事業のはじめ方

有限会社は設立できない!株式会社に引き継がれた有限会社の意味やメリットを徹底解説!

こんな方に読んで欲しい!

  • 有限会社とは何か?が知りたい!
  • 法人を設立するにあたり、どの法人形態にするかを考えている

起業する(=事業を始める)時、「個人事業主で行うか」「法人を設立するか」という大きな2つの選択肢があります。

初めての起業であれば、多くの方は「個人事業主として行う」を選択します。

 

少し手間とお金はかかりますが、、「法人を設立する」という選択肢を選ぶと、社会的な信用も高くなりますし、税金的にも恩恵を受けることができます。事業を行うにあたって必要な資金調達もしやすくなります。さらに、融資を受ける時、法人として行うことで融資条件が緩和される可能性があります。

さらに詳しく!

今回は法人形態の1つである、今はもう設立できない「有限会社」について、徹底解説します!

1. 有限会社とは

有限会社とは、会社法で認められていた会社形態の一つです。(現在は有限会社を設立することはできません)

有限会社を設立する際の条件としては、

  • 資本金300万円以上
  • 社員50人以下
  • 取締役1人以上 など

といった制限がありました。今現在では「社員50人以下」の制限はありません。

「取締役の任期期限がない」ことであったり、「決算を公開しなくていい」ため、法人として活動しながらも面倒な手続きが少ないことが特徴として挙げられます。

個人経営や家族経営など、中小事業を展開する上では非常に運営しやすい仕組みとなっていました。

2. 有限会社は「今は」設立できない

今はもう有限会社を設立することができません。2006年に会社法が大幅に改正されて、有限会社を設立することができなくなりました。

それまでの有限会社は、この法改正に伴い株式会社扱い(特例有限会社)となりました。

ここがポイント!

この法改正の後も「有限会社」を名乗ることはできます。2006年以降、設立できなくなりましたので、現存する有限会社は「(少なくとも)2006年から継続する優良企業」と捉えることもできます。

 

もともと「有限会社」という形態があったのは、「株式会社」を設立するハードルがとてもとても高かったことにあります。

以前、株式会社は、

  • 資本金1,000万円以上
  • 取締役3人以上

などの厳しい制約がありました。

一方で有限会社は「資本金300万円以上」「取締役も1人でOK」で設立できたため、中小事業主の法人格としての「有限会社」が数多く存在していたのです。

2006年の法改正で、株式会社を設立するための取り決めがかなり緩和されました。取締役は最低1人いればいいですし、資本金に至っては最低1円以上で可能となりました。

小規模の事業でも株式会社の設立が可能となったため、有限会社という形態はこのタイミングで存在意義がなくなったわけです。

ここがポイント!

有限会社が無くなったのは株式会社設立の条件が緩和され、有限会社のメリットを株式会社がカバーできるようになったから!

3. 有限会社で働くメリット

3-1. 長年経営してきた実績がある

有限会社は、2006年以降は設立することはできなくなっています。つまり有限会社として名乗っている会社は、2006年以前に設立しているということになります。

今は2020年ですので、最低でも14年以上は事業を存続して経営してきた実績があることを証明できています。

長く経営を続けられるノウハウがある会社は社会的にな信頼も大きいでしょうし、ちょっとやそっとの問題が発生したとしても切り抜けられるエネルギーがあるはずです。

会社として長く存在していればいるほど、社員としては安心できますね。

3-2. 会社の規模が小さい場合が多いので人脈を広げやすい

以前、有限会社として設立するには社員50人以下というルールがありました。

会社の規模が小さいと、その分上層部との関係も密になり、人脈が広がるきっかけとなります。

大企業では、会社に勤めていながらも社長と話したことがないことも出てきてしまいます。将来的に起業したいと考えているのであれば、上層部とも良い関係を築くことで、経営のノウハウを吸収する機会を作れますね!

4. 有限会社で働くデメリット

有限会社で働くデメリットについて解説していきます。

ここに書いてあることが必ずしも悪い方向に働くとは限りませんが、あくまでも「一例としてこのような事例もある」と理解してください。

4-1. 小規模な会社である可能性が高い

誰もが名前を知るような大企業で働きたい!と考えている方には有限会社で勤めることは向いていません。会社の特性上、有限会社は中小企業である場合が多いです。

もちろんお分かりのとおり、「有限会社に勤めることは悪い!」ということではありません。やはり、社会的には株式会社の方が信頼されますし、規模感も株式会社より有限会社の方が小さいです。

単に大企業を望むのであれば、有限会社という選択肢はご自身に合っていないのかもしれません。

ここに注意!

仕事を選ぶ際には、会社の形態だけを見るのではなく、自分の特性にあった業務内容なのか、福利厚生はどのようになっているのか、経営者の人柄なども考慮するといいですね。法改正が行われてから、有限会社と株式会社の違いはそれほど多くありません!

4-2. (株式会社に比べると)会社の透明性を証明しにくい

有限会社は取締役の任期が無かったり、決算の公開が義務でないことから、経営の不透明さが議論されています。もちろん、クリーンな状態で経営されている企業がほとんどです。

有限会社は家族経営で行われていることも多く、意見の偏りが起きてしまうことも事実です。これは決して悪いことではありませんが、もしかしたらご自身の考え方とはかけ離れた方針で経営がなされているかもしれません。

会社の透明性を証明しづらいことから、会社としての経営方針や経営者の人柄を考慮して、その会社の本質を見抜くことが大切といえますね。

5. まとめ

この記事ではいくつかある会社の形態の中から「有限会社」にフォーカスを当てて、徹底解説してきました。

有限会社は今では設立することができません。つまり、現在有限会社として存在している会社は2006年以前に設立されたことが分かります。

有限会社は会社の性質から、中小事業向けの形態であり、個人や家族での経営が主になっています。会社の規模が小さい分、人間関係は密になりやすく、上層部と関われる機会も多くあります。

有限会社で働くデメリットはあまりありませんが、「決算を公開しなくていい」などの規定もあるため、経営の不透明さが心配されています。

 

いずれにしろ今現在では有限会社を設立することはできません。有限会社のメリットは、今は株式会社に含まれていますので、株式会社を選択しましょう。

さらに詳しく!

 

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