こんな悩みをお持ちではないですか?
- WordPressの「テーマ」って何のこと?
- ブログやwebサイトなど、作りたいものにおすすめテーマが知りたい!
- 無料・有料テーマのメリット、デメリットが知りたい!
いざWordPressを使おうと思った時、あなたが最初に確認すべきことは「WordPressで何をするか」ですね。つまり目的です。
- 個人のブログ
- 会社やサービスのwebサイト
- オウンドメディア
- and more...
この目的があってWordPressを使い始めるのですが、いまいちどその目的を確認しておきましょう。
なぜなら、目的によって選ぶべきWordPressのテーマが変わるからです。
個人のブログに適したテーマ、アフィリエイトサイトを作るためのテーマ、企業やサービスのwebサイト向け、医院向け、士業の方向け、オウンドメディア向けなど、それぞれ向き不向きがあります。
また、無料テーマと有料テーマが存在します。特定の有料テーマでしか実現できない機能もあり、やはり「目的」を明確にして、それを元に決めるのが良いですね!
今回の記事では、WordPressのテーマとその設定方法、無料・有料テーマのメリット・デメリットなど、WordPressのテーマについて徹底解説します!
もくじ
1. 改めて確認!WordPressのテーマとは?

はい、合ってます!そう「着せ替え」つまり、見た目を変えることができます。
でもそれだけではないんです。テーマで変えられるものは大きく分けて2つ。「見た目」と「機能」です。
1-1. テーマで変えられる「見た目」
テーマではなく「テンプレート」と言えば、なんとなく理解できると思います。
テーマ(≒テンプレート)を変えることで、見た目をがらっと変えることができます。
例えば、以下のwebサイトもWordPressで作られていますが、(当たり前ですが)全く見た目が違いますよね?
ラクスル株式会社
引用元:ラクスル株式会社
The Walt Disney Company)
このようにWordPressのテーマを変更すると、見た目をがらっと変えることができます。
ところで、ラクスルやウォルトディズニーのwebサイトは企業イメージや世界観を重視する企業のwebサイトなので、きっと独自のテーマを1から作成して構築しています。
でも、あなたが1からデザインをする必要はありません!
WordPressは世界中で使われていて、たくさんの人がテーマを作って公開しています。WordPress公式のテーマ、非公式のテーマ、または無料テーマも、有料テーマもあります。
あなたに知識は必要ないんです。デザインと機能を見て、気に入ったテーマを入れればOK!超お手軽です。
1-2. テーマで変えられる「機能」
例えば、Google検索で上位に表示されるようにするには、どうしたら良いでしょうか?
OGP設定はどうすれば良いかわかりますか?
たぶん、多くの方がわからないと思います。でも、最初わからなくても構いません。そういう難しいことはテーマに任せましょう!
WordPressでは、「SEO」を意識し作られたテーマがたくさん存在します。最初から組み込まれているので、SEO関連のプラグインを入れる必要すらありません。
あなたは投稿画面の項目に沿って、書きたいことを書けば良いんです。
他にも、トップページの上部で画像がスライドして切り替わる「スライダー」を設定できたり、簡単に吹き出しが表示できたり、アフィリエイトによくあるランキングが簡単に作れたり、サイドバーに閲覧数の多い記事を表示できたり、様々な機能が組み込まれているテーマもあります。
あなたが必要とする機能(こういう事をしたいなぁという機能)が明確なら、それが組み込まれているテーマを探しましょう。明確でなければ、後半で書くテーマランキングの上位から選んでおけば間違いありません!
2. テーマの選び方はここに気をつけよう!
テーマの選び方を、より細かくポイントごとに見ていきましょう!
