こんな方に読んで欲しい!
- GMOあおぞらネット銀行で法人口座を開設したい!
- GMOあおぞらネット銀行で法人口座を開設する手順が知りたい!
- GMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設するために必要な書類が知りたい!
- ネット銀行で法人口座を作りたい!
法人口座を作るときに必要な書類や情報、手順は銀行によって大きく異なります。
今回は、「GMOあおぞらネット銀行の口座開設方法」について、法人口座に焦点を当てて徹底説明します!
さらに詳しく!
これから法人を設立するのであれば、もしくは設立したのであれば、「メガバンク」「地銀」「ネット銀行」での口座開設を検討しましょう。それぞれの違いはこちらの記事で解説しています。
もくじ
1. GMOあおぞらネット銀行について
株式会社GMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行とGMOフィナンシャルホールディングスが共同で出資した新形態の銀行(本店所在地は東京都渋谷区)です。
基本的に、365日24時間、セブン銀行やイオン銀行およびゆうちょ銀行のATMで「お預入れ」「お引出し」「残高照会」の利用ができます。
名前のとおり、いわゆる「ネット銀行」に分類される銀行の1つです。
2. GMOあおぞらネット銀行(法人口座)のメリット
他社との取引や日々の決済などを行うため日常的に使うことになります。また、大事な運転資金を預けておくことにもなります。
そのため銀行口座を開設する前に、その銀行の以下の3点について確認するクセをつけましょう。
- 経営が安定しているか
- 各種手数料(インターネットバンキング利用料、振込手数料など)
- インターネットバンキング利用時のWeb画面の操作性とセキュリティ
上記の3つも含め、法人口座を開設するメリットは、以下のとおりです。
- あおぞら銀行とGMOインターネットグループの連携なので安心
- 手数料が安い
- 還元率1.0%以上のVISAデビットカードを利用できる
- 入金管理がかんたん(振込入金口座を利用するとき)
- セキュリティ対策が万全
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
2-1. あおぞら銀行とGMOインターネットグループの連携なので安心
GMOあおぞらネット銀行は、GMOインターネットグループとあおぞらネット銀行が共同出資して誕生したネット銀行です。
あおぞら銀行グループの銀行経営ノウハウと、GMOインターネットグループの金融事業の技術力といった、お互いの強みを結集させてサービスを提供しています。
共に東証一部上場企業で、資本金と総資産も潤沢です。そのため、安心してご利用いただけます。
会社名 | 資本金 | 総資産 |
あおぞら銀行 | 1,000億円 (2018年6月30日時点) |
4兆9,244億7,200万円 (2015年3月31日時点) |
GMOインターネット グループ |
50億円 (2019年12月時点) |
8,712億1,400万円 (2019年12月時点) |
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ペイオフ解禁で預金残高は1,000万円まで保証されますが、それ以上預ける場合はリスクが発生します。現金が1,000万円を超える場合は、複数の口座を開設して分散して資金を預け、リスクヘッジしておきましょう。
2-2. 手数料が安い
提携先ATMの利用・振込手数料は、業界トップクラスの安さです。
ネット銀行を選ぶうえで振込手数料の安さは重要なポイントです。
各手数料は、以下のとおりです。
[提携先ATM手数料]
入金 | 出金 | 残高照会 |
110円(税込)/回 | 110円(税込)/回 | 0円 |
[振込手数料]
同行 | 他の金融機関あて | 組戻手数料 |
無料 | 3万円未満 166円(税込)/件 | 880円(税込)/件 |
3万円以上 261円(税込)/件 |
2-3. 還元率1.0%以上のVISAデビットカードを利用できる
GMOあおぞらネット銀行のキャッシュカードには、VISAデビットカードが付与されます。
VISAデビットカードで支払いをすると、「利用金額の1.0%」がポイントでキャッシュバックされます。また、クレジットカードと違い与信枠がないため最大500万円までの支払いができます。
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与信枠とは、取引先の信用度を表すものです。本来は、信用度によって取引できる限度額が変わります。
2-4. 入金管理が簡単(振込入金口座を利用するとき)
引用:GMOあおぞらネット銀行HP
GMOあおぞらネット銀行の「振込入金口座」を利用すると、
- 誤入金
- 個人名義の支払い
- 変則的な支払い
といった、照合に時間がかかる作業も、独自のシステムを利用することで、簡単に支払い状況を把握でき、経理担当者の月締め作業の負担を軽減できます。
2-5. セキュリティ対策が万全
GMOあおぞらネット銀行は、次のようなセキュリティ対策をしています。一般的なネット銀行が行っているセキュリティ対策は行われています。
- ID認証
- ワンタイムパスワード認証
- トランザクション認証
- 指紋認証(対応機種のみ)
- 取引パスワード認証
- カード暗証番号認証
- ログイン失敗時のログインロック機能
- 一定回数の取引認証失敗時の取引ロック
- SSL暗号通信やネットワーク上のセキュリティ対策
- 各種限度額設定
3. GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設方法(Webサイト)
GMOあおぞらネット銀行で法人口座を開設する手順は、以下のとおりです。
- 必要書類を準備する
- 口座開設のネット申し込みをする(口座開設申込書の入手)
- 必要書類と口座開設申込書を郵送する
それぞれについて解説します。
3-1. 必要書類を準備する
法人の銀行口座を開設するにあたり、必要書類を準備します。
3-1-1. 法人口座開設申込書
法人口座開設申込書を準備します。入手方法は、次の2通りです。
- Web申し込み完了後にプリンターで印刷する
- GMOあおぞらネット銀行から郵送で送付してもらう
ここに注意!
