こんな方に読んで欲しい!
- ビジネスで活かせるメール配信サービスを知りたい!
- メルマガを簡単に発行したい!
- blastmail(ブラストメール)の機能が知りたい!
十数年前から顧客との関係構築を図るマーケティング手法の1つとして、「メール配信」は使われてきました。
ここ5年ほどでLINEやメッセンジャーが広まり、友人との連絡手段としては使われる機会が減ってきましたし、ビジネスの世界でも「チャットワーク」などのコミュニケーションツールが広まっていますが、とはいえメールはいまだ現役!
まだまだこれからもメールが使われ、メールマーケティングもまだまだ必要です。
今回は、メール配信システムの1つ、「blastmail(ブラストメール)」について徹底解説します!
もくじ
1. 「blastmail(ブラストメール)」とは?
「blastmail(ブラストメール)」は、株式会社ラクスライトクラウドが提供しているメール配信システムです。
2007年にサービスをスタートさせてから10年以上が経ち、10,200社を超える企業で使われています。有名な企業としては、
- ANA
- MAZDA
- ORIX
- DeNA
- 京セラ
- NHK
- 楽天
- NTTデータ
- CyberAgent
- 京都大学
- 復興庁
- イトーヨーカドー
など、誰もが知っている企業も使っていますね。
ミック経済研究所の調査によれば「9年連続顧客導入数シェアNo.1」とのこと。シェアNo.1が「=最良のシステム」とは言えませんが、1つの指標にはなりますね。
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今回紹介しているblastmailは、ラクスグループのラクスクラウド株式会社が提供していますが、実は同グループのラクス株式会社でも「配配メール」があります。
配信サービスの大きな違いは「規模感」です。配配メールは、月額費用1万円(登録ユーザー10,000件)が最安プランで、メールマーケティングを大きな規模で利用している企業が多いです。
さらに専門担当によるメールマーケティングのコンサルを受けることもでき、規模感が大きいです。
2. 「blastmail(ブラストメール)」のおすすめポイント!
メール配信システムを選ぶにあたって重要なのは、
- コストパフォーマンス
- 到達率の高さ(=十分に対策を行っているかどうか)
- 欲しい機能があるか(グループ設定、一斉・グループ配信、ステップメール、など)
- 操作性が良いか
の4点です。どれが欠けても長く使い続けることはできません。特に、メール配信システムは十数年の歴史があるので、十数年前の画面そのままのシステムもあります。もちろん操作性は悪いです。
メール配信システムを選ぶ時は、この4点を常に考えてください。
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「サポートが手厚いかどうか」はその次くらいですね。慣れてしまえば、サポートはいりません。
2-1. コストパフォーマンスに優れた料金体系
blastmailは、業界トップクラスのハイコストパフォーマンスです。 高機能のシステムを低コストで利用できます。
登録アドレス数 | 月額料金(税抜) | 1件当たりのコスト(税抜) |
3,000件 | 3,000円 | 1.0円 |
5,000件 | 4,000円 | 0.8円 |
7,000件 | 5,000円 | 0.714円 |
10,000件 | 6,000円 | 0.6円 |
13,000件 | 8,000円 | 0.615円 |
15,000件 | 9,000円 | 0.6円 |
20,000件 | 12,000円 | 0.6円 |
25,000件 | 15,000円 | 0.6円 |
30,000件 | 18,000円 | 0.6円 |
40,000件 | 24,000円 | 0.6円 |
60,000件 | 30,000円 | 0.5円 |
70,000件〜 | 35,000円〜 | 0.5円~ |
登録アドレス数によって、料金体系が変わります。 「登録アドレス数3,000件/月額料金3,000円」のプランから契約ができ、1件あたりのコストは0.5円~1円です。かなりリーズナブルですね!
