ライバルサイトを分析するLighthouseの使い方と目安の数値を解説!

こんな方に読んで欲しい!

  • ライバルサイトにどこが負けているのか分析したい!
  • 自分のWebサイトの何を優先的に改善すればいいか知りたい!

Webサイト運営は、ライバルサイトと比較して、どこが勝っていて負けているのかを客観的に分析することが大切です。

そこで便利なのがGoogleの拡張機能で無料で使える「Lighthouse」です。

ライバルサイトのページ速度やSEO対策度合いなどを5項目で客観的に分析し、数値化してくれる便利なツールです。

この記事では、Lighthouseのインストール方法、使い方から、月間検索ボリューム10万~100万・1万~10万・1,000~1万の上位ページのLighthouseの点数を分析して、目安となる点数を算出しています。

結論として、Lighthouseの5項目のうち、Performanceは49点以下でOK、Accessibilityは70点、Best PracticesとSEOは80点が目安です。

それでは、本編をどうぞ!

もくじ

1. Lighthouseとは?

Google Lighthouseは、ページエクスペリエンスを測定してくれる便利なGoogle拡張機能です。

ページに訪れたユーザーの満足度を客観的に数値化したツールと考えればいいでしょうか。

lighthouse

LighthouseはもともとGoogleが公式で運営していたツールであり、GoogleChromeの拡張機能で使用します。

Lighthouseの主な項目は、PWAに必要な品質項目を満たしているかどうかや、ページスピード、SEO対策を客観的に評価してくれます。

2. Lighthouseのインストール方法

Lighthouseは、Google Chromeの拡張機能です。Google Chormeを使わないと使えないので、ご注意ください。

Lighthouseは、拡張機能をChromeに追加するだけなので非常に簡単です。

lighthouse インストール

3. Lighthouseの使い方

Lighthouseをインストールすると、Chormeの拡張機能として、以下のアイコンが表示されます。

表示されない場合は、ジグソーパズルのマークをタップすれば「Lighthouse」が表示されます。

lighthouse 使用

3-1. ライバルサイトでLighthouseを使う

チェックしたいライバルサイトでLighthouseのアイコンをクリックします。

するとポップアップが表示されるので、「Generate report」をクリックします。

lighthouse 使用

3-2. ライバルサイトのサイト評価が表示される

lighthouse 結果

Lighthouseは、5つの項目で評価されます。

  • Performance:ページの読み込みや、レスポンスの速さなど、主にサイト内のスピードに関する評価
  • Accessibility:ユーザーや検索エンジンのロボットに対して最適な作りになっているかの評価
  • Best Practices:非推奨の機能を使っていないかとか、セキュリティに問題がないかなど評価
  • SEO:サイトとしてSEO対策がなされているかの評価
  • Progressive Web App:PWA対応されているかの評価

さらに詳しく!

PWAとは、「Progressive Web Apps」を略した言葉で、モバイルサイト上でネイティブアプリのようなユーザー体験を提供する技術です。PWA自体が特別な技術ではなく、レスポンシブデザイン、HTTPS等、Googleが定める要素を備えて、オフラインやプッシュ通知に対応するためのブラウザAPIを利用しているWebサイトをPWAと呼びます。

レポートの評価結果は、各項目ごとに△0–49、□50–89、〇90–100のスコアで表示され、それぞれ改善すべき詳細が表示されます。

項目によりますが、△の項目が多いWebサイトはGoogleから評価を受けていないページと評価できます。

4. PageSpeed Insightsとの比較

似ているWebサービスとして「PageSpeed Insights」があります。PageSpeed InsightsはLighthouseの「Performance」だけ切り出したようなWebサービスです。

自サイトの「Performance」改善に努めるときは、「PageSpeed Insights」は日本語対応もしているので、使い勝手がいいです。

また最大の違いは、実行環境の違いです。

Lighthouseは、クライアントのPC、つまりあなたが使っているPCの環境で動作するため、使っているPCやネットワークの環境などをうけます。

一方でPageSpeed Insightsは、Googleのサーバーにある情報をもとにするため、使っている環境に依存しません。

「Accessibility」や「SEO」などの他の項目も網羅的に分析したい場合はLighthouse、環境に依存しない正しい「Performance」の数値を測りたい場合はPageSpeed Insightsを使いましょう。

5. 10万~100万PVのライバルサイトを分析

Lighthouseを使って、月間検索ボリュームの大きな記事を分析してみます。

あわせてMOZBarを使い、ページとドメインの権威性も確認します。

検索上位記事の評価を知ることで、自身サイトの目安となる数値を知ることができます。

[blogcard url=”https://iblab.net/mozbar/”]

5-1. ブログ

lighthouse 結果

月間検索ボリューム10万~100万PVの「ブログ」で調べると、広告を除いた1ページ目に表示されるページの評価は以下の通りです。

Rank URL Performance Accessibility Best Practices SEO Progressive
Web App
PA DA
1 official.ameba.jp/ 7 68 87 84 62 91
2 https://blogger.ameba.jp/ 71 96 100 100 55 91
3 https://ameblo.jp/ 67 98 93 99 73 92
4 https://ameblo.jp/tsuji-nozomi/ 25 82 87 92 67 92
5 https://www.amebaownd.com/ 26 46 80 86 57 85
6 https://www.exblog.jp/ 23 84 87 99 86 55
7 https://ferret-plus.com/1301 15 77 87 91 46 54

