- イベントの予定をwebサイトで公開したい!
- 企画やメンバーごとにイベントを公開したい!
- イベント予定を見た人とコミュニケーションを取りたい!
自分で事業や副業を行っていると、定休日やイベントの予定をwebサイトで公開し、集客することもあると思います。イベントがいくつか予定されているのであれば、多くの人が慣れ親しんでいるカレンダー形式での表示がおすすめです!
今回は、イベントの予定をカレンダー形式でwebサイトに表示させることができるプラグイン「All-in-One Event Calender」の導入方法と使い方、メリットについて徹底解説します!
「All-in-One Event Calender」とは
「All-in-One Event Calender」とは、webサイトを訪問したユーザーが見やすいように、イベント情報をカレンダー形式で表示できるプラグインです。
「All-in-One Event Calender」で表示されるカレンダーは、訪問者が表示形式を選べるようにしてあるため、「月ごと」で表示させたり「イベントごと」に表示させたりができます。
イベント拠点や担当者、イベントの内容などで表示し分けることも「All-in-One Event Calender」なら可能です。
「All-in-One Event Calender」のメリット
「All-in-One Event Calender」は初期設定をしなくても、簡単にカレンダー形式で、予定を固定ページに表示させることができます。
また、イベントの予定をwebサイト上で見たユーザーが、担当者にメッセージを送れたり、ユーザー自身のGoogleカレンダーに予定をそのまま追加したりできる点も便利ですね。
- 無料で利用できる
- イベント内容や担当者、拠点ごとに複数のイベントカレンダーが設置できる
- ショートコードでカレンダーを表示し分けることができる
旧バージョンのPHPの場合、カレンダーが正常に表示されないことがあります。PHPのバージョンを変更できないレンタルサーバーを使っている場合は「All-in-One Event Calender」を利用できないことがあります。
「All-in-One Event Calender」の導入方法
「All-in-One Event Calender」はWordPress公式プラグインなので、「WordPress管理画面>プラグイン>新規追加」から簡単にインストールできます。
「All-in-One Event Calender」のインストール方法
右側のキーワード検索テキストボックスで「timely event」 と検索すると1番目に表示されますので、「今すぐインストール」をクリックし、有効化します。
「All-in-One Event Calender」は似たような名前が多いプラグインで、普通に検索しただけでは見つかりにくいので、製作者の名前とプラグインの名前の一部を使って検索します。
インストール済みプラグイン一覧に「All-in-One Event Calender」 が表示されていればインストール完了です。
無料アカウントの取得
「All-in-One Event Calender」は、無料のアカウント登録が必要です。と言っても、3分で終わります。
アカウント登録は「WordPress管理画面>イベント>有効にする」からプラグインのページに入り「Sign in」をクリックします。
ログインページが表示されますが、この時点ではアカウント登録されていないので、右上の「New here? Create an account(アカウントを作成する)」から新規アカウント登録をします。
アカウント登録といっても
- 名前
- メールアドレス
- パスワード
- パスワード(確認)
を入力し、⑤「NEXT」をクリックするだけの簡単なものです。名前は本名でなくてもかまいません。
「All-in-One Event Calender」の設定方法・使い方
プラグイン「All-in-One Event Calender」の設定方法
「All-in-One Event Calender」は、設定しようと思えばかなり細かく設定できますが、初期設定のままでも十分利用できます。
ただし、イベントの開催場所を地図で表示させるためには「Google Maps Platform」というビジネスアカウントの登録をして「Google Maps APIキー」を取得する必要があります。
「Google Maps Platform」は、地図へのアクセスに応じて課金されるシステムですが、1年間、月間200ドル(約22,000円)まで無料利用できます。
イベントの地図は、イベントの詳細欄にGoogle Mapのリンクを直接埋め込む方法もありますので、無理に「Google Maps APIキー」を取得する必要はありません。
プラグイン「All-in-One Event Calender」の操作方法
最近実際にあった「マグロバーガー」の路上販売をサンプルとして説明します。
主催者を追加する
- イベントの主催者が複数人いる
- イベントの内容別でカレンダーを分けたい
このような場合は「カテゴリー」を追加します。
カテゴリーを追加するには、「WordPress管理画面>イベント>主催」から新規カテゴリーを追加します。
①名前 … 主催する担当者もしくは規格の名前を入力
②スラッグ … カレンダーを表示させるショートコードに使用(英語で記入)
③説明 … カテゴリーを区別するための説明を入力
④カテゴリー画像 … 担当者や企画を区別するために登録
予定を追加する
予定を入力するには、「WordPress管理画面>イベント>新しく追加」から入力します。
「All-in-One Event Calender」では、③「タイトル」と④「イベント日付と時刻」を入力するだけでもカレンダーに予定を表示させることができます。
カレンダーを表示する
「All-in-One Event Calender」はショートコードを使ってカレンダーを表示します。記事や固定ページ、サイドバーなど、ショートコードが使える場所であればどこにでも表示できます。
次のショートコードは、最も基本的なショートコードで、「月ごと」のカレンダーを表示します。
[ai1ec view="monthly"] Copy
次は、月ごとのカレンダーを「主催者」別に絞り込みを行って表示させます。
絞り込みを行うには、「4-2-1. 主催者を追加する」で主催者を登録した時に設定したスラッグを使います。
[ai1ec view="monthly"cat_name="カテゴリスラッグ"] Copy
次は、イベントの予定を「一覧」で表示させます。
[ai1ec view="agenda"] Copy
まとめ
今回は、WordPressプラグイン「All-in-One Event Calender」についてお伝えしました。とてもシンプルなプラグインですので、迷うことはないと思います。
一覧表示だと曜日や日付を直観的に理解しにくいかもしれませんので、カレンダー形式がお勧めです。
なお、表示されるイベントの回数が月に1~2回だと、カレンダー形式にした時に「イベントが少ない!」という印象を持たれるかもしれません。この場合は一覧表示の方が良いですね。