こんな方に読んで欲しい!
- ブログを検索上位に表示させたい
- 共起語をブログに役立てたい
SEO対策を行っていると「共起語」という言葉を耳にしますが、うまく使いこなせているでしょうか?
共起語は、ブログ記事を上位表示させるうえで重要な要素であり、トップブロガーは当たり前のように使っています。
この記事では、「共起語とは?」といった解説から、「共起語のSEO効果」「共起語の調べ方・使い方」までを解説していきます。
上位記事に勝つための戦略となるので、この記事で使い方までマスターしましょう。
1. 共起語とは
共起語(きょうきご)とは、特定のキーワードとともに利用される、関連性の高いワードを指します。
例えば「スマホ」というキーワードの共起語は、「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「iPhone」「SIM」などが共起語として挙げられます。
また「スマホ アプリ」というキーワードの共起語は、「LINE」「Youtube」などの具体的なアプリ名が共起語として挙げられるでしょう。
共起語は、キーワードから連想される(共起される)ワードであり、キーワードを補完する役割を持ちます。
2. 共起語は時代遅れのSEO対策か?
共起語の概念が誕生したのは、Googleが検索エンジンをはじめた1999年頃といわれています。
当時の検索エンジンは、今よりはるかに能力が低く、検索上位に表示するにはとにかくSEOキーワードを詰め込みまくるのが得策とされていました。
単語の出現率やmeta keywordからキーワードを判断していたため、キーワードを詰め込んだ価値の低いコンテンツでも上位表示されていました。
しかし、パンダアップデートやペンギンアップデート、ハミングバードアップデートなどにより、検索エンジンはより詳しくテキストの分析ができるようになりました。
そのため現在のSEOでは、良質なコンテンツをつくることこそが最大のSEO対策とされ、コンテンツに共起語を入れ込む必要性がなくなったといえます。
ようするに、不自然に共起語を使うことは、かえってマイナスになることもあり得るということです。
では完全に共起語は不要かといえば、そんなことは全くありません。
検索エンジンは、コンテンツの専門性や網羅性をもとに「良質なコンテンツ」と評価します。
そのため、専門性や網羅性の高いコンテンツを作ることが重要となりますが、そのために共起語が重要となります。
自然と共起語がたくさん入ったコンテンツは、専門性で網羅性の高いコンテンツになりやすいということです。
3. 共起語のSEO効果
共起語は、Googleなどの検索エンジンに対して、重要な2つの役割を担います。
- コンテンツの内容を充実させる役割
- 評価されるコンテンツを調べる役割
それぞれについて、解説をしていきます。
3-1. コンテンツの内容を充実させる役割
検索エンジンは、専門性と網羅性の高い「良質なコンテンツ」を評価しますが、共起語を使うことで専門性と網羅性を高めることができます。
例えば「小型犬 かわいい」をテーマに書いた以下の2つの記事を見比べてください。
小型犬は顔立ちやしぐさ、人懐っこいところが可愛らしいポイントだ。
チワワ、ダックスフント、パピヨンなどの小型犬はつぶらな瞳が印象的な顔立ちや、「おすわり」「お手」などのしぐさ、人懐っこいところが可愛らしいポイントだ。
見比べるとわかる通り、2つは同じような文章を書いていますが、後者は小型犬を連想する「共起語」を多く使っています。
その結果、前者よりも後者の文章は比較すると具体的になっています。
共起語を使うことで、コンテンツ内容が具体的になり、専門性・網羅性の高い文章になるといえます。
3-2. 評価されるコンテンツを調べる役割
検索エンジンは、検索ユーザーにとって「良質なコンテンツ」を上位表示します。
そのため、上位表示されるコンテンツの中にどんな共起語が出現しているかを調べれば、どんな共起語を使っているコンテンツが専門性と網羅性が高いのか参考にできます。
ということは、検索上位の共起語を頭に入れてコンテンツを作れば、「良質なコンテンツ」が作りやすくなるといえます。
ここに注意!
検索上位コンテンツを分析しても、上位記事の「権威性」が高ければ、そもそも勝ち目がありません。
まずは戦える相手なのか、検索上位コンテンツの権威性を「MOZBar」で調べてみるといいでしょう。
[blogcard url=”https://iblab.net/mozbar/”]
4. 共起語を調べる方法5選
ここでは、簡単に共起語を調べる方法を5つ紹介します。
有料のツールも存在しますが、無料で使える方法に絞って紹介します。
4-1. Google検索
もっとも簡単な方法は、Google検索です。
Google検索の上位コンテンツは、Googleから「良質なコンテンツ」と評価されているため、共起語もうまく使った専門性と網羅性の高いコンテンツと評価を受けています。
そのため、上位コンテンツを分析することでGoogleがどんなコンテンツを評価しているのか分析することができます。
おすすめとしては、検索上位5~10記事を見て、どんな共起語が使われているのかをチェックする方法です。
4-2. 共起語検索ツール
キーワードの共起語を気軽に調べたいときは、「共起語検索ツール」を利用するといいでしょう。
こちらは、Google検索のTOP30サイトを対象に、共起語を検索してくれるツールです。
TOP30サイトなので、評価が特に高い訳でもないサイトも評価対象となっているのが残念なところ。
より正確な共起語を検索する場合は、次に紹介するツールがおすすめです。
4-3. サクラサクラボ 共起語調査ツール
共起語検索ツールよりも正確に共起語を調べたいときは、サクラサクラボの「共起語調査ツール」が便利です。
無料の会員登録が必要になりますが、Google/Yahoo! の検索結果上位のページで頻出するワードが調査できます。
共起語の調査には、30分程度、リクエストが多い場合は、数時間から数日かかる場合があるので、予め調べておくといいでしょう。
4-4. コンテンツサーチ
「コンテンツサーチ」は、検索エンジン上位ではなく、Facebookで反響を得ているコンテンツを探すことができるツールです。
調べたいキーワードを検索すると、Facebookでのいいね・シェア・コメント数が上位から表示されます。
また、「関連ワード」機能を使えば、以下のように品詞別の出現キーワードが表示されます。
それもFacebookで反応があったものだけに絞って表示できるため、SNSで反響を得ているコンテンツの共起語を調べるのに役立ちます。
4-5. AIテキストマイニング
特定記事の共起語を調べたい場合は、「AIテキストマイニング」がおすすめです。
こちらのツールは、登録不要で1万文字までの文章で、頻繁にでてくるワードを調べることができます。
検索上位コンテンツをコピーペーストすることで、どんな言葉を使っているかを品詞に分けて調べることができます。
また、2つの文章を比較できるので、自分のコンテンツの共起語と検索上記コンテンツの共起語を比較して、分析することに役立ちます。
なかなか検索順位の上がらないコンテンツを、どのようにリライトするべきかを考える際に役立ちます。
5. まとめ
共起語は、それ自体にSEO効果はないものの、コンテンツの専門性・網羅性を高める上で重要なワードです。
検索エンジンが「良質なコンテンツ」を上位表示するようになってからも、共起語の存在は重要であることに変わりなく、上記表示の共起語分析も変わらず重要といえます。
今回紹介した方法を駆使し、検索上位コンテンツの共起語を調べ、自身のブログに役立てるといいでしょう。