2ー1. WordPressの公式無料テーマ、もしくは信用できる開発者の作った有料テーマを選ぶ
WordPressの 外環 > テーマ > 新規追加 にあるテーマは、全て厳しい審査を通過したWordPress公式のテーマです。基本的に無料です。(追加機能が有料だったりすることはあります。)
WordPressのテーマは、例えば作った人の個人的なwebサイトで公開することができ、それをあなたのWordPressに設定することもできます。こうしたWordPress公式ではないテーマを「野良テーマ」と呼びます。
「野良テーマ」の中には、残念ながら悪意のあるテーマも存在します。
- ウイルスなどが含まれているテーマ
- IDやパスワードなど大事な情報を外部に送信(漏洩)させるテーマ
そんなテーマも存在します。「日本人が作ったテーマだから安心」ということはありませんので、細心の注意を払ってください。。
もちろん、私たちユーザのことを考えて一生懸命作り、公式ではなけど高いシェアを持つテーマもあります。テーマ選びも自己責任。大丈夫かどうか、見極めが大事です。
あなたがもし不安に思うのであれば、WordPress公式テーマ、もしくは信用できる開発者が作った有料テーマを選ぶようにしましょう。
2-2. Webサイトの目的と、結果の出せるテーマを選ぶ
webサイトには「目的」があります。例えば
- ブログのような書いている内容がごちゃ混ぜのwebサイト
- ある商品のアフィリエイトに特化したwebサイト
- 自社のサービス紹介のためのコーポレートサイト
そのwebサイトを作った目的は、十人十色。目的が違えば、必要なデザインも機能も違います。
つまり、「誰にでもおすすめできるテーマ」は存在しません。
あなたの目的にあったテーマを探す必要がありますので、あなたのwebサイトの目的をもう1度考えてみてみましょう。例えば、こんな感じです。
- アフィリエイトを主体にしたwebサイトで稼ぎたい
- 運営するサービスや店舗などの紹介をするwebサイトを作りたい
- メルマガやLINEなどへの登録を促し、見込み客を集めたい
- ブロガーとして文章を書きたい
1、アフィリエイトを主体にしたwebサイトで稼ぎたい
アフィリエイトと一言で言ってもいろんな方法があるのですが、検索結果からの流入を狙うのであれば、
- 「SEO」関連の機能
- facebookやtwitter、インスタなどで共有しやすくするための機能
- webサイト内を周遊させる機能(そのページだけ見て帰るのではなく、次々とページを見てもらうための機能)
- 比較しやすくするランキング機能
などは必須になりますよね。
2、運営するサービスや店舗などの紹介をするwebサイトを作りたい
運営するサービスや店舗などの紹介をするのであれば、
- 運営するサービスや店舗の雰囲気に合っているかどうか
も重要です。例えば、癒しを提供する和をイメージしたマッサージ店のwebサイトが、原色をガンガン使っているようなテーマでは全く会いません。これは容易に想像できますよね。
また、「情報が見やすいテーマかどうか」も重要です。ブログのようにズラッと記事が並ぶのではなく、トップページに
- サービスや店舗の特徴
- サービスの内容、もしくは商品の説明、価格
- こだわり
- 店舗ならアクセス
- 通販ならショッピングカート
などのページへのリンクを整えて表示できるかどうかが重要ですね。
あなたの考え方次第ですが、もしかしたらサイドバーは必要ないかもしれません。
この場合は、1カラム(1つのページに全ての情報を書き、縦に長いページを作る)webサイトが合っているので、1カラムに対応しているテーマもおすすめです。
機能が豊富なテーマよりは、情報がわかりやすくシンプルなものを選びましょう。
3、メルマガやLINEなどへの登録を促し、見込み客を集めたい
webサイトを入口として、メルマガやLINEへの登録につなげ、顧客(見込み客)を集めることを目的とするのであれば、「メルマガやLINEに登録しやすいかどうか」という観点でテーマを探しましょう。
いろいろな情報を提供するwebサイトとは異なり、「メルマガやLINEに登録いただく」という目的に絞られているため、他の情報に目移りするようなデザインは避けるべきです。
2と同様に、1カラムのページが作れるテーマで、シンプルなものが良いでしょう。
4、ブロガーとして文章を書きたい
ブロガーとして活躍したいのなら、
- デザインが自分の好みに合っているか
- フォントが読みやすいか
- webサイト内の周遊がしやすいデザインか
- SEOに強いか
- facebookやtwitter、インスタなどで共有しやすいか
などの観点でテーマを選びましょう。特にブログを書いて公開することが目的なので「デザインが自分の好みに合っているか」が最も大事。一生懸命書いた記事が、自分のお気に入りのデザインで公開されたら、次もきっと書きたくなりますよね。
さらに詳しく!