書類記入時の注意点は、提出する法人の印鑑登録証明書に登録してある実印を押印することです。間違った印鑑を使用すると差し戻しになります。
3-1-2. 法人の確認書類
法人の確認書類として、
- 履歴事項全部証明書(原本)
- 印鑑証明書(原本)
を法務局で入手します。提出する書類の有効期限は、書類到着の時点で発行日から6ヶ月以内です。
3-1-3. 事業内容等が確認できる書類
次の①と②の書類をそれぞれ1点以上提出します。
①会社概要がわかるもの
- ホームページを印刷したA4印刷物
- 会社案内、パンフレット、チラシ
- 事業計画書、他社への商品・サービス提案書
②事業活動状況が具体的に確認できるもの
- 締結・調印済みの各種契約書(写し)
- 他社発行の請求書、発注書、納品書等(写し)
- 自社発行の請求書、発注書、納品書等(写し)+その入出金が確認できる口座明細等(写し)
- 売上・仕入・活動状況が客観的に確認できる書類
3-1-4. 法人番号の確認書類
次のうち、いずれか1点を提出します。
- 法人番号指定通知書(写し)
- 法人番号印刷書類(発行日から6ヶ月以内)
3-1-5. 取引担当者の本人確認書類
次のうち、いずれか1点を提出します。
- 運転免許証
- 住民基本台帳カード
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- パスポート
- 各種健康保険証(カード型健康保険証)
- 各種健康保険証(紙型健康保険証)
- 各種年金手帳(厚生年金、国民年金、共済年金等)
- 印鑑登録証明書
- 住民票の写し
必要書類の詳細については、公式HPで確認できます。
3-2. 口座開設のネット申し込みをする(口座開設申込書の入手)
3-2-1. GMOあおぞらネット銀行サイトにアクセスする
次のリンクから、GMOあおぞらネット銀行のサイトにアクセスします。
3-2-2. GMOあおぞらネット銀行の口座開設ページを開く
サイトが表示されます。
画面内にある「口座開設申込はこちら」をクリックします。
3-3. 「口座開設申込フォーム」
「口座開設申込フォーム」ページにて、必要情報を入力します。
3-3-1. 「会社情報」の入力
「会社情報」欄が表示されます。
- 法人名
- 法人名(フリガナ)
- 居住地国
- 郵便番号
ここに注意!
居住地国が「海外のみ」の場合は、口座開設ができません。
以下の項目を入力します。
- 実特法上の上場法人等の確認
- 特定法人の確認
- 特定組合員の確認
- 事業内容
- 決算月
- 設立年月日
- 資本金
さらに詳しく!