コストパフォーマンスに優れているシステムですので、後は機能を比較しましょう。
2-2. 大企業へ導入実績が多く、信頼できる
blastmailは10年以上の運用、10,200件以上のユーザーを抱えた実績があります。
開発・運営は株式会社ラスクライトクラウドですが、親会社の株式会社ラスクは、東証マザーズに上場している点も良いですね。
2-3. 毎時280万通の業界トップクラスの配信スピード
大量のメール配信は、簡単に思われがちですが、実はプロバイダーの規制を受けたり、迷惑メールに入れられたりして、到達できないことも多々あります。
blastmailは、独自に開発した高速配信エンジンと10年以上メール配信に取り組んできた技術力から、高い到達率と1時間に280万通の大量メール送信が実現されています。
2-4. 洗練された操作性の高いシステム
blastmailのコンセプトに、「初心者でもかんたんにメール配信をできるようにしたい」という思いがあります。
そのため、メール配信システムでは、マニュアルを読まずに直感的に利用できるシステムとなっており、配信業務で必要な機能だけに絞り込まれています。
2-5. 手厚いサポート
blastmailを利用すると、手厚いサポートを受けることができます。 以下の「電話」と「メール(フォーム)」にて対応をしています。
- TEL:03-6862-7327(平日10:00〜17:00)
- メール:お問い合わせフォーム
新しいメルマガスタンドに申し込んだらサポートの電話がかかってきた! こんな会社あるんやね。 素晴らしいと思います。 わからない所全部聞けました! この実績もうなずけます。 オススメですね。#ブラストメール pic.twitter.com/mabukAwU3P
— 森よしあき|ネットショップアドバイス|シニアIT&ECサポート (@studiopasscom) 2019年7月17日
3. 「blastmail(ブラストメール)」のイマイチなポイント!
3-1. ステップメールの機能がない
blastmailには、ステップメールの機能がありません。ステップメールを利用するのであれば、他社製品を検討しましょう。
さらに詳しく!
ステップメールについては、こちらの記事で徹底解説しています!
3-2. 無料プランを継続して利用できない
blastmailには、継続して利用できる無料プランがありません。100件程度のアドレスに対して配信する場合、無料で利用できるメール配信システムもありますので、とりあえずそちらで運用を始めて、規模が大きくなったら別システムを検討するのもアリです。
4. 「blastmail(ブラストメール)」の登録方法
4-1. 申し込みプランの選択(無料お試し)
blastmailのトップ画面に移動します。
画面右上の「無料お試し」をクリックしすると、下の申し込みフォーム画面が表示されます。
- 会社名(屋号でもOK)
- お名前
- 電話番号
- 希望ID
を入力して、「無料お試しを始める」をクリックすると、申し込み完了画面が表示されます。
ここがポイント!
管理画面のログインURL・ログインID・パスワードが記入された、アカウント開設完了メールが届きます。
記載されているURLをクリックすると、ログイン画面が表示されますので、IDとパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
管理画面が表示されればログイン完了です!
5. 「blastmail(ブラストメール)」の使い方
次に、blastmailの使い方を解説します。いろいろ機能がありますが、重要な次の機能を解説します!
- 読者の登録
- テキストメールの配信
- レポート機能
- HTMLメールの配信
5-1. 読者の登録
メール配信システムは、「読者(=配信先)」がないと始まりません。すでに会員がいらっしゃる方は、そのリストを登録しましょう。
登録方法は3つあります。
- 管理画面上で、1人1人登録(個別登録)
- 管理画面上で、CSVを読み込んで一括登録(一括処理)
- 登録フォームから登録
ここがポイント!
最初は勝手がわからないと思いますので、個別登録から自分のアドレスを登録して、送信したり受信したり試してみることを強くお勧めします!「8-1-1. 読者を登録する(個別登録)」を見て、自分のアドレスを登録してみましょう!
5-1-1. 読者を登録する(個別登録)
左メニューの「個別登録」をクリックして、「個別登録」画面を表示します。
表示された設定項目は、
- 状態:「配信中」←基本はコレを選択 「配信停止」「エラー停止」「解除」「削除」
- 氏名
を入力し、「確認」ボタンをクリック、登録確認画面へ移動するので「登録」ボタンをクリックします。簡単ですね!
ここがポイント!
登録できたら、このタイミングでテスト配信を行うと良いでしょう。「氏名」「E-Mail」以外の必要な項目も、見えてきます。
送信方法は、「8-3. テキストメールの配信」で解説しています。
5-1-2. 読者を登録する(CSVで一括処理)
すでに購読者リスト(メールアドレスを含む会員情報)を持っている場合は、CSVで一括登録が便利です。
ここがポイント!
メニューの順番から「一括処理(CSVで一括登録)」を解説しますが、すでに購読者リストがある場合は、
- 8-1-3. 登録する項目を追加する(デフォルトの項目)
- 8-1-4. 登録する項目を追加する(自分で決める項目)
を先に設定してくださいね。
左メニューの「一括処理」をクリックして、「一括処理」画面を表示します。次に、登録用CSVの「ダウンロード」をクリックしてください。
ダウンロードできたら、登録用CSVを開きます。エクセルで開けばOKです!