全体的に「Performance」は5つのページで49点以下となっており、一方で「Best Practices」「SEO」は安定的に高い評価となっています。

また、MOZBarで見るPA、DAはほとんどが50超えの超強力ドメインとなっています。

「ブログ」のような強力なクエリでは、「Lighthouse」の評価以上に「PA・DA」といった権威性評価が重視されている可能性があると想定されます。

5-2. ダイエット

lighthouse 結果

「ダイエット」のクエリでは、2019年まで1部上場の株式会社ドクターシーラボが1位、ハウス食品が2位、Wikipediaが3位、東証一部 ネクシィーズグループが運営するメディアが4位と権威性の強いドメインが続きます。

5位に楽天市場でダイエット関連の通販、7位と8位がYahoo!ニュースの別記事と、クエリに対して多様な回答を返しています。

月間10万以上のボリュームがあるYMYLクエリでは、上場企業や名の知れた企業、信頼性のあるドメインが強い印象がぬぐえません。

そのため、Lighthouseの評価もそこまで高い訳ではなく、ドメインパワーとコンテンツの品質の掛け算で上位表示されているイメージを持ちます。

Rank URL Performance Accessibility Best Practices SEO Progressive Web App PA DA
1 https://www.ci-labo.com/column/diet/howto/lose-weight.html 21 80 73 92 33 49
2 https://housefoods-group.com/ 24 56 73 81 29 49
3 https://ja.wikipedia.org/wiki/ 79 85 100 84 + 62 93
4 https://bodyarchi.com/article/018/ 42 88 73 92 20 35
5 https://search.rakuten.co.jp/search/mall/ 42 62 93 91 51 94
6 https://www.health2sync.com/ja/company/blog/diet 53 72 87 92 27 43
7 https://news.yahoo.co.jp/ 28 88 93 92 44 93
8 https://news.yahoo.co.jp/ 28 88 93 92   44 93

5-3. 副業

lighthouse 結果

「副業」のクエリでは、株式会社アントレの運営する「アントレSTYLE MAGAZINE」が掲載1位です。

2位はNTT docomoが運営するdジョブ スマホワーク、3位が副業・WワークOKの情報を返しているタウンワークです。

NTT docomoが運営するメディアのため、権威性がものすごく高く、コンテンツの質が特段高すぎる訳ではないものの検索1位になっています。

4位はネットショップBASEの運営するメディア、5位がインディード、6位がDIAMONDと有名な企業やメディアが上位にきています。

Rank URL Performance Accessibility Best Practices SEO Progressive Web App PA DA
1 https://entrenet.jp/magazine/25168/ 12 59 80 89 30 38
2 https://sw.job.dmkt-sp.jp/topics/ 30 80 87 83 38 89
3 https://townwork.net/merit/prc_0010/ 58 78 87 89 + 41 60
4 https://baseu.jp/21451 50 65 80 93 21 36
5 https://jp.indeed.com/ 32 93 87 92 42 90
6 https://diamond.jp/articles/-/271662 31 94 93 96 38 86
7 https://sogyotecho.jp/smartphone-sidejob/ 28 88 93 92 27 43

6. 1万~10万PVのライバルサイトを分析

6-1. ブログ 始め方

lighthouse 結果

「ブログ 始め方」のクエリでは、国内最大のレンタルサーバー会社Xserverが運営する「初心者のためのブログの始め方講座」のページが1位~3位となっています。

4位~7位もレンタルサーバーを運営する会社のメディアとなっており、レンタルサーバーメディアの専門性や信頼性、権威性の高さが評価されている印象を受けます。

月間10万~100万アクセスで検索1位のメディアと比べると、企業名だけでいえば、やや浸透していない印象をうけます。

上場企業以外も上位表示されるレベルの検索ボリュームになってきた印象です。

一方でLignthouse分析をすると、月間10万~100万アクセスコンテンツよりも「Performance」や「Accessibity」が高い印象です。

Rank URL Performance Accessibility Best Practices SEO Progressive Web App PA DA
1 https://www.xserver.ne.jp/ 50 87 93 90 44 49
2 https://www.xserver.ne.jp/ 52 87 93 90 42 49
3 https://www.xserver.ne.jp/ 52 82 93 90 + 47 49
4 https://www.onamae.com/ 34 87 67 100 42 76
5 https://www.conoha.jp/lets-wp/how-to-start-blog/ 19 80 93 99 26 47
6 https://lolipop.jp/media/miscellaneous-blog-features/ 38 82 87 81 37 87
7 https://mixhost.jp/column/blog-start/ 51 70 87 84 31 35

