね?
1-1. メルマガテンプレート
テンプレートは、あなたが発信しようとしている情報、目的、対象とする人の属性(性別・年齢など)によって変えるべきです。以下に解説付きテンプレートを参考に載せますが、あなたのサービスや商品、目的などに合わせて書き換えて使ってください。
ここに注意!
HTMLメールは少し複雑なので、初歩的なテキストメールのテンプレートを載せておきます。
【①メール件名:】
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
【メール本文】
〇〇〇通信(△月〇日号)
②ヘッダー:
━━━━━━━━━━ 〇〇〇通信 ━━━━━━━━━━
20xx年xx月xx日(x)発行
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇(店舗名など)
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇(キャッチフレーズ)
https://xxx.jp(URLなど)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
③リード文:
最近のニュースや季節的な話題といった、時事的なものや軽い挨拶
④目次:
1. 〇〇〇からのお知らせ
2. イベント情報
3. 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
4. △△△△△△△△△△△△
5. あとがき
⑤本文:
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 1. 〇〇〇からのお知らせ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
◇小見出し1
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
◇小見出し2
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 2. イベント情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
◇小見出し1
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 3. 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 4. △△△△△△△△△△△△
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
⑥あとがき:5. あとがき
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
⑦フッター:発行者情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
企業情報
会社HPやSNSのリンク
問い合わせ先
メルマガの解除方法
必要であれば自社製品の紹介リンク
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1-2. メルマガを構成する項目
1-2-1. ①メール件名
件名には、ユーザーが思わずクリックしたくなるようなタイトルを入れましょう。そのためには、以下の点を心掛けてください。
- 数字を使った表現
- 読者のメリット
- 簡潔なタイトル
- 本文を読まないと答えが分からないもの
メールマガジンは、工夫をしないと他のメールに埋もれてしまい、ユーザーに読んでもらえなくなります。また、本文を読まないと答えが分からないものをタイトルにすると読まれる確率が上がります。
例えば、「件名:売上300%UP!自粛期間中に稼ぐためには◯◯が超重要!」などのタイトルです。
1-2-2. ②ヘッダー
ヘッダーとはメルマガを開封すると一番上に表示される部分のことです。
こちらにはメルマガの名前や配信回数、配信日などの情報を追加します。これらの情報は定型化できるので、決めておくと効率的です。
1-2-3. ③リード文
リード文には、
- 最近のニュース
- 季節的な話題
- 時事的な情報
- 軽い挨拶
を入れます。「本題に入る前に読者との距離を縮めておく」「読者の気持ちを掴む」「共感を得る」という意味でリード文は重要です。
そうできれば、メルマガを最後まで読んでもらえます。(逆に、ここで興味を惹かないと、その先に読み進めてもらえません)
1-2-4. ④目次
メルマガの中には、数百文字で終わるものから、数千〜数万文字と長い文章まであります。簡単にメルマガ本文の概要を把握したい人のためにも、長い文章の場合、目次を作成しておくと良いですね。
1-2-5. ⑤本文(コンテンツ)
メルマガ配信の中で一番重要な内容です。
いくつか読者にお知らせしたい内容がある時は、内容の先頭部分に「読者に一番読んでもらいたい情報」を配置しておきましょう。
1-2-6. ⑥あとがき
あとがきには以下の内容を書いておきます。
- 記事のまとめ
- 重要な内容の再掲
- Webコンテンツへの誘導
- 執筆者の内情
読んだ後になにかしらのアクションを起こしてもらいたいのであれば、あとがき部分でそのアクションを起こしてもらえるように誘導すると良いですね。
また執筆者の内情をチラっと見せると、あなた自身に興味を持つきっかけにもなり、またお客さまとの距離を縮められます。
1-2-7. ⑦フッター
フッターには、以下の内容を書いておきます。
- メルマガ配信の企業情報
- 会社HPやSNSのリンク
- 問い合わせ先
- メルマガの解除方法
- 必要であれば自社製品の紹介リンク
フッターは毎回同じ内容で大丈夫なので、使い回しができます。
また、メルマガを運用している人の中には、フッターに自社製品の紹介リンクを設置して宣伝をしている人もいます。
2. メルマガの配信作業の効率化
メルマガ配信サービスは使っていますか?
