事業のはじめ方

ビジネスモデルの基礎の基礎!成功するたった1つの条件とは【参考データ付】

こんな方に読んで欲しい!

  • ビジネスモデルの基礎を学びたい
  • 事業を始めて成功したい
  • 少しでも多くのお金を稼ぎたい

これを読んでいるあなたは、何かしら始めようとしているのではないでしょうか?

「事業を始めようとしている」「副業やお小遣い稼ぎを始めようとしている」など、規模の大小はありますが、おおよそこのようなものではないでしょうか?

あなたが考える「事業」または「副業」「お小遣い稼ぎ」は、当たり前ですがせっかく行うならきちんと利益を出して、少しでも金銭的にプラスになるようにしたいですよね。

 

今回は、その「事業」「副業」「お小遣い稼ぎ」がきちんと成立するのかどうか、利益がでるのかどうか、収入と支出の予想(計画)をわかりやすい言葉で、簡単な例で一緒に考えてみましょう!

1. 事業は、なんでも成功する!

「事業」「副業」「お小遣い稼ぎ」を今回の記事では「事業」とひとまとめに呼ぶことにします。

また、今回は利益が出ることを「成功」としましょう。

事業は、「たった1つの条件」があれば、なんでも成功します。

この条件、なんだと思いますか?

「努力」とかかな?

 

 

正解は、「たくさんのお金」です。

なーんだと思った方、当たり前すぎる答えに拍子抜けした方、ちょっとイラっとした方、様々だと思います。

お金が無尽蔵にあれば、どんな事業だって時間をかけて、お金をかけて、改善を重ねて成功(利益が出る状態)に導くことができる、当たり前です。

でも現実は、夢半ばでやめる、去っていく方がごまんといるわけです。

なぜか。答えは簡単。お金が無くなったから。このお金がなくなる状態を「資金ショート」と言います。

2. お金がないことのツラさ

僕が大学を卒業したのは2005年です。就職氷河期の最後で、教育学部だったこともあり就活に失敗。大卒フリーターとなり、お金が無くて疲弊した生活を1年半続けました。

明日を生きるお金がないことのツラさは「物質的なツラさ」はもちろんありますが、それに加えて「精神的なツラさ」もかなり大きいです。二重にのしかかってきます。

長い間、お金がない状態で生きていると「おかしくなる」というのも身をもって体験しています。

  • 身近な友人などと比べるようになる
  • 人付き合いが億劫になる
  • お金が無いので外出が減る
  • 身の回りの物を売ってなんとか家賃を捻出する
  • 日雇い派遣の給与を毎日取りに行かなければならなくなる
  • お金がないのにお酒が増える
  • お金がないことを他人のせいにし始める

自暴自棄とはまさにこのこと。

 

あの精神状態で、自分の事業を継続するなど、絶対に無理です。

生きていくためには、生きていける分のお金が必要です。そのお金すらも稼ぐことができず、夢半ばでやめ、去っていく方が後を絶たないのです。

事業を始める前に、開業から半年以内に利益を出せる現実味のある計画を立てるべきです。

3. 開業から半年以内に利益を出せる現実味のある計画とは

考えている事業で、月にいくらの収入があって、いくらの支出があるのか。計算はされているでしょうか。

言うなれば家計簿とほとんど変わりません。収入と支出を考えるだけです。

とは言え、人は夢を見がち。

自治体の起業セミナーや、個人的な相談に乗ったりしますが、例えば自分の生活費を差し置くような現実味のない計画で話をすすめる方が非常に多いんです。

では、そこを考慮して本当に簡単な例で考えてみましょう。

ここに注意!

税金まで語ると複雑になってしまうので、今回の記事では考慮しません。

3-1. 「1万円で仕入れて、1.5万円で売る」ビジネスモデル

ある商品を1万円で仕入れ、1.5万円で売るビジネスモデルを考えます。

単純な例を示したいので、ネット販売はとりあえず行わないことにします。

資金 200万円

固定費 40万円/月 ← 店舗の家賃や水道光熱費、インターネットなど

人件費 30万円/月 ← 自分の生活費など(これが大事)

仕入額 1万円/個

販売額 1.5万円/個

このビジネス、どれだけ売れば利益が出るか計算してみましょう。

 

3-1-1. 1カ月で100個売れた場合

売上 1.5万円×100個=150万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×100個=170万円

収支 売上150万円-経費170万円=マイナス20万円

つまり、1カ月で100個では足りないということです。では、120個ではどうでしょうか。

3-1-2. 1カ月で120個売れた場合

売上 1.5万円×120個=180万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×120個=190万円

収支 売上180万円-経費190万円=マイナス10万円

まだ足りませんね。では、140個で計算します。

3-1-3. 1カ月で140個売れた場合

売上 1.5万円×140個=210万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×140個=210万円

収支 売上210万円-経費210万円=0円

ようやく収支がマイナスにならず、「0」になりました。月に140個売れれば赤字にはならない、ということです。

 

