- 一般に公開する記事と、特定の人だけに公開する記事を分けたい!
- パスワードを設定して、閲覧できる人を限定したい!
- 特定のカテゴリー記事に、パスワードを設定したい!
webサイトの運営をするなかで、会員限定の記事を書くことがあります。会員特典としてプレゼント企画をしたり、有益な情報をいち早く公開したり。WordPressには、記事ごとにパスワードをかけて限定公開にする機能は、標準機能として備わっています。
しかし、特定のカテゴリーの記事に一括でパスワードを設定する機能は、標準機能にはありません。数百記事を書いてから、「やっぱり、このカテゴリーは限定公開にしたい!」と思っても、該当記事を1つ1つ設定変更するのは、時間の無駄です。
そんな時に超便利な、パスワードを設定して簡単に閲覧を制限できるプラグイン「Access Category Password」の導入方法や使い方について徹底解説します!
「Access Category Password」のメリット
カテゴリーにパスワードを設定するには、WordPressのファイルをいじらなければなりません。
プログラミングの知識が必要になりますが、もちろん初心者には難しい作業です。しかし、プラグインなら有効化して少し設定をするだけ!プログラミングやセキュリティといったような専門的な知識を持っていなくてもパスワードを設定できます。
また、プラグインの設定方法も、手順を覚えてしまえば1分でパスワードを設定することができます!
記事ごとにパスワードを設定するのではなく、あくまでも選択したカテゴリーに対してのみパスワードの設定ができるプラグインです。
「Access Category Password」の導入方法
「WordPress管理メニュー>プラグイン>新規追加」から、プラグインの新規追加をします。
右上の検索欄に「Access Category Password」と入力しましょう。打ち間違えると出てこない可能性がありますので、この記事からコピー&ペーストすることをおすすめします。
検索すると、1番目に今回導入するプラグインが表示されますので、「今すぐインストール」を選択してください。
インストールが完了したら「今すぐインストール」ボタンが「有効化」ボタンに変わるので、「有効化」ボタンをクリックして、「Access Category Password」を有効化したら、プラグインの導入は完了です!
「Access Category Password」の設定方法
必須の設定項目は、驚くほど少ないです。プラグインを導入したらすぐに済ませてしまいましょう。
日本語にも対応しているため、設定画面の説明を読みながら進めることもできますよ!
パスワードと対象のカテゴリーを設定する
まずはパスワードとパスワードをかける対象のカテゴリーを設定します。設定する画面に移動しましょう。
[WordPress管理メニュー「設定」>「Access Category Password」]を選択します。
設定画面に移動してきました。ここで設定する項目は下記の4つです。
- パスワード
- 対象カテゴリー
- 許可ユーザー
- 情報メッセージ
パスワード
まずはパスワードを設定しましょう。閲覧するために必要となるパスワードの文字列を入力してください。未入力の場合は「パスワード:acpwdpass」となります。
初期パスワードのままでは安全面的にも問題がありますので、何かしらのオリジナルパスワードを設定しましょう!
対象カテゴリー
次に、パスワードを設定するカテゴリーを選択します。
一つのカテゴリーでも複数でも、パスワードを設定したいカテゴリーにチェックを入れましょう。画像ではテスト用に「ロックのテスト」というカテゴリーにチェックを入れています。
許可ユーザー
「パスワードを入力しなくても閲覧できるユーザー」を設定する場合には、対象者にチェックを入れましょう。
管理者や編集者はWebサイトを管理している側であるため、パスワードを入力しなくてもカテゴリーが見られるように設定してもいいでしょう。
今回は特に許可ユーザーを設定していません。つまり、管理者であってもパスワードの入力を求められます。
情報メッセージ
続いては、パスワードを入力する画面の表示を設定していきましょう。
デフォルトのままでもいいですが、下記の画像のように少し堅い表現なので変更した方がいいでしょう。ご自身が運営しているWebサイトの雰囲気やコンセプトに合わせて入力してみましょう。
下記の参考画像はデフォルトのままにしています。
「エラーメッセージ」は、パスワードが間違っていた時に出る文章です。ユーザーにパスワードが間違っていることを伝えるものなので、はっきり分かりやすい表現の方がいいです。
「検証ボタンのテキスト」は、パスワードを送信するボタンに表示される文字です。パスワード送信ボタンであることがわかるように設定しましょう。
設定は以上です。すべて設定したら「変更を保存」ボタンを押すことを忘れないようにしましょう。
実際の動作を確認する
設定が完了したら、実際に反映されているかどうかを確認しましょう。うまく反映されていない場合はもう一度設定を確認してください。
今回はテスト用に「ACPテスト用の記事」としてパスワードを設定する記事を作成しています。
画像に表示されている通り、記事を閲覧する時にパスワード入力を求められます。「情報メッセージ」で設定した文章が表示されていることを確認してください。
次に、設定したパスワードを入力して「アクセス」ボタンをクリックします。
正しいパスワードを入力したら無事に記事が表示されました!
あえて誤ったパスワードを入れてみて、「エラーメッセージ」が表示されるかどうかも確認した方がいいでしょう。
すべての設定が完了して、webサイト全体に反映されたかどうかを確認してください。
まとめ
WordPressの記事カテゴリーごとにパスワードを設定することができるプラグイン「Access Category Password」の導入方法や設定方法について徹底解説しました。
プログラミングなどの専門的な知識がなくても、プラグインとして導入するだけでカテゴリーにパスワードを設定できるようになります。webサイトの運用を開始してから「やっぱりこのカテゴリーは会員限定にしておけばよかった!」というような時に活躍するでしょう。