6-2. 癌

lighthouse 結果

「癌」のクエリでは、免疫療法コンシェルジュは有名な企業が運営している訳ではなく、免疫療法を受信した患者の有志により組成されているそうです。

医療法人社団珠光会の医療施設で免疫療法を受診した患者による有志の会(免疫療法コンシェルジュ友の会)によって運営されています。

引用:免疫療法コンシェルジュ

2位・3位は国立がん研究センターのがん情報サービス、4位がWikipedia、5位が国立がん研究センター、6位7位も癌に特化した学会と病院の公式ページとなっています。

YMYLのど真ん中ともいえるキーワードのため、やはりE-A-Tの高いサイトが上位にラインナップされています。

Lignthouse分析をすると「ブログ 始め方」同様に、月間10万~100万アクセスコンテンツよりも「Performance」や「Accessibity」が高い印象です。

Rank URL Performance Accessibility Best Practices SEO Progressive Web App PA DA
1 https://wellbeinglink.com/ 79 88 80 92 17 16
2 https://ganjoho.jp/public/knowledge/ 42 100 87 75 32 56
3 https://ganjoho.jp/public/cancer/ 12 83 87 83 46 56
4 https://ja.wikipedia.org/wiki/ 62 85 100 84 + 63 93
5 https://www.ncc.go.jp/jp/ 37 81 87 69 51 57
6 http://www.jca.gr.jp/ 79 88 67 69 44 34
7 https://www.jfcr.or.jp/hospital/ 51 70 87 84 31 35

 

7. 1,000~1万PVのライバルサイトを分析

7-1. 「ブログ 始め方 趣味」

「ブログ 始め方 趣味」のクエリでは、上位3記事はレンタルサーバーの運営するブログですが、4位以降は個人ブログになっています。

やはり「Best Practices」と「SEO」が高い傾向はそのままで、平均で85以上程度の数値です。

Rank URL Performance Accessibility Best Practices SEO Progressive Web App PA DA
1 https://www.xserver.ne.jp/ 50 87 93 90 44 49
2 https://www.xserver.ne.jp/ 52 87 93 90 42 49
3 https://www.conoha.jp/lets-wp/how-to-start-blog 19 80 93 99 26 47
4 https://bandessinee.com/buro 19 75 80 93 7 9
5 https://business-personal-trainer.com/ 41 63 87 85 13 14
6 https://wpsetup.biz/archives/4157 48 60 93 77 16 12
7 https://senublog.com/ 45 56 73 85 4 3

7-2. 「パソコン 資格」

「パソコン 資格」のクエリでは、1位が資格の検索サイト、2位が資格情報を発信する企業ブログ、6・7位は資格取得のユーキャンがランクインしています。

その中で4位に個人ブログがランクインしており、「ブログ 始め方 趣味」同様に、個人ブログでも参入できるレベルになってきました。

Lighthouseの評価ですが、検索1位は総合的にみてかなり高い数値です。

発信している情報もYMYLのど真ん中情報ではないので、E-A-T評価だけでなく、純粋なコンテンツの良し悪しや「Accessibity」や「SEO」などの評価も比重も重くなっているように感じます。

やはり総合的にみて、「SEO」評価は高く、「Performance」はさほど高くないページが多いように感じます。

Rank URL Performance Accessibility Best Practices SEO Progressive Web App PA DA
1 https://www.brush-up.jp/theme/office_worker 88 96 73 100 28 34
2 https://shikakutimes.jp/computer 5 70 80 92 + 17 27
3 https://career-picks.com/license/pasokon-shikaku/ 50 75 73 92 26 37
4 https://chiakimemoblog.com/wordexcelsikaku 18 79 80 90 7 10
5 https://yamada-school.jp/pc/certify/ ※メンテナンス中 15 24
6 https://www.u-can.co.jp/ 23 96 80 92 29 50
7 https://www.u-can.co.jp/ 17 81 80 92 29 50

8. 結論 Lighthouseで目安となる点数

上位記事を分析してわかったことをまとめます。

  • 月間検索ボリュームが10万以上のクエリは、有名企業や上場企業メディアでなければ上位表示は難しい。PADAが30以上で且つ有名な企業や公的機関でなければ狙えない
  • 月間検索ボリュームが1万~10万のクエリは、その分野に特化した企業メディアが台頭するクエリ。PADAが40以上のメディアが中心であり10万以上を狙えないメディアが多い激戦地帯
  • 月間検索ボリュームが1,000~1万のクエリは、個人ブログでも戦えるクエリ。企業の特化メディアが台頭しているものの、PADA一桁の個人ブログでも十分上位に食い込める
  • LighthouseのPerformanceは、全体的に低いため、49点以下でも上位表示にはいれる可能性は十分にある
  • Accessibilityは、全体的にばらつきがあるが、70点以上のページが多いため、70点を目安とする
  • Best PracticesとSEOは、80点以上のページが多いため、80点を目安とする

今回の分析で、Lighthouseの中で対策が必要な順番としては、「Best Practices」「SEO」>「Accessibility」>>>「Performance」だということがわかりました。

若干YMYクエリに偏っていたため、サイトのジャンルやクエリによっては全然異なる結果になる可能性はあります。

ご自身のサイトのジャンルでクエリを探し、目安の点数をつけて、対策してみてはいかがでしょうか。

 

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