準備された項目にデータを入力します。直接入力だけでなく、既存のリストからコピペでもOK!保存をお忘れなく!
「ファイルを選択」ボタンをクリックするとフォルダが開きますので、入力したCSVファイルを選択し、「アップロード」ボタンをクリックします。
以下のような画面が表示されれば登録完了です。成功数を確認してくださいね!
5-1-3. 登録する項目を追加する(デフォルトの項目)
「氏名」「E-Mail」だけではきっと項目が足りませんよね?必要な項目を追加しましょう!
「個別登録」だと下の図の「項目設定」のリンクをクリックします。左のメニューの「項目設定」をクリックしてもOKです!
よく使われる項目が準備されていますでの、使いたい項目をチェックして選択します。
ここがポイント!
使用:その項目を使う場合は、クリックして「✓」を入れてください。
必須:その項目を使う場合で、必須にしたい場合はクリックして「✓」を入れます。
表示:その項目を使う場合で、登録フォームに表示させる場合はクリックして「✓」を入れます。(「✓」を入れなければ、表示されません!)
- 会社名
- 氏名フリガナ
- 会社名フリガナ
- 所属部署
- 役職
- 担当者名
- 担当者名フリガナ
- 郵便番号
- 都道府県
- 市町村・区・都
- 以下の住所
- 電話番号
- FAX
- 生年月日
- 性別
- 未既婚
- パスワード
- サイトからのお知らせメールを希望
確認画面で画面下部の「登録」をクリックすると、編集完了画面が表示されます。
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5-1-4. 登録する項目を追加する(自分で決める項目)
デフォルトで準備されている項目では足りない場合もあるでしょう。そのような時のために、項目は追加作成できます!
「個別登録」だと下の図の「項目設定」のリンクをクリックします。左のメニューの「項目設定」をクリックしてもOKです!
「項目設定」画面左上の「新規項目」をクリックします。
「項目設定」の画面が表示されます。
まず、①でどんな項目を追加するか、形式を選択します。
- テキストボックス : 自由に文字入力できる枠を表示
- プルダウン : 用意した選択肢をプルダウンで表示し、1つだけ選択させる
- ラジオボタン : 用意した選択肢を並べて表示し、1つだけ選択させる
- チェックボックス : 用意した選択肢を並べて表示し、複数選択させる
- 電話番号入力 : 3つの枠が容易されていますので、分けて入力
- E-Mail入力 : 2つの枠が容易されていますので、分けて入力
- 郵便番号入力 : 郵便番号を入力し
- 年月日入力 : クリックして選択
- 更新時間記録 : 入力した時間をきろくする際に指定
- パスワード : パスワードを決める時に使う
次に②に項目名を入力して、「③確認ボタン」をクリックします。これを繰り返して、必要な項目を作っていきます。
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例えば、①で「郵便番号入力」を選んだ場合は、②に「郵便番号」のように入力します。
これで項目の作成は完了です!
5-1-5. 登録・解除フォーム
あなたのWebサイトなどに設置する登録・解除フォームを作成します。
左メニューの「登録・解除フォーム」をクリックします。
① 登録画面の設定ボタン:登録画面に表示される言葉を変更することができます。
② 完了画面の設定ボタン:完了画面に表示される言葉を変更することができます。
③ 確認メールの設定ボタン:確認メールの「送信元アドレス、BCC、件名、本文」を変更できます。
あなたのWebサイトに「登録フォーム」を埋め込む場合は、「埋込用HTMLを表示」をクリックします。
これをコピーして、あなたのWebサイトに貼り付けてください。
QRコードを表示してスマホ読ませる場合は、「QRコードを表示」をクリックします。
これをダウンロードして、あなたのWebサイトに貼り付けてください。
さらに詳しく!
解除フォームも操作は同じです!
5-2. 送信元アドレスの設定
次に「送信元アドレス」の設定を行いましょう。「どのアドレスから送信されたことにするか」を設定できます。
左メニューの「送信元アドレス」をクリックし、「+新規登録」をクリックします。
「新規登録」画面が表示されます。表示名は「〇〇メールマガジン」などの名前を入力してください。送信元アドレスも、任意のアドレスを入力してください。
- 表示名
- 送信元アドレス
送信元アドレスが追加登録されました!