アフィリエイトサイトも、個人のブログも継続することが最も難しく、最も大事。「継続は力なり」とも言います。
書く気持ちが弱まってしまった時に、どうしたらそれでも継続できるか。やる気を再燃させる、その「燃料」をどうやって得るかが大事です。
デザインが自分好みなら、過去の記事を読み返して自己満足から「燃料」を得られるかもしれません。Googleの検索でガンガン流入しているのであれば、それも再燃させる「燃料」になるでしょう。SNSでの拡散も同様です。拡散されやすいよう、SNSのボタンが配置されたテーマが良いですね。
自己満足度も低く、誰にも見られないwebサイトは、正直なところ10記事で終わります。そうならないためにも、テーマ選びは大事なのです。
大事なことなので繰り返しますが、あなたのwebサイトの目的をもう1度考えてみてみましょう。それによって、選ぶべきWordPressのテーマは変わります。
2-3. サイトの表示スピードで選ぶ
世の中には、本当にたくさんのwebサイトが存在します。
Googleで検索上位に表示させるための要素の1つに「表示スピード」があります。簡単に言えば、表示スピードが速い方が、良い評価になります。
webサイトの表示スピードが遅いテーマを使ってしまうと、待つのがわずらわしくなり、文章を読まず直帰してしまう人が多くなります。
表示スピードが早ければ、目的のページにすぐにたどり着けますので、ユーザーに優しいと言えます。
プラグインを使って表示スピードを速める方法はありますが、プラグインを入れることで動作が遅くなることもあります。よって表示スピードがそもそも早いテーマを選びましょう。
2-4. 機能性で選ぶ
1-2、テーマで変えられる「機能」に書いていますが、テーマによって得意とする機能は異なります。
SEOに強かったり、デザインがたくさん用意されていたり、カスタマイズが簡単だったり。目的に合わせて必要な機能を考えましょう。
2-5. スマートフォンやタブレットでの表示に対応しているか
WordPressのテーマ選びで忘れてはならないのが「レスポンシブwebデザイン」です。単に「レスポンシブ」ということもあります。
「レスポンシブWebデザイン」とは
PC、タブレット、スマートフォンなど、異なる画面サイズの幅を基準にWebサイト表示を柔軟に調整し、見やすく最適な表示にすることを指します。
スマートフォンサイトを全く別のデータで用意し、表示するやり方もありますが、「レスポンシブWebデザイン」のメリットは1つのファイルでPC・タブレット・スマホなどすべての表示を行うことができることです。テキスト・画像などは共通のものを利用することになりますので、後々の更新や修正といった管理がしやすくなり、PCサイト、スマートフォンサイトで情報が異なるといったことは基本的にはありません。
スマホで表示しているのにパソコン用のwebサイトが表示され、文字が見えないくらい小さく表示された経験ありませんか?
もしくは、横にスクロールする必要があった経験、ありませんか?
見にくいですよね。
見にくいと、どんなに良い記事を書いたとしても、そもそも読んでもらえません。現代のwebサイトは、パソコンやスマートフォン、タブレットなど様々な端末(機器)で見られますので、レスポンシブwebデザインであるかどうかは非常に重要です。
プラグインなどで後からレスポンシブwebデザインに対応させても、どこかで違和感を感じます。それは誰よりもあなた自身が感じることでしょう。
なので、最初から対応しているテーマを選びましょう。
2-6. 日本語に対応しているか
日本人向けのwebサイトであれば、日本語を使うのが基本ですね。でも、海外製のテーマは日本語を意識していません。(当たり前ですが。)
やはり日本語を意識して作られたテーマは、日本語が綺麗に表示される行間や字間、字の大きさ、フォントなどに配慮されているので、結果として見やすいwebサイトができます。公式テーマでも日本語非対応のテーマはたくさんあります。気を付けてください。
3. 無料と有料それぞれのメリットとデメリット
3-1. 無料テーマのメリット
1、テーマ自体にお金がかからない
無料テーマなので、テーマ自体にお金はかかりません。レンタルサーバー、ドメインに関する費用くらいしかかからないのはメリットですね!
2、他のサイトとデザインが被らない
無料のテーマは有料のテーマと比べると、かなり数が多いです。WordPress公式テーマの「最新」欄だけでも、7,409テーマあります!