無料・有料を合わせてとてもたくさんのサービスが提供されています。普通のメールと同じように1人1人に送信するのでは管理・運用の手間がかかりますので、メルマガ配信サービスは必ず使いましょう。
2-1. わずらわしいメール配信作業を効率化
上に書きましたが、普通のメールと同じように1人1人に送信するのでは管理・運用の手間がかかります
メルマガの配信を普通のメールと同じように行う場合、
- メールアドレス送付リストの管理
- メールアドレスに重複がないか確認
- メールアドレスに送付漏れがないか確認
- 本文中の宛先(名前の編集)
この作業を1つずつ行った場合、莫大な時間がかかってしまいます。メルマガ配信サービスのツールを利用すると、一括で管理できるため効率よくメールを配信できます。
また、ツールを利用することで、間違って他の人に送付してしまうといったミスを防げます。決まった作業はできるだけ省略して、メールマガジンの分析や内容の作成に時間をあてていきたいです。
2-2. 効率的に改善できるツールが豊富
メルマガ配信サービスを利用することで、次の情報を取得できます。
- 送付数
- 到達率
- 開封率
- 文章内のリンクのクリック率
- CV率 など
つまり、配信サービスを利用することで、メルマガの内容を改善するために必要な情報を簡単に取得できます。A/Bテストのサービスも提供している会社もあり、メルマガの内容を改善するためには最適です。
さらに詳しく!
A/Bテストとは、半分の顧客にAの文面、もう半分の顧客にBの文面を送り、それぞれの反応を数値化するサービスです。反応が良かった文面を採用していくことで、メルマガの内容を改善できます。
さらに詳しく!
HTMLメールを簡単に作成できる機能のあるメルマガ配信サービスもたくさんあります。簡単に言えば、見た目を整えたメール形式のことです。
本来はHTMLやCSSといったプログラミング知識が求められますが、メルマガ配信サービスでは、HTMLメールのテンプレートがたくさん用意されていますので、知識は不要です。
3. メルマガの内容(コンテンツ)作成の効率化
メルマガの内容(コンテンツ)作成は最も重要な部分です。
メルマガは内容(コンテンツ)がメインなのですが、ここの作成に苦労している方も少なくありません。ここもできれば、効率化したいところです。
3-1. クラウドソーシングで外注
クラウドソーシングサイトを利用して、メルマガの内容(コンテンツ)作成を外注化することも可能です。
クラウドワークスで「メルマガ・DM作成」ができるワーカーを表示させると、10万人以上いることがわかります。
もちろん、個人なのでピンキリではありますが、業界に精通したフリーランスの方と契約ができる可能性もあり、探してみるのも1つの手でしょう。
ここがポイント!
ただし、内容(コンテンツ)はメルマガの核です。最も重要な部分です。もし外注するとしても、「下書き」を外注するつもりで依頼し、最終的な確認と修正は必ずあなたの手で行ってください。
3-2. 競合が発信する最新情報をチェック
「効率化」とは少しずれますが、競合の動向を把握しておくことも重要です。
ユーザーとして競合企業が発信する情報に触れることで、メルマガコンテンツのヒントを得られます。日常的に競合他社の情報にユーザーとして触れることで、ユーザーのニーズをさらに把握し、自社メルマガのコンテンツ作成が効率よくできるようになります。
ここに注意!
パクリは絶対にダメです。
4. まとめ
メルマガの「テンプレート」「配信作業の効率化」「コンテンツ作成の効率化」について解説しました。
メルマガの効果を高める方法はたった1つ、内容(コンテンツ)を充実させることです。「配信作業の効率化」「内容(コンテンツ)の下書き外注などの効率化」によりできた時間は、内容(コンテンツ)を充実するための時間として有意義に使いましょう!
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