〇 実特法上の上場法人
上場企業および上場法人と支配関係のある法人、国・地公体、日銀、外国政府、外国の中央銀行、外国の法令に準拠して設立された法人で報告金融機関に類するもの及び外国報告金融機関等を指します。
〇 特定法人
上場法人等に該当せず、総収入金額のうち投資関連所得(利子、配当、不動産賃料等)に係る収入金額に占める割合が50%以上となる法人等を指します。上場法人等以外で、最初の決算期を迎えていない新設法人は、多くの場合、特定法人に該当します。
〇 特定組合員
特定組合員とは、民法上の組合(いわゆる任意組合)、投資事業有限責任組合、有限責任事業組合、外国の法令に基づき前述3つに類する契約を締結している組合等を指します。
- 従業員数
- 米国納税義務(FATCA)
- 法人番号
3-3-2. 「連絡先情報」の入力
連絡先情報について、次の項目を入力します。
- 電話番号(携帯電話可)
- メールアドレス
→振込時のトークンなどが送られてきますので、普段から使っているメールアドレスを登録してください。
3-3-3. 「代表者情報」の入力
代表者情報について、次の項目を入力します。
- 氏名
- 氏名(フリガナ)
- 役職名
- 生年月日
- 性別
- 郵便番号
3-3-4. 「取引責任者情報」の入力
取引責任者情報について、次の項目を入力します。
- 氏名
- 氏名(フリガナ)
- 役職名
- 生年月日
- 性別
- 郵便番号
代表者と同じ場合は、画面右上の「代表者情報をコピーして一括入力」をクリックします。
3-3-5. 「申込口座」の入力
申込口座情報について、次の項目を入力します。
- 申込口座数(最大20口座)
→通常は1口座でOKです。あとから必要に応じて増やすこともできます。 - 取引目的(複数チェック可)
3-3-6. 「カード情報」の入力
カードの発行を希望する場合は、「カード発行を希望します」をクリックして、Visaデビット暗証番号(数字4ケタ)を入力します。
3-3-7. 「実質的支配者情報」の入力
「実質的支配者について」の項目を選択します。実質的支配者が6人以上存在する場合は、「実質的支配者情報」の「追加入力」から所定の用紙をダウンロードして、申込書と一緒に送付します。
さらに詳しく!
実質的支配者とは、法人の事業経営を実質的に支配することが可能な方のことです。あなたの法人が株式会社であれば、誰が出資していますか?
あなたが100%出資者であれば、あなたが実質的支配者です。
誰かに出資してもらって設立したのであれば、その方が実質的支配者です。
3-3-8. 「規約の同意」のチェック
次の項目について、リンクを確認し「同意します」をクリックします。
- 電子交付についてへの同意
- プライバシーポリシーへの同意
- お客さまの個人情報の取扱いについてへの同意
- 規定等への同意・承諾
- 反社会的勢力ではないことの表明・確約に関する同意
3-3-9. 「口座開設申込書の郵送」の入力
口座申込書の郵送方法を次の中から選択します。
- 希望しません(お客様自身でPDFファイルを印刷) ←郵送よりも手続きが早い
- 希望します(当社から郵送)
3-3-10. 「その他サービス申込と確認」
その他サービス申込でGMO IDを取得したい場合は「GMO IDも追加申込 / 登録」をクリックします。 入力が終わったら、画面下部の「確認」をクリックします。
ここに注意!
既にGMO IDを取得している場合もチェックを入れます。
3-4. 「入力内容の確認」
「入力内容の確認」画面に移動します。
3-4-1. 「申込者情報」の確認
入力内容の確認画面が表示されます。
こちらの画面では、先程入力した各項目に関する情報を確認します。修正があれば画面右上の「この項目を修正」をクリックして内容を修正します。
確認して問題がなければ、画面下部の「上記内容で申し込む」をクリックします。
3-5. 口座開設までの流れ
必要書類を郵送してから、口座開設までの必要な作業を説明します。
3-5-1. 審査完了後、最短2営業日後に書類発送
審査完了後、最短2営業日後に以下の書類が転送不要の簡易書留郵便で送付されます。
- 法人住所宛 - ログインID、パスワードが記載された書面 -キャッシュカード(希望した人のみ)
- 取引責任者住所宛 - サンクスレター(ハガキ)
届いた書類のログインID・パスワードを利用して、初回ログイン時の設定画面で
- 取引パスワード(必須)
- ログインパスワード(任意)
を設定すると、取引が開始できます。
ここに注意!
サンクスレターを受け取れない場合、Webサイトのログイン規制がかかるため、注意をしましょう。
4. まとめ
GMOあおぞらネット銀行(法人口座)について、まとめました。
他行も同様ですが法人口座の開設は、登記簿謄本や事業活動状況を証明する書類など、準備するものが多いので法人口座の開設は時間がかかります。
しかしGMOあおぞらネット銀行なら、 「使いやすいシステム」「1%の支払い還元」「振込手数料が安い」といったメリットを享受できるので、開設しておいて損することはまずありません。
こうしたメリットを1つ1つ積み重ねることで、あとあと大きく差がつきます。
法人をこれから設立する方、設立したばかりの方は、GMOあおぞらネット銀行に口座を開設しておきましょう。
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