この中から自分好みのデザイン・機能を持つテーマを探すのは大変ですが、じっくり選ぶことで他のサイトとデザインが被る可能性が低くなり、こだわりのwebサイトを作ることができます。
3-2. 無料テーマのデメリット
1、SEOを意識していないテーマもある
企業が戦略的に無料で提供しているテーマもありますが、大半は個人の方が作成したテーマが審査を受け、公式テーマとして公開されています。
作成者が個人の場合、その人の知識や経験に依存したテーマになります。作成者がどれだけ能力のある人なのか、どれだけ知識のある人なのかはわかりませんし、あなたが判断することも難しいでしょう。
こういった時は、「WordPress テーマ名 SEO」のような気ワードでGoogle検索することをお勧めします。有名な無料テーマであれば、誰かしらが調べて情報を公開してくれているはずです。
検索で出てこない場合は、リスクを負わないことを優先的に考え、そのテーマは使用しないことをお勧めします。
2、カスタマイズがしにくいテーマもある
無料テーマでは、カスタマイズ機能が少ない場合が多くあります。無料なので仕方がないことなのです。
プラグインやCSSへの追記で自分好みに作り込んでで行けますが、操作方法がわからない初心者には難易度が高いです。簡単にカスタマイズしたいのでしたら、無料よりも有料のテーマを使った方が早いです。
3、アップデートがない可能性
WordPressは、本体のアップデートが頻繁に行われます。それに合わせてテーマのアップデートが必要になる場合があります。
無料テーマは、さきほどと同じく個人が公開している場合が多く、その人が忙しいなどの理由でアップデートがされない可能性もあります。必要なアップデートがされないテーマを使ったwebサイトの行く先は・・・、書かずともわかりますね。webサイトとして機能しないことになる可能性が大いにあります。
頑張って書いた記事は、あなたの財産です。資産です。それを預けることになるので、テーマ選びは慎重に行ってください。
3-3. 有料テーマのメリット
1、SEOを意識しているテーマが多い
webサイトを運営するにあたり、検索エンジンの上位に表示されるかどうかは重要な問題です。SEOを意識して作られたテーマは、検索エンジンでも上位に表示されやすく、結果的にアクセスが増えます。(もちろん、記事の内容によるところも大きいので、一概には言えませんが。)
SEOを学んで対応するのは、初心者ではなかなか難しいし時間もかかります。
ましてや、あなたにはwebサイトを運営する目的があるはずなので、そこに時間を使っている場合ではありません。
SEOを意識したテーマを購入することで、知識と時間を買うことになります。明らかに効率よく、目的を遂行できるでしょう。
3、良いデザインのテーマが多い
有料テーマの多くは、デザイン性が高いテーマが多いですね。
webデザイン会社が作っている有料テーマは、(本職なので当たり前ですが)見た目が良いし、SEOなどの機能も揃っています。あなた個人がその域に達するには、数年かかるでしょう。
そういった意味でも、1万円くらいで数年の時間を買えるのであれば、コストパフォーマンスは非常に良いと考えられます。
4、カスタマイズが簡単にできるテーマが多い
例えば、インターネットビジネスラボで使っているAFFINGER5は、こんな管理画面があります。
この管理画面はAFFINGER5独自の画面で、PHPやCSSをいじることなく、デザインを変更できるように作られています。
無料テーマでここまでのものは、見たことがありません。こういう点でも有料テーマにメリットがあります。
5、サポートがしっかりしているテーマが多い
多くの有料テーマには、サポートが付いてきます。電話、メール、チャット、リモート操作など、方法は製作者(社)により異なりますが、テーマの使い方がわからない時、不具合が起きた時など、製作者側との連絡ができることはとても安心です。
ぜひテーマを選ぶ際の1つの観点にしてください。
3-4. 有料テーマのデメリット
1、テーマにお金がかかる
有料テーマは、当たり前ですが有料です。つまりお金がかかります。
その点だけ見れば、デメリットですが、これまでメリットとしてお伝えしてきた内容と天秤にかけてみてください。
ちなみに、テーマの中には一度購入したら使えるものと月額課金が必要なものがあります。どちらが良いということはありませんが、選ぶときには注意してください。
2、他のサイトとデザインが同じになる可能性がある
有料テーマは、無料テーマと比べると数が少ないです。また、人気にもかなり偏りがあると感じています。つまり、人気のテーマはたくさんの人が使っているので、デザインが被る可能性も高くなります。
カスタマイズが簡単に出来るとは言え、「このwebサイトで使っているテーマは〇〇だな」と見分けられてしまうこともあります。その点はあらかじめ理解したうえで、選びましょう。
4. まとめ
ここまで無料テーマと有料テーマのメリットやデメリットを見てきました。結論から言えば、初心者であれば有料テーマをお勧めします。
有料テーマは、最初から色々と機能が付いてきますので、自分で好みのプラグインを探すなどの手間が省けます。
これまで見てきたように、有料テーマで始めた方が時間を大幅に節約し、記事を書く時間が確保できます。
webサイトは確かにデザイン性も重要ですが、多くの訪問者はデザインで選んでいるわけではなく、あなたが書いた「ブログ・記事」を読み、何かを得たくて訪問してきます。
そうであれば、デザインは有料テーマにまかせて、記事の中身をより充実させた方が良いですよね?
有料でお金がかかったとしても、デザインやSEO対策に時間を費やすことがなくなるわけですから、コスパが高くなります。
有料テーマは5,000円~30,000円ほどと、一度買えば永久的に使えるものがほとんどです。WordPress初心者ほど、有料テーマをお勧めします。
さらに詳しく!
こちらの記事では、インターネットビジネスラボがお勧めする有料テーマTOP10を紹介しています。よろしければ、ご覧ください。