こんな方に読んで欲しい!
- Googleサーチコンソールの簡単な使い方が知りたい!
- Webサイトのアクセス解析をしたい!
- Googleサーチコンソールの「PV数アップが期待できる使い方」を知りたい!
Webサイトの運営者にとって、Google Search Console(サーチコンソール)を利用した「サイト改善」「SEO」は切っても切れないものです。
Googleサーチコンソールを使えば、例えば、
- ユーザーがどのキーワードで、どの記事にアクセスをしたのか?
ということが分かり、今後のwebサイトの運営に活かすことができます。webサイトの運営者であれば「必須」と言っても過言ではないツールです。
今回は、効率的にwebサイトの状況を確認できる「Googleサーチコンソール」の使い方について徹底解説します!
さらに詳しく!
Googleサーチコンソールの導入方法は、別の記事で徹底解説していますので、まだ導入していない方はご覧ください。
[blogcard url=”https://iblab.net/google_search_console_registration/”]
1. Googleサーチコンソールについて
Googleサーチコンソールは、
Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ Google の無料サービスです。
Search Console に登録しなくても Google 検索結果にサイトが表示されるようにすることはできますが、Search Console に登録することで、Google のサイトに対する認識を理解し、改善できるようになります。
と説明されています。
ポイントは、ユーザーが「Google検索」をした時の「順位」、もっと言えば「webサイト自体の情報」が分かるようになる点です。
「webサイト自体の情報」とは、例えば以下のような情報です。下記の情報で、これらが数値化されるので、あなたのWebサイトのSEO対策に活かせます。
- webページ(記事)ごとのPV数
- 検索キーワードごとのサイトクリック数
- 検索キーワードごとのサイト掲載順位
- 検索キーワードごとのサイト表示件数
「Webサイトの収益をあげたい」と考えている方は、この機能を徹底的に活用しましょう。
ここに注意!
Googleサーチコンソールは2018年1月に新バージョンになりました。もちろん今回の記事では、最新の使い方について説明していきます。
2. Googleサーチコンソールのメリット
Googleが提供するGoogleサーチコンソールは、利用しているWeb運営者が非常に多く、得られるサイト情報が多いことが最大のメリットと言えます。
それ以外にも下記のようなメリットがあります。
- 初期設定が少ないためシンプルに使える
- 無料で利用できる
ここに注意!
Googleサーチコンソールは、実際にwebページの改善をしてこそ意味があります。サイトの状況確認をするだけでは十分とは言えません。
3. Googleサーチコンソールの導入方法
Googleサーチコンソールの導入方法は、別の記事で徹底解説していますので、まだ導入していない方はご覧ください。
[blogcard url=”https://iblab.net/web/google_search_console_registration/”]
4. Googleサーチコンソールの使い方(基本編)
Googleサーチコンソールの設定方法について、次の3つの機能に絞って説明をしていきます。
- 検索パフォーマンス
- URL検査ツール(旧Fetch as Google)
- サイトマップの登録
4-1. “誰に、どのように”検索されているかが分かる「検索パフォーマンス」
「検索パフォーマンス」では、サイト訪問者がアクセスするときに使用した検索キーワード(クエリ)と、PV数などを確認できます。
画面左上から分析したいWebサイトを選択して、画面左メニューの「検索パフォーマンス」をクリックします。
すると、以下のような画面が表示されます。ここから分析していきます。
4-1-1. 分析結果の上部にあるグラフ
分析結果の上部にあるグラフには、以下の数値が表示されます。
ここがポイント!
検索タイプを「ウェブ(一般的な検索)」「画像」「動画」から選ぶことができます。また、集計期間も自由に決められます。中期的な「過去3カ月間」、短期的な「過去28日間」を見ることが多いですね。
- 合計クリック数 : 指定した期間の合計クリック数(上の画像だと、3カ月の合計クリック数)
- 合計表示回数 : 指定した期間の合計表示回数
- 平均CTR(クリック率)
- 平均掲載順位
- クリック数 : 折れ線グラフで日々のクリック数の推移を表示
- 表示回数 : 折れ線グラフで日々の表示回数の推移を表示
さらに詳しく!
平均CTRは次の計算式で算出されます。
平均CTR(クリック率)% = クリック数 ÷ 表示回数 ✕ 100
4-1-2. 分析結果の下部にある表
分析結果の下部にある表では、クエリ(=検索キーワード)、ページ、国、デバイス、日付ごとに「クリック数」と「表示回数」を表示できます。
クエリ
検索キーワードごとに、クリック数と表示回数を確認できます。
ご自身が日々のwebサイト運営で考えているキーワードできちんと集客できているか、確認してください。
例えば、この本サイト「インターネットビジネスラボ」は、さまざまな情報を載せていますが、「WordPress」「WordPress プラグイン」「WordPress 構築」「起業」などのキーワードで上位に表示させたいと考えています。
そのキーワードが含まれているか。クリックされているか。確認しましょう。
ここがポイント!
考えているキーワードが下位の場合、
〇記事中のキーワードの使い方
・記事タイトル、見出し、本文などに適切に含めているか
・カテゴリー、タグの設定は適切か
〇WordPress テーマのSEO施策は適切か(必要に応じテーマカスタマイズもしくは変更)
〇本文が読みやすく、充実した内容となっているか
などを確認し、修正しましょう。
ページ
表示させたいページ(例:収益化が見込めるページ)が1番多く表示されていれば問題ありませんが、現実はそううまくはいきません。
さまざまな記事を公開する中で、集客の成功したページがあれば、そこで露出を増やし表示させたいページにアクセスを流しましょう!