5-3. テキストメールの配信
次に、テキストメール配信について説明します。
5-3-1. テキストメールの作成
左メニューの「テキストメール」をクリックします。
テキストメール画面が表示されますので、以下の項目を設定・入力します。
- 宛先:全登録者 / PCのみ(携帯以外) / 携帯のみ
- 件名
- 本文
- クリック測定
- ファイル添付
- E-mail(テスト配信)
- 配信日時
- バックナンバー
設定が終わったら「確認」をクリックします。
「確認」画面が表示されます。
メールを配信するために「登録」をクリックします。
配信予約完了画面が表示されます。
予約一覧画面をクリックすると、登録したメールが表示されます。
状況を確認すると「配信待ち」と表示されます。
指定の時刻になると、メールが配信されます。受信メールの例は次の通りです。
配信が終わると、予約一覧から該当のメールが削除されます。
配信履歴をクリックすると、配信状況を確認できます。
5-3-2. 差し込みコードの使い方
差し込みコードの使い方を説明します。
画面右下の「埋め込みコード」をクリックします。差し込みコードをクリックすると、次の表が表示されます。
本文に、コピーアンドペーストをして利用できます。入力した差し込みコードは、メール配信時に置き換わります。
5-3-3. クリック測定機能の使い方
メール配信の本文中にURLを含めることがあります。あなたのWebサイトへの誘導だったり、アフィリエイトリンクを入れたりしますよね?
いったいどのくらいの人がクリックしてくれているか、確認することで今後のメールマーケティングに活かすことができます。
本文にURLを入力した状態で、クリック測定「URLを選択する」をクリックします。
さらに詳しく!
自動的にURLが検出されるので、クリック測定を行わないURLの『✓』を外してください。
本文内のURLがクリック測定用のURLに変換されます。
5-4. メールのレポート確認
URLのクリック状況を確認できるレポート機能について説明します。
左メニューの「配信履歴」をクリックします。
配信履歴画面で右にスクロールして「詳細」をクリックします。
「クリック測定」画面が表示されます。
こちらの画面で「クリック数」と「配信数」といったデータを確認できます。
5-5. HTMLメールの配信
次に、HTMLメールの配信方法について説明します。(テキストメールと重複する箇所は省略しています。)
5-5-1. HTMLメールの作成
左メニューの「HTMLメール」をクリックします。
上部メニューの「レイアウト集」を選択すると、
- Myテンプレート
- レイアウト集
- 限定デザイン
- 過去のメール
- 独自HTMLアップロード
の中から、HTMLメールを選択できます。
今回は、「レイアウト集」について説明します。
レイアウト集の中から、好きなレイアウトを選択します。
レイアウトを選択したら、画像をクリックします。
画像のアップロード画面が表示されます。
「PCからアップロード」もしくは「フリー画像を選択」して、ファイルをアップロードします。
画像の設定画面が表示されます。
「画像のサイズ」「画像のリンク」を設定したら、「適用」をクリックします。
レイアウト内に、画像が追加されます。
続いて、「テキストを入力してください。」の箇所をクリックして、文章を入力します。
また、SNSの画像をクリックして、SNSのリンク設定をします。
SNSのリンク設定では、「LINE」、「LinkedIn」、「Pinterest」といった様々なSNSのリンクを設定できます。
次に代替テキストの設定をします。
HTMLメールが使えない場合のために、代替テキストを入力します。
入力が終わったら「保存して次へ」をクリックします。
テキストメールと同様に、「宛先」・「件名」・「配信日時」・「バックナンバー」の設定をして「登録」をクリックします。
確認画面が表示されます。問題がなければ、「OK」をクリックします。
予約一覧にメールが登録され、配信されます。こちらで、HTMLメールの作成は完了です。
さらに詳しく!
6. まとめ
今回は、メール配信サービスの中でもコストパフォーマンスに優れ、名だたる企業で導入されている「blastmail(ブラストメール)」について徹底解説してきました!
「コストを抑えて運用したい」「HTMLメールを配信したい」「手軽に使いたい」というニーズをお持ちの方にオススメなメール配信システムです。 10年以上前にリリースされたシステムですが、バージョンアップを繰り返し、操作性は抜群!初見でもかなり使いこなせます。
ただしステップメールが使えませんので、その点だけお気をつけください。
ステップメールなしで良いなら、もっともお勧めするメール配信システムです!