この収支が「0」になる点を、損益分岐点(そんえきぶんきてん)と言います。損益分岐点を超えると、あとは利益が増えていくことになります。

上の計算をグラフで表すと以下のようになります。

損益分岐点01

※誰にでもわかることを前提に書いているので、かなり端折ってます。

では次に、時間で考えてみましょう。

3-2. 「1万円で仕入れて、1.5万円で売る」ビジネスモデルは、いつ利益がでるか

"いつ"から利益が出るのか、資金200万円でいつまで耐えられるのか、という視点で考えます。

1カ月に何個ずつ売上個数が伸ばせれば、事業を継続できるでしょうか。

3-2-1. 1カ月目は10個、2カ月目は30個、3カ月目は50個というように、月に20個ずつ販売個数が伸ばせると想定

1カ月目
売上 1.5万円×10個=15万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×10個=80万円

収支 売上15万円-経費80万円=マイナス65万円

残金 資金残金200万円-赤字65万円=135万円

2カ月目
売上 1.5万円×30個=45万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×30個=100万円

収支 売上45万円-経費100万円=マイナス55万円

残金 資金残金135万円-赤字55万円=80万円

3カ月目
売上 1.5万円×50個=75万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×50個=120万円

収支 売上75万円-経費120万円=マイナス45万円

残金 資金残80万円-赤字45万円=35万円

4カ月目
売上 1.5万円×70個=105万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×70個=140万円

収支 売上105万円-経費140万円=マイナス35万円

残金 資金残35万円-赤字35万円=0円

 

上の計算をグラフで表すと以下のようになります。

損益分岐点02

つまり、初月10個、月に20個ずつ販売個数を伸ばせる想定だと、4カ月で資金が無くなり倒産します。

損益分岐点を超えるまでに時間がかかり、資金を食いつぶしてしまうパターンです。

 

3-2-2. 資金が300万円あった場合(他の条件は①と同じ)

1カ月目
売上 1.5万円×10個=15万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×10個=80万円

収支 売上15万円-経費80万円=マイナス65万円

残金 資金残金300万円-赤字65万円=235万円

2・3カ月目は省略

4カ月目
売上 1.5万円×70個=105万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×70個=140万円

収支 売上105万円-経費140万円=マイナス35万円

残金 資金残135万円-赤字35万円=100万円

ここがポイント!

当たり前ですが、資金が300万あるので、資金200万の時にショートした4カ月目も乗り越えられました。

5・6カ月目は省略

7カ月目
売上 1.5万円×130個=195万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×130個=200万円

収支 売上195万円-経費200万円=マイナス5万円

残金 資金残60万円-赤字5万円=55万円

8カ月目
売上 1.5万円×150個=225万円

経費 固定費40万円+人件費30万円+仕入れ1万円×150個=220万円

収支 売上225万円-経費220万円=プラス5万円

残金 資金残55万円+黒字5万円=60万円

損益分岐点03

資金が300万円あると、資金ショートする前に損益分岐点を超え収支がプラスとなり好転しています。計算上は継続できるビジネスモデルです。

 

3-2-3. 資金200万円しか準備できない場合、月に何個ずつ販売個数を伸ばせれば倒産せずに継続できるか

最初に準備できる資金には限りがあるので、その資金の範囲内で継続できるか?という視点で考えてみましょう。

損益分岐点04

結論としては、月に26個ずつ販売個数を伸ばせれば、一時的に資金が5万円まで減少しますが資金ショートすることなく継続できます。計算上は。

継続するための最低ラインを知っておきましょう。「月に26個ずつ販売数を伸ばせる」ことが現実的かどうかを考えれば、ビジネスが成り立つかどうかもわかります。

ここに注意!

  • いくつかパターンを見てきましたが、いずれもわかりやすいように簡略化して計算しています。実際にご自身のビジネスを検討するときは、もっと細かく検討してくださいね。
  • 「月に○個ずつ販売個数を伸ばす」のも、ずっと継続するのは困難です。そういう意味でも、このグラフはあくまでも基本を知るためのビジネスモデルの簡単な検討だと思ってください。

この記事で使用したエクセルはこちらからダウンロードすることができます。参考にしてみてください。(使用は自己責任でお願いします。)

簡単なビジネスモデルの損益分岐点計算例

 

4. まとめ

このビジネスモデルには人件費(30万円/月)が含まれていました。これは、あなたが生きていくためのお金です。

よく「自分の生活費はどうにでもなるので含めていません。」とか「5万円あれば生活できます」とかいう方がいますが、これは破綻するパターンです。

実は、当初は僕もそう考えていました。

でも自分の生活が成立していなければ、ビジネスなんてしている場合ではありません。

家賃はどうしますか?食費は?家族がいれば生活費は?学費は?

まずはきちんと生活が成り立つことを大前提にしなければ、自分で事業をおこすとか考えちゃダメです。

きちんと現実味のある計画を立てる。そこがスタートラインです。

\参考になったらポチッとお願いします!/

-事業のはじめ方
-, ,

© 2020 インターネットビジネスラボ