簡単に言えば、
- 「人気記事ランキング」を設置し、アクセスを流す
- 「内部用リンク(バナーリンク)」の設置し、アクセスを流す
などにより、表示させたいページをさらに上位表示できるようになります。
国
日本人向けのサイトなので日本国内からのアクセスが多くあります。
もしこれが「米国」など他国からのアクセスが多い場合、多言語化などを検討した方が良いかもしれませんね。
4-1-3. エクスポート機能
エクスポート機能で、集計した結果を下記の3形式で出力できます。報告書や提案書を作るときなどに使えます!
- Googleスプレッドシート
- Excel
- CSV(Comma Separated Valueの略で、カンマで値を区切ったファイルのことです)
4-2. インデックス登録に必須「URL検査ツール(旧Fetch as Google)」
新しくWebサイトの記事を作成したら、「URL検査ツール」を利用して、Google検索エンジンのクローラーに新規記事の追加を知らせましょう。
SEOの観点からも、URL検査ツールの利用は必須です。アクセスが多いwebサイトはすぐにインデックスをされる傾向があります。
簡単に説明すると、検索エンジンは「クローラー」というサイト内を巡回するロボットを使ってサイト内のページ情報を集めます。集めた情報は、「インデクサ」と呼ばれるプログラムで登録されます。この一連の流れが「インデックス」の流れです。このインデックスされたデータの情報をもとに、ユーザーの検索ワードと関連のあるページを検索結果の上位に表示するわけなので、サイトがインデックスされることが大前提かつ非常に重要です。
Googleサーチコンソールで「URL検査」のページを表示する方法は下記のとおりです。
左メニューの「URL検査」をクリックします。
画面上部の入力欄に移るので、新しく作成した記事のURLを入力します。
「Googleインデックスからデータを取得しています」のメッセージが表示されるので、少し待ちます。
「URL検査」の画面に移動して、「URLがGoogleに登録されていません」の欄にある「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。
「公開URLがインデックスに登録可能かどうかをテストする」の画面が表示されるので、少し待ちます。
「インデックス登録をリクエスト済み」の画面が表示されると、インデックス登録の作業が完了です。「OK」をクリックしてください。
インデックスが登録されているかどうか確認したいときは、再度同じ手順でURL検査を行い、上の画面のように「URLはGoogleに登録されています」という表示を確認できれば登録完了です。
4-3. サイトインデックスを早める「サイトマップの登録」
次にサイトマップの登録について説明をします。
サイトマップを登録すると、新規記事を作成したときに、Googleの検索エンジンのインデックス登録が早くなります。
SEOの観点からも、サイトマップの登録を推奨します。
さらに詳しく!
サイトマップとは、いわば「Webサイトの全体像やページ構成を表す地図」です。このサイトマップがあることで、Webサイトの内容をユーザーや検索エンジンにわかりやすく伝えられます。プラグインを使ってサイトマップを作成する方法は、本サイトの別記事で簡単に解説していますので、分からない方は参照してください。
[blogcard url=”https://iblab.net/google_xml_sitemaps/”]
サイトマップの登録をするために、左メニューの「サイトマップ」をクリックして、「新しいサイトマップの追加」欄に、サイトマップのURLを入力して、「送信」をクリックします。
画面下部の「送信されたサイトマップ」の「ステータス」で「成功しました」というメッセージを確認できれば登録は成功しています。
5. Googleサーチコンソールの使い方(応用編)
ここからは中級者以上の方に向けて、Googleサーチコンソールの使い方を説明します。
5-1. 「手動による対策」の確認
「手動による対策」では、Googleが運営サイトの順位を下げたときに表示されます。
サイト運営で、中古ドメインを購入し、既存のサイトから被リンクを数多く当てるようなブラックSEOをしている方は、特に注意しましょう。
確認方法は、左メニューの「手動による対策」をクリックします。ペナルティがあれば、詳細内容が表示されます。「問題は検出されませんでした」と表示されれば問題はありません。
急にWebサイトの検索順位が落ちたり、PV数が激減したときに、「手動による対策」を確認しましょう!
5-2. 「リンク」の確認
「リンク」では、Webサイトの「外部リンク」と「内部リンク」の情報が確認できます。
サイト上位に表示されるためには、PV数が多く、影響力のあるサイトからの外部リンクも重要な要素の1つです。
外部リンクの獲得状況を確認して、あなたのWebサイトが成長しているかを確認しましょう。
外部リンクの中には、質の低いスパム系のサイトがあるため、そのサイトを特定して、質の低いサイトからの被リンクを拒否するといったSEO対策もあります。
5-3. 「カバレッジ」でサイトのインデックスを確認
「カバレッジ」では、webサイトのインデックス状況を確認できます。
下記の4項目のインデックス情報が表示されます。
- エラー
- 有効(警告あり)
- 有効
- 除外
こちらのページの活用方法は、下記の2種類です。
- サイトのインデックス数(有効)が伸びているかどうかで、サイトの成長を確認する
- エラーページで、エラーの状況を確認する
noindexの記事がエラーになるので、index予定の記事が意図せずnoindexに設定されていないか確認できます。
6. まとめ
Googleサーチコンソールによるwebサイトの改善はサイト運営者にとって必要な作業です。このツールを使うことで、SEOの改善であったり、webサイトの成長度を確認したりできます。
継続的にGoogleサーチコンソールを利用してWebサイトを改善していきましょう!